聞き上手な人が絶対やらないことは? 聞き上手な人の特徴を知って「聞く力」を身につけよう

「聞き上手の人はモテる」という話を聞いたことはありませんか。聞き上手の人は、人間関係や恋愛で有利といわれていますが、そもそも聞き上手とはどんな人のことを指すのでしょうか。また、聞き上手になるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。当記事では、聞き上手になるための実践方法や、聞き上手な人がやっていること・やらないことについてご紹介したいと思います。

※本記事は『FASHION BOX』編集部員が自身の経験を踏まえて執筆しています

≪目次≫
●聞き上手な人とは?
●聞き上手とは?
○相手を尊重し、相手を理解し、共感しようとする
○相手の話を否定せず、肯定的に関心を持つ
○相手の話を引き出し、受け止める
○相づちや質問が円滑
●聞き上手になるメリット
○好感を持たれる
○信頼を寄せられる
○必要とされる
○いろいろな話が聞ける
●聞き上手の実践方法
○話している人に体を向ける
○相手の使った言葉を繰り返す
○相手の話し方や雰囲気に合わせる
○相手が話しやすいように適切な質問をする
●聞き上手な人がやっていること
○「聞く:話す」を「7:3」で行う
○否定や反論をしない
○話を素直に聞く
○相手を褒める
○相づちを打つ
●聞き上手な人がやらないこと
○相手を否定しない
○相手と討論しない
○「ふーん」「興味ない」はいわない
○適当な相づちを打つ
●聞く力を身につけて、聞き上手な人になろう

 

聞き上手な人とは?

聞き上手な人とは?

聞き上手な人は、良好な人間関係を築くのが上手だといわれていますが、三省堂 大辞林 第三版(weblio辞書)によると、「聞き上手」とは以下のように説明されています。

話し手が話しやすいように,じょうずに受け答えしながら話を聞くこと。また,その人。聞き巧者(ごうしゃ)。

※参照:三省堂 大辞林 第三版(weblio辞書)

聞き上手な人とは、人の話によく耳を傾けるだけではなく、その人が話しやすいように受け答えができる、コミュニケーションスキルが高い人のことを指すようです。

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聞き上手とは?

では、聞き上手とはどんな人のことをいうのでしょうか。聞き上手といわれる人の特徴をご紹介します。

相手を尊重し、相手を理解し、共感しようとする

聞き上手な人は、ただ耳で聞くのではなく、心から聞く姿勢をとるのが特徴です。心から聞く姿勢とは、相手を大切に思い、相手に関心を持って、相手を理解しようと寄り添うこと。相手のことを自分のことのようにとらえ、深く理解しようとする姿勢が、相手からの信頼を獲得することにつながり、相手に心を開いてもらえるようになるのではないでしょうか。

相手の話を否定せず、肯定的に関心を持つ

人は、会話のなかで、相手に自分の話や感情を否定されると、それ以上の話ができなくなってしまいます。そして、相手に対して「この人とはもう話したくない」と思うこともあるでしょう。聞き上手な人は、どんな内容の話でも相手を否定せず、肯定的に関心を持つようです。自分なりの意見やアドバイスも述べますが、まずは相手の話を聞くことをもっとも大事にします。すると、相手は「この人は自分の話をしっかりと受け止めてくれる」と感じて、「もっとこの人に話を聞いてほしい」と思うようになるはずです。

相手の話を引き出し、受け止める

聞き上手の人は、話している相手からより深い話を引き出すことが得意とされています。自分が知っている話でも、「私も知ってるよ」などと話の腰を折らず、相手が話し終わるまできちんと聞いてくれることが多いでしょう。また、相手に「話をきちんと受け止めてくれている」という安心感を与えるため、相手は「言いたいことが伝わっている」と感じて、より気持ちよく話すことができるようです。

