手先や足先が冷たくなるつらい冷え。そんなときは、体を温める飲み物で体の芯からぽかぽかに! 原材料や色に注目して、冷え知らずの体を目指しましょう。
このコンテンツの監修者は……
石原結實 (いしはら ゆうみ)さん
【Profile】
1948年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食事指導による治療法を実践。メディアへの出演や書籍の出版、講演会などの実施に加え、伊豆の保養所「ヒポクラティック・サナトリウム」の運営を通じて、これまでに5万人近くの患者の健康増進、体調改善・回復を実現したカリスマ医師。著書は『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『生姜力』(主婦と生活社)、『「医者いらず」の食べ物事典』(PHP研究所)など、300冊を超える。
【オススメ記事】
りんごは栄養の宝庫で冷え知らず! 北国の果物は体温が上がる!
体が温まるしょうが紅茶がおすすめ:紅茶
お茶はインドが原産なので、本来は体を冷やす飲み物です。インドを統治していたイギリス人が、緑茶のあまりのおいしさに、イギリスに持ち帰って飲んでみたところ、体が冷えておいしくないと悟り、やがて紅茶を飲むようになりました。紅茶の葉も、緑茶に使われている葉と同じものですが、発酵させることで赤色に変化し、陽性食品となります。
紅茶には体を温める効果はもちろん、豊富に含まれたカテキンの殺菌・抗毒作用や活性酸素の除去作用で病気の予防に効果を発揮してくれます。紅茶に含まれるカテキンの量は、玉露の次に豊富なのです。また、カフェインには覚醒作用、利尿作用があり、ストレス解消に役立ちます。
紅茶にしょうがと黒糖(もしくははちみつ)を入れて飲むしょうが紅茶は、むくみ取りや血圧降下などの効果が期待できるのでおすすめです。また、風邪でのどが痛いときには紅茶でうがいをすると痛みが和らぎます。
【オススメ記事】
「熱い飲みものはがんの原因になる」って本当? 教えて、お医者さん!
お燗にすればさらに体ぽかぽか:日本酒
日本酒は、米を原料に、酵母によってアルコール発酵させて醸造したお酒です。漢方でいう、陰性食材の大麦を原料にしたウィスキーに対して、間性の米が原料。それを発酵させた日本酒は、体を温める陽性です。アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、健康効果の高い飲み物です。とはいえ、飲みすぎにはご注意を。
【オススメ記事】
うどんよりそばが冷え対策に効果的! 医師が体を温める食材を伝授
赤い色が体を温める目印:赤ワイン
ぶどうの果汁を発酵させてつくる赤ワインは、陽性の飲み物です。陰性体質の人がワインを選ぶときは、白ワインより赤ワインを選ぶと体が温まります。血の色をしていることから、貧血予防、生理痛の改善にも効果があります。ワインに含まれるポリフェノールには、血行を促進し、血圧を下げる作用があり、ストレス解消に役立つといわれています。
【オススメ記事】
食後の運動はメリットだらけ! ダイエットを成功させる3つの法則
亜鉛が豊富な健康飲料:ココア
その健康効果によって一時大ブームを起こしたココア。ココアには、ビタミンA、B群、Eなどのビタミン類、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。とくに、亜鉛の量は群を抜いています。整腸作用、疲労回復、便秘解消をはじめ、ポリフェノールの働きががんや生活習慣病予防に役立ちます。
【オススメ記事】
塩が体を温める!? 自炊のおともに欠かせない調味料って?
(抜粋)
TJ MOOK『体を温める! しょうが味噌でずっと健康!』
監修:石原結實
編集:野村枝里奈(EYEBOX)
文:須川奈津江
撮影:柴田佳彦、萩原一秀(EYEBOX)
写真協力:Shutterstock
WEB編集:FASHION BOX
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
【よく読まれている記事】
誰このイケメン!? 人気お笑いコンビが別人級の大変身
一度見たら忘れられない! 衝撃のおもしろ看板3連発
[雑誌付録まとめ 11月下旬発売] ポケモングッズや冬コーデに使えるアイテムが続々!
肩甲骨はがしとマッサージで肩こり解消! おすすめ足裏マッサージとストレッチまとめ
[ローソン限定] スヌーピーのバッグ&ポーチで行楽の秋がもっと充実!
糖尿病は一度かかると治らない! 発症しないための生活の心がけ