社会人になると避けて通れないのが、いわゆる冠婚葬祭のお付き合い。おめでたい席である“婚”は、同年代の出席者も多く、最近は少々羽目を外しても大目に見てもらえます。一方、幅広い年代の人が参列する“葬”は、しめやかな席でもあり、伝統的な儀礼にそったマナーや身なりが必須といえるでしょう。
いざ、通夜や葬儀・告別式に出かけたら、なんだか自分の身なりだけ、まわりから浮いていたなんてことになったら恥ずかしいですよね。もし、自分で気づくことができれば、次回からしっかり気をつければいいでしょう。ところが、自分では間違いに気づかず、まわりの人からも指摘をしてもらえなかったら……。参列するたびに無作法をしているとしたら、それこそ悲劇ですよね。
マナーは堅苦しいもの、なんて思わずに、一度はしっかり基本を身につけておきたいもの。多くの人は、喪服はすでに持っているかと思いますが、そのほかの身につけるものには、どのくらい気を配っていますか? 知らず知らずのうちに、NGなものを身につけていたなんてこともあるかも。
ここでは、女性が通夜や葬儀・告別式に参列する際の服装についてクイズを出題。さて、以下の7つのうちNGはどれでしょう?
1 バッグは持たず手ぶらで参加する。
2 黒いバッグであれば金属類などの装飾はOK。
3 身なりはシンプルに。ネックレスなどは不要。
4 ネックレスをするなら一連でも二連でもOK。
5 チークやアイシャドーは問題なし。
6 泣いてしまいそうなので、ハンカチはタオル地のもので。
7 指輪は華美でなければ好きなものをしていてOK。
いかがでした?
実は、答えは全部NGなんです!
では、その理由を説明しましょう。
1
女性はフォーマルバッグを持つのが正装のマナー。なければ、黒いハンドバッグでも代用可能ですが、先々のことを考え用意するのがおすすめ。
フォーマルバッグの例(TJ MOOK『急なお葬式で困らない本』P57より引用)
2
バッグに装飾のあるものはふさわしくありません。また、ショルダータイプのバッグもNGです。
3
女性は、黒か白の真珠(パール)か黒オニキス、黒曜石のネックレスをするのが正装となります。
パールのネックレスの例(TJ MOOK『急なお葬式で困らない本』P57より引用)
4
重ね重ね、いよいよ、ますますといった重ね言葉が忌み言葉として避けられるのと同様に、二連のネックレスは不幸が「重なる」というニュアンスがあるため避けます。
5
メイクは薄いものを心がけます。また、ノーメイクもNGです。
6
タオル地のハンカチはカジュアルな印象なので避けます。色は黒か白、素材は綿かシルクのフォーマルなものが基本です。
白・黒のハンカチの例(TJ MOOK『急なお葬式で困らない本』P57より引用)
7
一連ネックレス以外のアクセサリー類は、結婚・婚約指輪のみにとどめましょう。
いかがでしたか? 喪服さえ用意しておけば大丈夫、とつい思いがちですが、それが失敗のもと。参列に出かける前に、無作法がないか、しっかりチェックして出かけたいものですね。そんなときに頼りになるのがTJ MOOK『急なお葬式で困らない本』。参列する側のマナーや常識だけでなく、喪主になった場合の段取りから費用、手続きなども網羅した頼もしい一冊です。
TJ MOOK『急なお葬式で困らない本』
監修:岩下宣子
https://tkj.jp/book/?cd=TD288141
text: P.M.A. Tryangle
edit: FASHION BOX
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