感性が豊かな人とは? 感性を磨くために試したいこと5選

「感性豊かな子どもに育てたい」「あの人は感性が豊かでいいね」などということがあります。では、そもそも「感性」とはどんな意味で、感性が豊かな人にはどんな特徴があるのでしょうか? この記事では、感性が豊かな人のメリットとデメリットをチェックしてみました。また、感性を豊かにするために試したいことを5つ、ご紹介しましょう。

※本記事は『FASHION BOX』編集部員が自身の経験を踏まえて執筆しています

≪目次≫
●感性とは
●感性が豊かな人の特徴
○豊かな想像力がある
○物事をさまざまな面からとらえる
○自分の心に素直に生きている
○五感が鋭い
○小さな変化にも敏感
●感性が豊かな人のメリット
○高い集中力がある
○いい人間関係を作ることができる
○たくさんのことに感動できる
○第六感が鋭い
○仕事に活かせる
●感性が豊かな人のデメリット
○傷つきやすい
○ストレスを感じやすい
○こだわりが強い
○ルールや規則を窮屈に感じる
●感性を豊かにするために試したいこと
○一流のものにふれる
○旅に出る
○映画を観る
○自然にふれる
○アウトプットする
●感性を磨いて、ハッピーでうるおいのある毎日を

 

感性とは

まずは、「感性」にはどんな意味があるのかをチェックしてみましょう。三省堂 大辞林 第三版(weblio辞書)には、感性の意味について次のように書かれています。

① 〘哲〙 〔英 sensibility; ドイツ Sinnlichkeit〕
㋐ 認識の上では、外界の刺激に応じて、知覚・感覚を生ずる感覚器官の感受能力をいう。ここで得られたものが、悟性の素材となり認識が成立する。
㋑ 実践的には、人間の身体的感覚に基づく自然な欲求をいう。理性より下位のものとされ、意志の力によって克服されるべきものとされることが多い。 → 理性 ・悟性
② 物事に感じる能力。感受性。感覚。 「豊かな-を育てる」 〔「心に深く感じること」の意で江戸期の浮世草子に既に載っている語。「哲学字彙」(1881年)で英語 sensibility の訳語として広まる〕

※参照:三省堂 大辞林 第三版(weblio辞書)

「感性」とは、ある物事に対して感覚的に受け止める力のことといえるでしょう。固定観念にとらわれず、自分の知覚や感覚で物事をとらえることを意味します。また、感性を使った表現として、「感性が豊か」「感性が乏しい」などが挙げられます。

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感性が豊かな人の特徴

感性が豊かな人の特徴

感性が豊かな人とは、どんな人のことを指すのでしょうか? ここでは、感性が豊かな人の特徴について考えてみましょう。

豊かな想像力がある

感性が豊かな人は、優れた想像力の持ち主といえるでしょう。ひとつの物事をそのまま受け取るのではなく、「〇〇だったらどうなるかな?」「××のようなシチュエーションだったら、こうなるのでは?」など、さまざまなケースを想像します。そして、その想像によって新しいイメージがどんどん膨らんでいくことが、感性が豊かな人の特徴として挙げられるのではないでしょうか。

物事をさまざまな面からとらえる

年齢を重ねて経験を積んでいくと、人は自分でも気づかないうちに固定的な考えや先入観を持ってしまうものです。しかし、感性が豊かな人は、そのような考えにとらわれることなく、物事をさまざまな視点から受け止めることができるようです。感性が豊かな人とは、物事を一般的な視点とは違う角度から見て、そこにたくさんの魅力を見い出すことが得意な人ともいえるのかもしれません。

自分の心に素直に生きている

感性が豊かな人は、頭で考えるより、自分の感覚を頼りにする人が多いのではないでしょうか。頭では「いい」とわかっていることであっても、「なんだか好きになれない」と感じたら、その直感に従うこともあるかもしれません。そのような行為は、自分の心が感じるままに、素直に生きている証とも考えられます。

五感が鋭い

感性とは、感覚で物事を感じとる力のこと。そのため、感性が豊かな人は、「見る・聞く・味わう・嗅ぐ・感じる」という五感が人よりも研ぎ澄まされていて、その感覚が鋭いはずです。

小さな変化にも敏感

五感が鋭いと、周囲の小さな変化にもすぐに反応することができるでしょう。周りの人の何気ない仕草に普段とは違うものを感じとったり、人の表情に小さな変化を見つけたりなど、他の人が気づかないような些細なことでも、すぐにキャッチできる力があるのではないでしょうか。

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感性が豊かな人のメリット

豊かな感性の持ち主は、さまざまなことを感じとりやすいでしょう。ここでは、感性が豊かな人のメリットとして、次のようなことを挙げてみました。

高い集中力がある

優れた感性を持っている人は、自分の五感をフルに働かせて物事をとらえようとするでしょう。そして、そのときの集中力はかなりのものといえるのではないでしょうか。このように、高い集中力を持って物事に取り組むことで、その感性がさらに研ぎ澄まされていくのかもしれません。

