水の飲みすぎは不調を引き起こす!? 驚きの食習慣を医師が解説!

水の飲みすぎは不調を引き起こす!? 驚きの食習慣を医師が解説!

日常生活の中でも、体熱を上げるための方法はさまざまあります。これまでの認識を覆す新しい食習慣を、さっそく生活に取り入れてみましょう。

このコンテンツの監修者は……

水の飲みすぎは不調を引き起こす!? 驚きの食習慣を医師が解説!
出典: FASHION BOX

石原結實 (いしはら ゆうみ)さん

【Profile】
1948年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食事指導による治療法を実践。メディアへの出演や書籍の出版、講演会などの実施に加え、伊豆の保養所「ヒポクラティック・サナトリウム」の運営を通じて、これまでに5万人近くの患者の健康増進、体調改善・回復を実現したカリスマ医師。著書は『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『生姜力』(主婦と生活社)、『「医者いらず」の食べ物事典』(PHP研究所)など、300冊を超える。

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1:カテキンパワーの緑茶も飲みすぎで冷えを引き起こす

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緑茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、がんや動脈硬化の予防が期待できるので、緑茶をたくさん飲む人も多いかもしれません。しかし、飲みすぎると、体の冷えを招きます。毎日飲むのであれば、カフェインが少なく低刺激の番茶がおすすめ。緑茶と番茶は同じ茶葉からできていますが、漢方医学的に番茶は体を温める効果があります。紅茶や烏龍茶なども体を温めてくれます。しょうが紅茶も実践してみて。

2:糖質制限ではなく栄養バランスを重視する

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最近では、ごはんなどの主食を控える「糖質オフ」がダイエット法や健康法として取り沙汰されています。しかし、主食である穀物を制限すると、必要な栄養素をバランスよく摂れないためおすすめできません。また、糖質オフダイエットでは「肉は好きなだけ食べていい」などといわれていますが、脂質の摂りすぎは体を冷やし、悪玉コレステロールを増やします。「温め食材を意識したバランスのよい献立で、腹八分目」がベストです。

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3:食べすぎると体は冷える 腹八分目を心がけて

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「たくさん食べると体が温まる」というイメージは間違い。食事をすると、消化のために内臓に血流が集中します。その結果、熱を生み出す主要な部分である筋肉にめぐる血流が減り、体を冷やしてしまいます。それだけでなく、食べすぎは肥満、高血糖、高脂血症などにつながり、心臓病や脳卒中といった重大な病気を招きかねません。食べるときは腹八分目を心がけ、体を温める食材を摂るようにしましょう。

4:朝食は不要。温めドリンクでプチ断食

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健康のために朝食は抜かないほうがよい、といわれていますが、必ずしもそうとは限りません。むしろ朝食を抜くことで、カロリーを抑えて老廃物の排泄も促してくれます。これは、朝食を抜くと前日の夕食から翌日の昼食まで“プチ断食”の状態になるためです。とはいえ、糖分がないと力が出ないので、しょうが紅茶やにんじんとりんごを絞った生ジュースなどの温めドリンクだけを摂るのがおすすめ。朝食抜きだと体の調子がよくないと感じるなら、プチ断食は中止して。

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5:健康効果のある酢も体を冷やす食材だった

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酢は血圧を下げたり、血液中の脂肪を減らすといった健康効果があり、ダイエットや健康によいと注目されています。しかし、酢は体を冷やす食品に分類されます。食べ物にコクを出す力もあるので、減塩食などで多く用いられますが、冷えが気になる人にとっては、過度な減塩も酢の多用も逆効果になりうるのです。体を温めるという観点では、酢は控えるのがよいといえます。ただし、酢の中でも黒酢は体を冷やしません。

6:果物を食べるなら寒い地域で穫れたものを

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果物はビタミンやミネラルが豊富で、健康にも美容にもよいとされています。ただし、選び方を間違えると体を冷やす可能性があるので注意が必要です。みかん、バナナ、パイナップルなど、温かい地域で穫れる果物は、体を冷やしやすいです。一方で、りんご、ぶどう、さくらんぼなど、寒い地域で穫れる果物は体を冷やさないので、果物を摂るときはこれらの種類を選ぶようにしてみてください。

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7:水の飲みすぎは「水毒」を引き起こす

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ダイエットのために水をたくさん飲んでいる人も多いかもしれませんが、漢方医学において水分の摂りすぎは禁物。体の中に余分な水分がたまり、体が冷えてさまざまな不調をきたします。これを「水毒」といいます。水毒は肥満、循環器障害、更年期障害、自律神経失調症といった病気を引き起こすことも。漫然と水を大量に飲むのではなく、体を温めて代謝を上げ、上手に水分を排出してから飲むように心がけましょう。

8:女性の味方、豆乳は無調整をホットで

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豆乳に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするので、更年期障害や婦人科系の不調改善に役立つとされています。ただし、飲み方には注意が必要です。冷たい豆乳は体を冷やしてしまうため、温めて飲みましょう。できれば添加物の少ない無調整のものがおすすめです。無調整豆乳は飲みづらいという人は、黒糖やはちみつを加えれば飲みやすくなります。

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(抜粋)

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TJ MOOK『体を温める! しょうが味噌でずっと健康!』
監修:石原結實

編集:野村枝里奈(EYEBOX)
文:mao
撮影:柴田佳彦、萩原一秀(EYEBOX)
イラスト:中村千尋(EYEBOX)
写真協力:Shutterstock
WEB編集:FASHION BOX
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