ダイエットで改革すべきは、何といってもまず食事から。とはいえ、根本からひっくり返す必要はありません。ちょっと気をつけるだけでよいのです。今回はダイエット中に甘いものを食べたくなったときに、気をつけるべきことを池谷医院院長の池谷敏郎先生に教えてもらいましょう。
≪目次≫
●体重を落とすだけなら「食事が9割」
●Q:どうしても甘いものやジャンクフードが食べたいときは?
●夜は脂肪が溜まりやすい
●教えてくれたのは……
体重を落とすだけなら「食事が9割」
太っている人は、食生活を通して、コツコツと太る努力をしてきてしまったといえます。したがって、やせるには反対に、食生活を改めることが大切です。私のダイエットメソッドは
①食事法の改善
②オリジナルエクササイズの実践
③生活習慣の改善
の3本柱。もっとも重要なのは食事法。やせることだけを考えるなら、それだけで9割が決まるといっても過言ではありません。
といっても、厳しい食事制限は必要ありません。私の方法では、「糖質を半分に制限」だけで十分。糖質といえば、白米やパンなどが代表例ですが、それらを食べる量を半分にして、別の食べ物に置き換えるのです。
この「がまんするのではなく、置き換える」という発想は、ダイエットを続けていくうえで、非常に重要です。糖質も「制限する」からといって、その分「食べない」という選択をする必要はありません。糖質を制限する分、「別のもの食べる」という選択をすることで、お腹はしっかり満足させてあげて構わないのです。
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Q:どうしても甘いものやジャンクフードが食べたいときは?
A:「食べても太りにくい時間帯」があります。そこで食べるようにしましょう。
スイーツ、ハンバーガー、ラーメン……。太りやすい食べ物を食べたくてたまらないときは、「太りにくい時間帯」をねらって口に入れるようにしましょう。もちろん食べすぎは禁物ですが。
それは午後2〜6時。脂肪を体内に溜め込む働きなどを持つBMAL1(ビーマルワン)という遺伝子は、1日の間で影響力が変化します。BMAL1の力が弱まるのが、この時間帯なのです。
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夜は脂肪が溜まりやすい
太りやすい時間帯は夜10時からで、深夜2時がピーク。脂肪が蓄積されやすいので、甘いものを夜に食べるのは非常にキケンです。
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教えてくれたのは……
池谷敏郎 (いけたに・としろう)先生
【Profile】
1962年、東京都生まれ。池谷医院院長、医学博士。1988年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、池谷医院理事長兼院長に就任。総合内科専門医、循環器専門医。内科、循環器科のエキスパートとして、テレビ、ラジオへの出演、雑誌、新聞への寄稿、講演などで活躍。東京医科大学客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。『1日5分! 血管ケアだけで20歳若返る!』(青春出版社)、『「末梢血管」を鍛えると、血圧がみるみる下がる!』(三笠書房)、『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』(東洋経済新報社)、『池谷式 まいにち、血管若返り! 1日1分の習慣 日めくりブック』(宝島社)など著書多数。
【オススメ記事】
ひと口10回は意識して! 医師がすすめる “よく嚙んで食べる”食事法
(抜粋)
書籍『まんが ごっそり落とす! 内臓脂肪ダイエット』
著者:池谷敏郎
編集:神崎宏則(山神制作研究所)、森田啓代
取材・文:乙野隆彦(山神制作研究所)、森田啓代
イラスト:シルビー美緒
写真:花田真知子
ヘアメイク:杉山ミキ
WEB編集:FASHION BOX
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