いい人間関係を作ることができる

周りをよく観察して、人の小さな変化にも気づきやすい感性が豊かな人は、「よく気がつく人」「思いやりのある人」と思われていることでしょう。そのため、感性が豊かな人は、いい人間関係を自然に築くことができるとも考えられます。

たくさんのことに感動できる

感性が豊かで五感が鋭いと、些細なできごとであっても、そこに感動を見い出すことができるでしょう。ごく当たり前に感じられることに対しても、感動できる心があれば、人生がさらに豊かになっていくはずです。

第六感が鋭い

第六感とは、理屈では説明できないような、五感以外で物事を感じられる力のことをいいます。感性が豊かで五感も鋭い人は、第六感も磨かれていくのかもしれません。そのため、感性が豊かな人は、他の人には感じられないようなわずかな変化を察知できる能力が高い可能性も考えられるでしょう。

仕事に活かせる

豊かな感性を活かして、仕事で活躍することもできるのではないでしょうか。たとえば、画家やイラストレーター、作家、役者など、他の人には想像もつかないような色や言葉を組み合わせたり、肉体を通した表現をして、芸術的な作品を作るかもしれません。一般的に「クリエイター」と呼ばれるジャンルの仕事に就く人は、豊かな感性を武器に活動している場合が多いでしょう。

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感性が豊かな人のデメリット

感性が豊かな人にはさまざまなメリットがある一方で、豊かすぎる感性を持つがゆえのデメリットもあるかもしれません。

傷つきやすい

感性が豊かな人は、喜びや楽しさを人一倍感じられるのと同様に、悲しみや怒りも人より多く感じとってしまいがち。そのため、小さなことでも心が傷つきやすく、他の人なら気にしないようなことで落ち込んだりする場合もあるかもしれません。

ストレスを感じやすい

うれしいことも悲しいことも、人より強くとらえられる感性が豊かな人は、そのぶん、精神的なストレスも感じやすくなるでしょう。周りの人からマイナスの感情を感じとってしまい、それを上手にコントロールできない場合は、余計なストレスを抱えることになってしまうかもしれません。

こだわりが強い

感性が豊かだと、他人なら気にもとめないような部分にも、強いこだわりを持つ傾向がありそうです。「〇〇の部分には、絶対に××を使わないといけない」など、常人には理解できない執着を示すことも考えられます。

ルールや規則を窮屈に感じる

心が感じるままに生きる感性が豊かな人は、社会や組織のルール、規則を窮屈に感じやすいでしょう。それらに従うことが苦痛だと、社会的には「マナーや常識に欠けている人」「自己中心的な人」と見られる可能性もあります。

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感性を豊かにするために試したいこと

感性を豊かにするために試したいこと

豊かすぎる感性にはデメリットもありそうですが、人よりもたくさんの感動を味わうことができたり、物事を違った角度から見られることを考えると、感性は豊かであったほうがステキですね。ここでは、感性を磨くための方法をご紹介しましょう。

一流のものにふれる

すぐに手に入る安価なものと、一流と呼ばれるものでは、素材やデザイン、佇まいに違いがあります。そのため、ときには本物にふれてみて、それを一流たらしめている部分はどこなのかを自分の感性で感じとってみましょう。これを繰り返し行うことで、もののわずかな違いを感じ取る感性が鍛えられていくはずです。

旅に出る

見たこともない景色や、思いがけないものや人との出会いが、旅の醍醐味。旅先では、自分の五感を刺激するさまざななシーンに遭遇できます。また、遠くへの旅行ではなくとも、行ったことのない場所に出かけてみるのもいいでしょう。昨今のコロナ禍において、外出を控えざるを得ない状況が続いていますが、インターネットやDVD、本などを通じて、まだ見ぬ世界にふれることもおすすめです。

映画を観る

映画のなかでは、自分の人生とは異なる価値観や物語が描かれています。映画を観ながら、主人公に自分の気持ちを重ねるようにすると、今までは知らなかった世界が開けてくるかもしれません。

自然にふれる

自然は壮大な芸術作品ともいえるのではないでしょうか。木々の緑を愛でたり、草花の色や香りを感じたり、そよ風を全身で受け止めたりなど、自然にふれることで五感が磨かれていくかもしれません。また、自然からさまざまなインスピレーションを得ることもできるでしょう。

アウトプットする

物事をインプットするだけではなく、ぜひアウトプットする時間も設けてみましょう。絵を描いてみたり、日記や詩を書いてみるのもいいですね。自分の心の中にある思いをアウトプットすることで、感性が豊かになっていくはずです。

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感性を磨いて、ハッピーでうるおいのある毎日を

感性が豊かな人は、人の気持ちがわかったり、小さなことにも幸せを感じることができます。毎日のくらしのなかで、さまざまな経験を積みながら感性を刺激することで、きっと魅力的な人になれるはずです。ぜひ感性を磨いて、ハッピーでうるおいのある人生を送りましょう。

編集/FASHION BOX
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