ドイツ車といえば、プレミアムブランドに憧れる人が多いかもしれないが、フォルクスワーゲンのクオリティと走行性能も一見の価値がある。メイド・イン・ジャーマニーの実用車で、刺激的なカーライフを始めよう!
≪目次≫
●最も身近なドイツ車! フォルクスワーゲンと送る刺激的なカーライフ
●VWの最新SUVはオンとオフの使いやすさがクロスした超有能な一台:Tクロス
●ワゴンとSUVの利点を備えたアクティブ派必見のオールトラック:パサート オールトラック
●ゴルフの実用性を持ちつつサーキット走行も可能なGTiを超えるハイパフォーマンスモデル:ゴルフR & ゴルフ ヴァリアントR
●価格を超える性能を体感できる、日本で最も気軽に乗れる:ドイツ製ベーシックカー up!
最も身近なドイツ車! フォルクスワーゲンと送る刺激的なカーライフ
ゴルフやビートルなど、日本でも馴染み深いモデルを販売する、ドイツの自動車メーカーVW(フォルクスワーゲン)。プレミアムブランドほど高価格帯ではなく、手の届くモデルを多数ラインナップしている。
例えばup!は、現在新車で購入可能な最も安い外国車で167万3千円から用意されている。up!をドライブすれば、VWの美点である堅実なモノ作りの精神や細部の丁寧な作り込み。そして価格を超える品質の“VWらしさ”を体験できるだろう。
そんなVWらしさは最新SUVのTクロスにもしっかりと息づいている。VWのSUVシリーズでは最もコンパクトだが車内スペースは広く、前席は余裕があって快適。またコンパクトカーだと長時間座るのがつらいこともある後席は、スライドが可能なため大柄な人でも窮屈な思いをすることはない。
またSUVのメリットとして、視点が高いため見晴らしがよく、普段はあまり運転しない人でも緊張することなく狭い道でも走れるはずだ。搭載される新開発の1Lエンジンは、小排気量ながらパワフルで、燃費性能は実用燃費に近いWLTCモードで16.9km/Lとお財布に優しい点にも注目だ。
ドイツ語で“国民車”を意味するVWのラインナップは、スーパーカーのように目を見張るようなスペックはないが、乗るほどに体に馴染みドイツ製の“よい道具”に触れることができる。最新SUVのTクロスに乗れば、その理由がきっとわかるはずだ。
VWの最新SUVはオンとオフの使いやすさがクロスした超有能な一台:Tクロス
出かけたくなるワクワク感
ボディサイズが掴みやすいため、初めての道でも道幅を気にせず安心。着座位置が高く見晴らしもいいので、ドライブ中に景色を眺めるのも楽しい。ボディカラーは写真のエナジェティックオレンジメタリックなど8色をラインナップ。
新開発のパワフルな1Lエンジン
搭載されるエンジンは3気筒の1Lターボで、最高出力は116PSを発揮する。実用燃費に近いWLTCモードの数値は16.9km/Lと燃費性能は良好だ。
サイズを超える快適な車内空間
分割可倒式の後席は14cmのスライドが可能で足元も広々。ラゲッジスペースも455Lと充分に広い。ナビは最新システムを採用し、標準でスマートフォンワイヤレスチャージも装備する。
街中でも映える個性的なデザイン
ボディサイズは全長4,115mmとコンパクトながら、ボリュームのあるスクエアなスタイルは抜群の存在感。 LEDテールランプの採用で夜間の視認性にも優れている。
Tクロス TSI 1st Spec
全長×全幅×全高:4,115×1,760×1,580(mm)
車両重量:1,270kg
エンジン:直列3気筒DOHCガソリンターボ
総排気量:999cc
最高出力:85kW/5,000-5,500rpm
最大トルク:200Nm/2,000-3,500rpm
価格:¥3,039,000 ~
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ワゴンとSUVの利点を備えたアクティブ派必見のオールトラック:パサート オールトラック
夏は海、冬は雪山と季節を問わずアクティブに遊ぶ人に注目してもらいたいのがパサート オールトラックだ。日本最北端の宗谷岬よりも緯度の高いドイツのアイスバーンで磨かれた4WDシステムと、速度無制限区間を持つアウトバーンで鍛えられた高速移動性能を兼ね備えている。ラフロード走行を想定して、ワゴンよりも高い最低地上高を確保するなど、その名にふさわしい性能を持つ。
パサート オールトラック TDI 4モーション Spec
全長×全幅×全高:4,780×1,855×1,535(mm)
車両重量:1,680kg
エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量:1,968cc
最高出力:140kW/3,500-4,000rpm
最大トルク:400Nm/1,900-3,300rpm
価格:¥4,614,000 ~
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ゴルフの実用性を持ちつつサーキット走行も可能なGTiを超えるハイパフォーマンスモデル:ゴルフR & ゴルフ ヴァリアントR
ゴルフのフラッグシップモデルがRシリーズで、ハッチバック、およびヴァリアントに用意されている。ホットモデルの定番といえるGTiよりもさらに過激なチューニングが施されたエンジンは、歴代ゴルフ最高の310PSを発揮する。速く走るための専用装備と、サーキット走行を楽しめるほどの性能を持ちながら、ベースはゴルフのためファミリーカーとしても活躍するフレキシビリティも魅力だ。
ゴルフR Spec
全長×全幅×全高:4,275×1,800×1,465(mm)
車両重量:1,510kg
エンジン:直列4気筒DOHCガソリンターボ
総排気量:1,984cc
最高出力:228kW/5,500-6,500rpm
最大トルク:400Nm/2,000-5,400rpm
価格:¥5,909,000 ~
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価格を超える性能を体感できる、日本で最も気軽に乗れる:ドイツ製ベーシックカー up!
up!のボディはとてもコンパクトで全長は3610mm。これは軽自動車よりも少し大きい程度。前後オーバーハングが短くタイヤが四隅に張り出しているので、狭い道でもボディを擦る心配は最小だ。VWの特徴である細部まで丁寧に作り込まれ、長く乗りたくなる機能性の高さもしっかりと息づいている。コンパクトボディのジャーマンクオリティは、一度は体験すべき素晴らしいものだ。
ムーブ up!(2ドア) Spec
全車両長×全幅×全高:3,610×1,650×1,495(mm)
重量:930kg
エンジン:直列3気筒DOHCガソリン
総排気量:999cc
最高出力:55kW/6,200rpm
最大トルク:95Nm/3,000-4,300rpm
価格:¥1,673,000 ~
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撮影/佐藤亮太
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