新型コロナウイルスの影響で、自分には十分な免疫力がちゃんとあるのか気になっている人も多いはず。そこで、ストレスや食習慣、生活リズムなど、免疫力に影響する項目をまとめたチェックシートをご紹介します。ウイルスに負けない体をつくるためにも、自分の免疫力の有無を確認し、生活改善に役立てましょう。
≪目次≫
●免疫力低下の原因はなに？ チェックシートで自分の状態を知ろう
●体に現れる免疫力低下のサイン
●教えてくれたのは……
免疫力低下の原因はなに？ チェックシートで自分の状態を知ろう
実際、あなたは今、免疫力があるのかないのか知りたくはありませんか？
現代は、いつでも食べたいときに食べ物が買えたり、SNSで誰とでも情報を共有できたり、とても便利な時代になっています。しかし、その半面、それらのことから出てくる食生活の乱れ、新たな悩みや心配事の増加で、心や体のストレスは自律神経の働きを狂わせ、免疫力の低下につながっています。そして、衛生環境が整った今は、昔と比べて病原体に触れる機会も少なくなりました。このことも免疫力の低下の原因といえます。
以下のチェック項目で今の自分の状態を知って、今後の生活改善に生かし、新型コロナウイルスにも負けない免疫力を身につけてください。
≪診断結果≫
・0個〜5個 免疫力は高いでしょう
免疫力は高いですが、1と24に該当した場合は、少しでも体を動かす習慣をつけましょう。エレベーターを階段にするだけでもいい運動になります。
・6個〜10個 免疫力は人並みです
現代社会においてはストレスも多いですから、11〜17に多くチェックが入ったら、ストレス発散をしてください。ストレスが重なると免疫力も下がります。
・11個〜15個 免疫力は低下傾向です
かぜをひきやすかったりしませんか？ 3〜8に多くチェックが入ったら、食生活改善を。21〜24にチェックが多かったら積極的に運動を。
・16個以上 免疫力がピンチです
免疫力は弱っています。このままでは新型コロナウイルスに負けてしまうかもしれません。
生活改善をして、免疫力を味方にしてください。
体に現れる免疫力低下のサイン
●口内炎がたびたびできる
●かぜをひきやすく、ひいたら長引く
●吹き出ものやひどい肌荒れを起こしている
●傷ができたらなかなか治らない
●下痢や便秘になりやすい
●眠れない。眠ってもすぐ起きてしまう
●体の冷えを感じる
●心が沈み、笑うことができない
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教えてくれたのは……
東京医科歯科大学名誉教授
藤田紘一郎（ふじた・こういちろう）先生
【Profile】
1939年、中国東北部（満州）に生まれる。東京医科歯科大学医学部卒業、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士。テキサス大学留学後、金沢医科大学教授、長崎大学医学部教授、東京医科歯科大学大学院教授などを経て、現在は東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。1983年に寄生虫体内のアレルゲン発見で小泉賞を受賞。2000年にヒトATLウイルス伝染経路などで日本文化振興会社会文化賞および国際文化栄誉賞を受賞。主な著書に『「腸にいいこと」だけをやりなさい！』（毎日新聞出版）、『アレルギーの9割は腸で治る！』（だいわ文庫）、『一生病気にならない「腸健康法」』『図解 体がよみがえる「長寿食」』（ともに三笠書房）など多数。
（抜粋）
書籍『自力で免疫力を上げる腸の強化書 決定版』
著者：藤田紘一郎
編集：伊藤千恵美（銀河企画）、石上ゆかり（オフィスケイズ）
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集：FASHION BOX、株式会社エクスライト
