石井佳苗さんによると、壁は絶好のお気に入りを飾る舞台になるとのこと。間の取り方を考えながら配置することで、インテリアがもっと楽しくなります。壁をおしゃれに彩るコツを教えてもらいましょう。
「少しずらす」が絵になるバランス
西洋のインテリアデコレーションの王道はシンメトリーの美しさ。例えば部屋の中心にマントルピースがあって、そこから照明や絵画を左右対称に飾っていきます。対して日本で培われてきた美的感覚にはアシンメトリーの美への共感があります。非対称の“間”にこそ美しさを見いだす。そんな日本人特有の感覚は今の暮らしの中でも、部屋を飾ることの基本にあると考えています。
飾ることはイコール間を取ること。アシンメトリーに飾るには主役の大ものは中心に置かず、少し外すのがポイント。真ん中だとシンメトリーに飾りたくなってしまいます。また空間を半分割したときに左右の重量感が等しくなるように配置するのも大切。一旦離れて、全体を把握すると、肝心な“間”が見えてきます。
【オススメ記事】
10人中9人が知らない? つっぱり棒の意外な使い方を収納プロが伝授
壁を飾る
Step 1:ずらして飾る
大きめのフレーム→小さめのフレームの順に配置。天地のどちらかをずらすと、より全体のバランスがとりやすくなります。
Step 2:アシンメトリーを意識
全体が淡いトーンの場合は、濃い色のフレームで引き締めを。左のフレームとセンター合わせに配置しつつ、中央の絵との間隔をやや空けて、アシンメトリーな印象に。
Finish!:小物でバランス
絵の間隔のバランスを見ながら、壁掛けアートを配置。立体的なものが加わることで、空間にメリハリが生まれます。
【オススメ記事】
[イケア、ザラホームほか] 冬のインテリアはプチプラ&あったか素材の雑貨にお任せ!
POINT
どこかのセンターを合わせること
大きさや形の違うフレームを飾るときは、どこかのセンターを揃えつつ、少しずらすのがポイント。
【オススメ記事】
北欧インテリアで和室がリビングに変身! ラグやクッションが大活躍!
はまじが自宅公開! 北欧雑貨に囲まれたおしゃれ空間に憧れる♪
教えてくれたのは……
石井佳苗(Kanae Ishii)さん
【Profile】
インテリアスタイリスト。イタリアの大手家具メーカーに勤務後独立。現在はインテリアや暮らしまわりのスタイリストとして、雑誌、書籍、CMなど様々なメディアで活躍中。リノベーションした1LDKのマンションに3匹の猫と暮らす。著書に『Love Customizer No2 DIY×セルフリノベーションでつくる家』(エクスナレッジ)など。
【オススメ記事】
ニトリなら約1万円で模様替えできる! おしゃれな空間の作り方
(抜粋)
マルチメディア『リンネル特別編集 Heima 私になれる住まいの選択』
著者:石井佳苗
責任編集:石井佳苗
エディトリアルディレクション:竹田理紀(mineO-sha)
編集協力:小沢理恵子、佐々木信子
アートディレクション:武田昌也
Photograph:Kiyoko Eto
WEB編集:FASHION BOX
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
【よく読まれている記事】
[12月発売 雑誌付録] あの人気ブランドとコラボ! 斜め掛けもできるメンズポーチ
コストコが年会費4400円なしで利用できる! 3つのお得な方法
肩甲骨はがしとマッサージで肩こり解消! 足裏マッサージとストレッチ まとめ
12月発売号の付録はスヌーピー好き要チェック! ポーチor家計管理に役立つセット
[雑誌付録まとめ 12月上旬発売] ムーミン壁掛け時計などクオリティの高さに驚くモノばかり!
洗濯を見直せば貯金が増える! 年間で5400円節約する方法とは?