相づちや質問が円滑

人は、共感してくれる人の前では、あれこれ話したくなるものです。ただし、会話はキャッチボールなので、一方的に話すだけだと、「ちゃんと話を聞いてくれているのかな」と不安になってしまうこともあるでしょう。聞き上手の人は、会話の中で上手に相づちを打つことで、相手に安心感を与えているようです。また、相づちを打ちながら適度に質問をはさむことで、より円滑に話を広げていくことができるのではないでしょうか。

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聞き上手になるメリット

聞き上手になることは、仕事でもプライベートでもメリットがあると言われています。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

好感を持たれる

聞き上手になるメリットのひとつには、好感を持たれることが挙げられるでしょう。人は話をするとき、親身に聞いてくれる人に好感を持つことが多いもの。それは、職場の人間関係をはじめ、友人関係や恋愛関係においても同様です。相手の話を真剣に聞くことで、ともに親しみが増していき、お互いに心を開いていけるようになるでしょう。

信頼を寄せられる

相手に信頼されるということも、聞き上手になるメリットのひとつでしょう。話を聞いてほしい人は、適当に話を聞き流す人や、自分の話ばかりする人に対して信頼を寄せることはないでしょう。「あの人なら話を聞いてくれる」と安心できる人に対してのみ、相談や愚痴を話せるようになります。このように会話を重ねていくことで、相手から信頼を寄せられるようになり、お互いにとって大切な人になることができるではないでしょうか。

必要とされる

聞き上手になるメリットには、相手から必要とされるということもあるでしょう。聞き上手な人は、仕事やプライベートのさまざまな場面で、よき理解者として必要とされることも多いでしょう。人は誰かに必要とされることで、充足感や活力を得ることができるのではないでしょうか。また、自分を肯定的に評価することもできるため、自信を持つことにもつながるでしょう。

いろいろな話が聞ける

たくさんの人からさまざまな話が聞けるのも、聞き上手になるメリットでしょう。自分が知らなかったことを知るのは、知識を広げ、教養を身につけることにもつながります。また、自分に同じようなことが起きたときの対処法として役立てることもできるでしょう。

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聞き上手の実践方法

聞き上手になるといっても、何からはじめるといいのかよくわからないもの。ここでは、聞き上手になるにはどうしたらいいのかをご紹介します。

話している人に体を向ける

話を聞くときは、話している人に体を向けましょう。顔だけではなく、体全体を向けることがポイントです。体全体を相手に向ける姿勢をとるだけで、相手は「この人は熱心に話を聞いてくれている」と感じるでしょう。聞き上手になるには、相手が安心して話ができる姿勢でいることが大切なのではないでしょうか。

相手の使った言葉を繰り返す

相手が「●●で困っているんだ」といったら、「●●で困っているんだね」と相手の使った言葉を繰り返してみましょう。そうすることで、「しっかりと耳を傾けている」というアピールになりますし、話している人には「きちんと聞いてくれている」「理解してくれている」という安心感を持ってもらえるはずです。

相手の話し方や雰囲気に合わせる

話を聞いているときは、相手の話し方や雰囲気に合わせることも大切です。たとえば、楽しい話であれば笑ったり、悲しい話であれば悲しい表情をしたり、怒っているときには怒りをにじませたりなど、表情や身振り手振りを加えることで、相手に共感していることを伝えられるでしょう。

相手が話しやすいように適切な質問をする

相手の話を聞くことも大切ですが、ときには相手が話しやすいように質問をしてあげることも必要でしょう。質問に答えることが、話している人自身の考えや気持ちの整理につながるうえ、相手のことをより理解するきっかけになることもあります。質問攻めにならない程度に、様子を見ながら問いかけてみましょう。

