ヘアメイクさんが何気なく、当たり前のように取り入れているテクこそが、洗練されたプロ級の仕上がりの秘訣だった! メイク担当のGLOW編集部員が目撃した舞台裏のテクニックを、こっそり教えます。
<テク1>チークを眉にものせて顔全体を調和
チークに使った色を付属の細めブラシで眉にもひとはけのせて、やわらかくトーンアップ。眉の印象が和らぎ、顔全体の色調に統一感も出て、ヌケ感のあるメイクに。
顔全体がまとまり印象もやわらかくなる。
ツヤやかでくすみ感のあるオレンジは肌なじみがよく、ヘルシーな血色感を与える。ルナソル カラーリンググレイズ EX02 6200円(カネボウ化粧品・限定商品)
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<テク2>リップに粉を重ねて質感チェンジ
リップをブラシで丁寧に塗ってから、ナチュラル処方のパウダーシャドウを指に取り、唇の内側にポンポンと叩きのせる。色味や質感が変わって洒落感が増し、色落ちもしにくくなる。
色味や質感を変えられる楽しさあり!
右:指でぼかしたようなこなれ感があり、唇と一体化するようになじむくすみピンク。ルナソル シームレスマットリップス 02 3800円(カネボウ化粧品)
左:天然由来成分95%以上のナチュラル処方。ツヤやかなカッパーレッド。ヴォランタリー アイズ 26 2000円(セルヴォーク)
<テク3>下地は全顔でなく頰だけに部分使い&ファンデはセミマットを少しずつ、で厚塗り防止
くすみを払うピンク系の下地は、頰だけに薄く、フィット感の高いファンデは素早くのばすのがコツ。どちらも手の甲に出して指になじませ、量を調整しながらのせる。
少しずつ薄くのせて厚塗り顔を回避。
少しずつ取って少しずつ塗る。
右:絶妙なピーチピンクで肌を自然にトーンアップし、汗や皮脂にも崩れない。イルミネイティング フェイス ベース SPF25・PA++ 5200円(ボビイ ブラウン)
中:色ムラや凹凸を補正しながらくすんだ肌に足りない血色を補い、透明感をもたらす下地。コントロールベイス ピンク SPF20・PA++ 2800円(イプサ)
左:汗、皮脂、動きによる崩れを防ぎ、美しい仕上がりをキープできる。シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション SPF35・PA++++ 全12色 各6000円(SHISEIDO)
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<テク4>ファンデは眉にも!
ファンデは眉にものせていた! 指に薄く取り、地肌に入れ込むようにのせれば、眉が描きやすく、色のノリもよくなり、持ちもアップする。
このひと手間で眉が描きやすくなる。
<テク5>粉モノブラシは中までしっかり含ませムラづき防止
パウダーは厚づき、ムラづきを防ぐため、ブラシの中までしっかり粉を入れ込んでから、余分な粉を手の甲で落としてのせる。
中に入れ込みつつ少し粉を落とす。
パウダーは特に薄くのせるべき!
右:シルクのように軽くなめらかで、しっとり肌に溶け込むようになじむ。ソフトフォーカス効果で毛穴をぼかして、つるんとスベスベの肌に。フェイスパウダー 00 5000円(コスメデコルテ)
左:上質な灰リス毛を100%使用。やわらかで毛量たっぷり、極上の肌触りでフワッと均一に粉がのる。フェイス ブラシ 3万円(SUQQU)
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<テク6>マスカラも手の甲で先端に溜まったものだけオフ
最近のマスカラはブラシにほどよく液が含まれるようになっているので、全体オフは不要。先端だけを手の甲でつついて、液溜まりを除く。
余分な液をオフしダマづきを防止。
まつ毛を自然に強調し、やさしげな目もとを生むダークブラウン。ケア効果もあり。UZU モテマスカラ™ BROWN 1800円(UZU by FLOWFUSHI)
<テク7>眉パウダーはやわらかブラシで点置き
シャープな線で眉の形を描くのではなく、太め、やわらかめのブラシで少しずつ、押しつけるようにして“形を整えていく”のが自然で今っぽい。
描かずにのせて自然な仕上がりに。
右:広島県・熊野の職人が1本1本手作りしたブラシ。適度なコシと幅、ボリューム感があって描きやすい。フーミー アイブロウブラシ 1800円(Clue)
左:絶妙な濃淡で眉まわりの陰影を自在に操る。ディオール バックステージ ブロウ パレット 002 4000円(パルファン・クリスチャン・ディオール)
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<テク8>練り系のハイライトをブラシで狙いうち
指でつけがちなところを、ブラシのせで。自然に溶け込みながらもキレイに光の帯が立ち、顔立ちの立体感も肌の透明感も際立つ。
美しい質感をブラシで強調!
左:透明感のある淡いピーチカラーでみずみずしいツヤを与え、顔立ちの洗練度を高める。ボーム エサンシエル トランスパラン 5500円(シャネル)
右:持ち運びに便利で、クリームタイプのフェイスカラーにピッタリ。パンソー イルミナトゥール レトラクターブル 105 4200円(シャネル)
<テク9>失敗はファンデつき綿棒でレタッチ
綿棒の先にファンデをつけ、アイライン、リップラインなどのディテールを修正。より繊細な部分の調整には、綿棒をつぶして使う。
繊細な調整が美仕上げのコツ。
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<テク10>リップはティッシュオフ⇒つけるをくり返しなじませる
濃厚なカラーのリップは、塗ってからティッシュオフを何度かくり返してなじませることも。唇に色が定着して、色持ちも格段によくなる。
色持ちもなじみも高めるひと手間。
くすみ感があって華やかなローズ。デニムサック付き。キュアバザー ルージュ キュアバザー サテン ティーローズ デニムチェーンタイプ 6400円(フォルテ)
少しの手間、工夫の積み重ねが今っぽく洗練された顔を生みます
テク10以外のすべてを使って完成したのが、こちらのメイク。アイカラーはヌーディなツヤベージュを使ってさり気なく陰影を出し、チークは眉と同じ色をふんわり広めに。細かな技をきかせて、ヌケ感がありつつも品格漂う旬顔が完成!
ブラウス3万6000円(ユリナ カワグチ/NALIYKA)
教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
面下伸一(おもした・しんいち)さん
【Profile】
ファッションとのバランスまで計算された、大人がマネしたくなる洒落顔を生む達人。わかりやすい解説、ユーモアあふれる人柄も人気。
撮影=遠藤優貴〈MOUSTACHE〉(人物)、相沢千冬〈biswa〉(静物)
ヘア&メイク=面下伸一〈FACCIA〉
スタイリスト=安竹一未〈kili office〉
モデル=Elisa
取材・文=山本葉子
(GLOW 2020年2月号)
WEB編集=FASHION BOX
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