顔合わせにふさわしい服装とは? 男女別のおすすめや季節ごとの選び方をチェック

愛し合うふたりの結婚を前に、両家が集まる顔合わせ。お互いの両親・兄弟・親戚に対し、礼を欠くようなことのないよう、顔合わせの席には適切な服装で臨みたいものです。

この記事では、顔合わせにふさわしい服装について解説します。また、両家の服装の合わせ方、主役となる女性・男性におすすめの服装をはじめ、両親・兄弟・親戚におすすめの服装をご紹介。さらに、季節ごとにふさわしい服装もチェックしてみました。

≪目次≫
●両家の服装の「格」を合わせる
○両家の服装のバランスを事前に決めておく
○顔合わせの場所も服装選びのポイントに
●女性におすすめの服装
○おすすめの服装1:ワンピースが一般的
○おすすめの服装2:足元はヒールのあるパンプスを
○おすすめの服装3:アクセサリーやバッグは控え目に
●男性におすすめの服装
○おすすめの服装1:スーツなら間違いなし
○おすすめの服装2:ワイシャツは白が無難
○おすすめの服装3:小物類は清潔感を意識して
●両親・兄弟・親戚におすすめの服装
○母親
○父親
○兄弟・親戚
●季節ごとにふさわしい服装をご紹介!
○春・秋におすすめ
○夏におすすめ
○冬におすすめ
●顔合わせでは、両家の価値観が服装から見えてくる

 

両家の服装の「格」を合わせる

両家の服装の「格」を合わせる
両家の服装の「格」を合わせる

最近では、顔合わせもシンプルなものが好まれ、そのマナーやエチケットについても緩やかになってきています。とはいえ、価値観や考え方の違いから、両家の服装がちぐはぐになることもしばしば。そのため、顔合わせの服装は、両家の「格」を合わせたほうがいいでしょう。

両家の服装のバランスを事前に決めておく

両家の格を合わせるためにも、服装は事前にお互いの家族と相談しておきましょう。男性側の家族が礼装なのに対して女性側が普段着では、意思疎通ができていない証拠です。両家の服装がアンバランスにならないように、必ず当人同士が両家の調整を行ってください。

顔合わせの場所も服装選びのポイントに

両家の顔合わせは、ホテルをはじめ、レストラン、料亭、女性側の実家など、さまざまな場所で行われます。当日の服装は、その場所の格式や雰囲気なども考慮しましょう。たとえば、「カジュアルなレストランならラフな服装」「高級料亭なら和装」といったように、場所となるお店のマナーも含め、TPOを意識した服装選びがポイントです。


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女性におすすめの服装

いくら「堅苦しくない雰囲気で食事を」と事前に話し合っていても、顔合わせにふさわしい服装をする必要があります。一般的な顔合わせでの装いとは、どういったものなのでしょう? ここでは、女性におすすめの服装をご紹介していきます。

おすすめの服装1:ワンピースが一般的

露出の少ないワンピースが一般的でしょう。スカートの丈は、立っても座ってもひざが隠れる長さにしてください。色は淡く薄いもので、柄のない無地を選びましょう。ちなみに、和装なら振袖よりも少しカジュアルな訪問着や色留袖などの略礼装が無難です。

おすすめの服装2:足元はヒールのあるパンプスを

足元は、つま先やかかとが隠れたヒールのあるパンプスが最適です。サンダルやミュール、スニーカーなどはカジュアルすぎるため、顔合わせにふさわしい靴ではありません。ヒールは、歩きやすい3~5cm程度の高さにしてください。

おすすめの服装3:アクセサリーやバッグは控え目に

アクセサリーやバッグは小ぶりなものを選びましょう。ロゴが目立つようなブランド品も避けるべきです。また、ネックレスとイヤリングは、ワンセットとなるように両方とも付けてください。昼はつやのないマットなもの、夜は光沢があり明るすぎないものがおすすめです。


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男性におすすめの服装

男性におすすめの服装
男性におすすめの服装

女性におすすめの服装に続き、男性におすすめの服装もご紹介します。女性側の家族に失礼のないような服装を心がけることはもちろんのこと、自分の家族にも居心地の悪さを感じさせないように注意や気配りが必要です。