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聞き上手な人がやっていること

聞き上手な人がやっていること

聞き上手な人は、会話中にどんなことを行っているのでしょうか。聞き上手な人がやっていることをご紹介します。

「聞く:話す」を「7:3」で行う

聞き上手の人は、相手の話を聞くことに徹するため、自分のことを多くは語らないでしょう。割合でいうと「聞く:話す」を「7:3」で行うことが多いのではないでしょうか。会話の途中で言いたいことがあっても、話が終わるまでは遮ることなく、聞くことに徹するでしょう。話が終わって、相手が同意や意見を求めたときには、短めに「私もそう思う」などと返します。すると、相手は気分がよくなり、あれもこれも話したいと思うようになるのです。

否定や反論をしない

自分の意見を伝えるよりも、相手の話を聞くことに集中するようです。聞き上手な人は、相手と自分の価値観や意見が異なるのは当たり前のことだと理解しています。ですので、すぐに否定したり反論したりはしません。意見がある場合は、相手の話を聞き終わってから伝えるはずです。そうすることで、相手は「話が終わるまで待っていてくれたんだ」と思い、ふたりの間に信頼関係が育まれるでしょう。

話を素直に聞く

聞き上手の人は、前に聞いたことがある話でも、初めて聞いたときと同じように興味を持って素直に話を聞くでしょう。一度聞いた話であっても、改めて聞くことで、違う気づきや新しい広がりを見せてくれるかもしれないことを、聞き上手の人は知っているのです。

相手を褒める

聞き上手の人は、相手が気分よく話せるように、自然に褒めることができます。また、褒めるときは「すごい」だけではなく、「さすが」「素敵」「素晴らしい」「感動した」以外にも、さまざま言葉で相手を喜ばせることができます。

相づちを打つ

聞き上手の人は、相づちを打つのも上手です。必要なタイミングで、話を遮らない程度にうなずいたり、話の先を自然に促すような相づちを入れるはずです。これは、相手に対して「ちゃんと話を聞いているよ」という意思表示として行うもの。話している人に「この人、ちゃんと自分の話を聞いているのかな」という不安を感じさせないためにも、ちょうどいい相づちを心がけているのです。

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聞き上手な人がやらないこと

聞き上手な人が会話をするときに気をつけているのは、どのようなことなのでしょうか。ここでは、聞き上手な人がやらないことをご紹介します。

相手を否定しない

会話の途中で、「いや」「でも」といって話を遮られたら、誰でも話しにくい状況になってしまいますよね。聞き上手な人は、相手への共感を大切にしているので、どんな相手に対しても否定はしないでしょう。話を遮ることなく聞くことで、相手に「受け止めてもらえた」と感じてもらうことができるのではないでしょうか。

相手と討論しない

聞き上手な人は、自分が同意できないときでも討論はしないでしょう。賛同できない場合、「それは間違っている」と相手を論破したくなることもあるかもしれませんが、聞き上手の人は聞き手に徹することが多いようです。そして、しっかりと話を聞いたあとに、相手の立場を理解して寄り添ったうえで、「どうしてそのように考えたの?」と聞くので、相手も信頼感を持って答えてくれることでしょう。

「ふーん」「興味ない」は言わない

話しやすさは、聞き手がどんな反応を示すかで変わってきます。話をしていても「ふーん」「興味ない」と言ったり、そのような態度を取ってしまうと、相手は「もうこの人に話をするのはやめよう」と思うことでしょう。聞き上手な人は、相手の話に興味がなかったとしても「それってどういうものなの?」と気になるところを見つけて、話を広げることができるのです。

適当な相づちを打つ

会話中に話している相手を見なかったり、携帯をいじりながら片手間で対応する人は、聞き上手とはいえません。うなずいたり、内容に合わせて表情を変えたり、適切な質問をしたりなど、相手に「もっと話したい」と思わせるように相づちを打つのが、本当の聞き上手といえます。

聞く力を身につけて、聞き上手な人になろう

聞き上手になるための実践方法、聞き上手な人がやっていること・やらないことについてご紹介しました。聞き上手になるために必要なのは、テクニックではなく「心から聞く姿勢」です。聞き上手な人になって、良好な人間関係を築いてみませんか。

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