器が大きいといわれる人は、周りから尊敬され、認められている人であることが多いのではないでしょうか。また、頼りがいがあって包容力のあるタイプの人も、器が大きいといわれることがありそうです。そんな「器が大きい人」には、どのような特徴があるのでしょうか。当記事では、器が大きい人のエピソードや、器が大きい人になるための方法をご紹介します。器が大きい人に憧れている人は必読の内容です!
※本記事は『FASHION BOX』編集部員が自身の経験を踏まえて執筆しており、専門家による考察ではありません。また、記事内にある作用を実証するものではございません
≪目次≫●器が大きい人とは?
●器が大きい人に共通する特徴
○自分の発言に責任を持っている
○他人のミスを許すことができる
○自分の感情をコントロールできる
○誰にでも平等に接することができる
○余裕がある
●器が大きい人エピソード
○「上司が器が大きい人。いつも穏やかで、職場の雰囲気がよくなる」(27歳・女性・一般事務)
○「ミスをしても、『大丈夫だよ!』と、フォローしてくれた」(23歳・女性・販売・サービス)
○「間違いを認めてきちんと謝ってくれる。信頼できる人だと感じた」(37歳・男性・マーケティング・企画)
○「私自身が気づいていなかった長所を見つけて、褒めてくれた」(32歳・女性・営業)
○「新人の意見にも耳を傾けてくれるので、自分の意見を積極的に出せる」(25歳・男性・専門職)
●器が大きい人になるためには?
○自分の器を知る
○許容範囲を広げる
○「こうあるべき」だという自分基準をやめる
○自分のストレス解消法を見つけておく
○心に余裕を持つ
●一目置かれる、魅力的な「器が大きい人」を目指そう!
器が大きい人とは?
そもそも「器が大きい」とはどういう意味なのでしょうか。実用日本語表現辞典(weblio辞書)によると、以下のように説明されています。
読み方:うつわがおおきい
小さなことをいちいち気にしない人のこと。多少のことで怒ったり悲しんだりしない人のこと。
どうやら、感情をむき出しにすることがなく、心(度量)が広い人といった印象ですね。次の項からは、そんな器が大きい人の共通点として考えられることをご紹介していきます。
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器が大きい人に共通する特徴
器が大きい人の特徴とは、どのようなものなのでしょうか。あなたの周りの器が大きい人たちには、共通点があるのかもしれません。解説していきましょう。
自分の発言に責任を持っている
器が大きい人は、自分が発言したことに責任を持ち、有言実行する人なのではないでしょうか。仮にその発言が間違いであっても、その責任を誰かに押しつけることなく、間違いを受け止めることができるはずです。また、間違いを自分で処理、回収するところまでの責任を負うこともあるでしょう。
他人のミスを許すことができる
自分のミスを認めることができるのはもちろん、他人のミスも許すことができるのが器が大きい人なのかもしれません。そのうえ、他人のミスをさりげなくフォローしてくれることもあるでしょう。
自分の感情をコントロールできる
感情をうまくコントロールできることも、器が大きい人の特徴のひとつといえるでしょう。仕事やプライベートでうまくいかないときには、誰しも感情的になることがありますが、器が大きい人は感情をあらわにすることが少なく、穏やかに過ごすことができるのではないでしょうか。また、トラブルが発生しても冷静に対処できるのが、器が大きい人の特徴でもあるでしょう。
誰にでも平等に接することができる
器が大きい人は、誰に対しても平等に接することができるでしょう。自分と他人との間に隔てがなく、優劣をつけることが少なく、相手の考えを尊重することにも長けているはずです。これは、自分は自分、他人は他人、だから違うことが当たり前、という区別がしっかり認識できているからこそなのではないでしょうか。
余裕がある
あなたの周りにいる器が大きい人は、余裕があり、どっしり構えている感じがしませんか。器が大きい人は心に余裕があり、些細なことで動揺しない人ともいえるでしょう。余裕があるため、他人にやさしく接することができるのも、器が大きい人の特徴として挙げられるのではないでしょうか。
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器が大きい人エピソード
ここからは、筆者の周りの男女に聞いた、「この人は器が大きい人だなぁ」と感じたエピソードをご紹介していきます。
「上司が器が大きい人。いつも穏やかで、職場の雰囲気がよくなる」(27歳・女性・一般事務)
「器が大きい人は、いつも穏やかです。そのため、職場の雰囲気がとてもよく、部下たちのモチベーションも上がります。今の職場の上司は、まさにそういう人。この上司のことを悪くいう同僚や後輩、先輩はいないですね」
「ミスをしても、『大丈夫だよ!』と、フォローしてくれた」(23歳・女性・販売・サービス)
「器が大きい人は、他人の失敗にも寛容です。それは、『自分を含め、人間誰しも失敗することはある』と理解しているからだと思います。しかも、他人の失敗をフォローしてくれたうえ、やさしく対応できるのも、器が大きい人ならではといえます。実は、私の失敗をフォローしてくれたのは後輩なのですが、年下でも『この人ってすごいなぁ』と尊敬しちゃいました」