おすすめの服装1:スーツなら間違いなし

男性の場合、スーツなら間違いありません。太すぎるものや細すぎるもの、デザイン性の高いものは避け、自分の体型に合ったノーマルなシルエットを着用しましょう。色柄に関しては、無地のブラックやネイビーといった落ち着いたトーンを選んでください。

おすすめの服装2:ワイシャツは白が無難

ワイシャツは、無地の白いものを着てください。柄ものや色目の濃いものは避けるべきです。襟や袖に汚れやヨレがないか確認し、アイロンをしっかりときかせておきましょう。ベストを着用する場合は、スーツとお揃いのものが最適です。

おすすめの服装3:小物類は清潔感を意識して

ネクタイ、鞄、靴などの小物類はすっきりと見えるものを選び、清潔感を意識してください。色は落ち着きのある黒や茶、紺などで揃えましょう。ネクタイは、おめでたい席のため黒以外の明るい爽やかな色味や、スーツの色や季節に合わせたものがおすすめです。また、靴の中は清潔にし、靴下は破れていないものを必ず着用してください。


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両親・兄弟・親戚におすすめの服装

両家の顔合わせに参加する両親・兄弟・親戚の服装も気になります。主役のふたりよりも格上な服装、派手な服装にならないようにしましょう。ここでは、両親・兄弟・親戚におすすめの服装をご紹介します。家族の中でもしっかりと格を合わせるようにしましょう。

母親

洋装・和装、どちらの参加でも問題はありませんが、主役に合わせて選んでください。また、両家の格を合わせることを意識したうえで、着る服装を決めましょう。一般的には、落ち着きを感じさせる派手すぎないワンピースやスーツが選ばれているようです。

父親

ダークスーツの着用が一般的な父親の服装。ネクタイは、結婚式でつけるような慶弔用の白やグレーなどの色がおすすめです。父親という家族を代表する立場上、相手側に敬意を表したフォーマルな装いを心がけましょう。

兄弟・親戚

父親・母親と揃えた服装を選べば、礼を失することはありません。両家とも相手側から非常識と思われないように良識あるファッションで臨みましょう。兄弟・姉妹が学生であるのならば、学校の制服で参加しても大丈夫です。


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季節ごとにふさわしい服装をご紹介!

両家の顔合わせの衣装には、季節感も取り入れてみましょう。ここでは、春・秋、夏、冬と3つのパターンにわけて、季節ごとにふさわしい服装をご紹介します。男性・女性によって、意識すべきところは異なるようです。

春・秋におすすめ

女性の場合、春・秋どちらも長袖のワンピースを選ぶようにしましょう。春ならシフォン素材、秋なら深みのある色を着用するなど、小物類も含め、季節感を意識したコーデにすれば、清楚さの中にも華やかな印象を感じさせることができます。男性の場合、小物類で季節感と清潔感を演出することに注力してください。

夏におすすめ

女性は、清楚なイメージが演出できるレースのアイテムをおすすめします。デコルテ部分や襟袖部分、ポケットなどにレースが施されていれば、涼しげな雰囲気を演出できるでしょう。男性は、ノーネクタイもアリでしょう。ただし、参加者の男性全員がノーネクタイで揃えられるように事前の調整が必要です。

冬におすすめ

女性の場合、ニット素材が重宝します。もこもこしたファー付きのもの、流行のデザインや派手な色目のものは控え、シンプルな暖色のニットを着用すれば、清楚で誠実な印象を持たれやすいでしょう。男性の場合、スーツのインナーにベストを着用しておくと、会場内の室温に合わせ、ジャケットを脱いだとしても見苦しく感じません。


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顔合わせでは、両家の価値観が服装から見えてくる

顔合わせでは、両家の格を合わせることが最も大切なポイントです。そのためにも、事前の打ち合わせや調整、配慮が非常に重要になってきます。場所となる会場でのマナーやルールはもちろん、時間帯や季節も考慮した服装を心がけましょう。当日の服装から、あなたの人間性や相手側の親族の価値観などを見定められるかもしれない顔合わせ。結婚に対する真摯な心構え、姿勢を見てもらい、参加者のみんなが心地いいひとときを過ごせるように努めましょう。

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文・編集/FASHION BOX

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