「間違いを認めてきちんと謝ってくれる。信頼できる人だと感じた」(37歳・男性・マーケティング・企画)
「人は、自分がミスをしたときにどのような行動をとるかによって、器が大きいかどうかが測れると思っています。自分のミスを認めず、誰かになすりつけるようであれば、器が大きいとはいえないですよね。器が大きい人は、自分のミスを認め、改善することに努めている印象です。自分の非を認めることは難しいですが、それがなんなくできるのが器が大きい人の特徴。僕の先輩は、自分が間違っていたら後輩に対してもちゃんと謝って、状況がよくなるまで責任を持って対応してくれます。仕事ができるといわれているイケイケの先輩よりも、『ごめんなさい』がいえる先輩のほうを信頼しています」
「私自身が気づいていなかった長所を見つけて、褒めてくれた」(32歳・女性・営業)
「器が大きい人は余裕があるので、いろいろなところに目を向けることができますよね。また、他人を受け入れる度量があるため、本人が気づいていない長所を見つけるのが得意です。ポジティブな考え方ができることもあり、私が短所だと思っていたところも長所としてとらえてくれることもあります。同僚に仕事の悩みを相談したら、『え、何言ってんの、それがあなたのいいところじゃない!』っていってくれて、救われました」
「新人の意見にも耳を傾けてくれるので、自分の意見を積極的に出せる」(25歳・男性・専門職)
「どんな人にも平等に接すること。そして、相手の考えを尊重できるのも器が大きい人の特徴だと感じます。自分と他人の境界線がしっかりと引かれているため、自分の価値観を押し付けることもないし、他人の価値観もすんなりと受け入れてくれます。わが社の社長は、新人の私の意見でも興味深く聞いてくれて、『それいいね、やってみようよ』と、成長を促してくれるのです。こんな人には初めて会いました。出会えてよかったです」
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器が大きい人になるためには?
器が大きい人になりたい、という人も多いでしょう。そのためにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、器が大きい人になるための方法を考えてみました。
自分の器を知る
まずは、自分の器が今どれくらいなのかを知ることが大切なのではないでしょうか。次の項目にいくつチェックがつくかによって、自分の器を測るものさしにしてみましょう。
・心に余裕がある
・どんなことが起きても、冷静に対処できる
・誰にでも平等に接することができる
・他人の意見を素直に受け入れられる
・自分の非を認めることができる
・いつでもポジティブに物事を考えることができる
たくさんチェックがついた人は、周りから器が大きい人といわれているかもしれません。あまりチェックがつかなかったという人は、次からご紹介する方法を実践してみるといいかもしれません。
許容範囲を広げる
器が大きい人になるには、自分の許容範囲を広げることが重要となります。そのためには、自分は何を受け入れられるのか、そして、何を受け入れられないのかを明確にするといいでしょう。紙にそれらを書き出してみてください。そして、受け入れられないもののなかでも、「これだったら、いけるかもしれない」というものをピックアップして、それを受け入れられるようにするにはどうしたらよいかを考え、行動し、許容範囲を広げていきましょう。
「こうあるべき」だという自分基準をやめる
「こうあるべき」というのは、自分の基準でしかないのではないでしょうか。他人から見ると、「そこまでしなくてもいいのでは?」「それってちょっと違うんじゃない?」ということもあります。他人の考えを受け入れ、尊重するためにも、「こうあるべき」はやめてみましょう。そうすることで、さまざまなことに柔軟に対応できるようになり、器が大きい人に近づけるかもしれません。
自分のストレス解消法を見つけておく
ストレスが溜まると、人は些細なことでもイライラしてしまいます。器が大きい人が感情をコントロールすることに長けているのは、ストレスをうまく発散したり、ストレスを溜めないようにしているからでしょう。器が大きい人になるには、自分なりのストレスの解消法を見つけておき、ストレスが少しでも溜まったと感じたら、それを実践するようにしましょう。
心に余裕を持つ
器が大きい人は、心に余裕を持っています。そのため、どんなことがあっても感情的にならず、いつでも冷静に対処できるのではないでしょうか。器が大きい人になるには、心に余裕を持つことも大切といえます。心に余裕を持つには、
・いつでも笑顔を心がける
・否定から入らず、ものごとを肯定的に受け入れる
・時間に余裕を持って行動する
などを実践してみるのもいいかもしれません。
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一目置かれる、魅力的な「器が大きい人」を目指そう!
器が大きい人の特徴やエピソード、器が大きい人になる方法をご紹介しました。器が大きい人は、ビジネスシーンでは「できる人」と一目置かれ、プライベートでは魅力的な人に映ることでしょう。ご紹介した方法を実践して、器が大きい人を目指しましょう。
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