『リンネル』10月号のカバーレディを務めた杉咲花さん。ぱっつん前髪の印象が強い杉咲さんですが、撮影時はいつもよりも大人っぽいダウンスタイルで登場。夏からは、連続テレビ小説「おちょやん」(NHK)の撮影もスタート。徐々に、撮影スタジオのある大阪に生活を移す準備も進めていると明かしてくれました。そんな杉咲さんの大阪での生活に、絶対に欠かせないものとは?
《目次》●朝ドラのヒロインに「決まったときの喜びはひとしおでした」(杉咲 花)
●「エンターテインメントの仕事に携わらせていただけることは幸せ」(杉咲 花)
●Information……杉咲 花さん出演映画『青くて痛くて脆い』
●Profile……杉咲 花
朝ドラのヒロインに「決まったときの喜びはひとしおでした」(杉咲 花)
この夏からは、大阪を舞台に喜劇女優の活躍を描く連続テレビ小説「おちょやん」の撮影もスタート。過去にはオーディションに落ちた経験をし、「いつかは」という悔しい気持ちもあったからこそ、決まったときの喜びはひとしおだったと話します。しばらくは大阪が拠点となるため、徐々に生活を移す準備も進めているのだとか。
「何を持っていって、何を置いていこうかと悩んでいるところですが、絶対に欠かせないのはベッド。それまで特に寝具にこだわったことはなかったけど、去年初めて自分に合うものを母と一緒に買いに行ったら、ぜんぜん寝心地が違って! もう自分のベッドじゃないと、快眠できないようになりました。だから大きい荷物になりますが、ちゃんと大阪まで送ろうと思います(笑)」
杉咲 花が大人シックなスタイルで登場! 出演映画『青くて痛くて脆い』の見どころをインタビュー
「エンターテインメントの仕事に携わらせていただけることは幸せ」(杉咲 花)
ブラウス¥46,000/フォルテ フォルテ(コロネット)、デニムオーバーオール¥48,000/チマラ(ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)、シューズ¥45,000/ビューティフル・シューズ(ギャラリー・オブ・オーセンティック)
ヒロインの千代の「悲しい出来事にも、ポジティブに向き合っていく明るい姿を見て、私も元気をもらっている」という杉咲さん。この春の外出自粛期間には、自身もエンターテインメントの持つ力を実感したと話します。
「音楽や映画、本にすごく元気をもらったし、どれだけ自分がエンターテインメントに助けられているのかを実感しました。なくても生きていけるけど、あったほうがずっと豊かになれるし、悲しい感情に寄り添ってもらえたり、つらいことを忘れられる時間を作ってくれたりする。そんな仕事に携わらせていただけることは、あらためて幸せだなと感じました」
自粛中はドラマの撮影が延期になったり、出演予定の舞台が中止になるという経験も。
「現場でスタッフさんと作品の相談をしたり、空いた時間にお菓子をつまみながらおしゃべりしたり……。今まで当たり前のように感じていた時間が、どれだけ特別だったのかを痛感しました。でも、今日の撮影もそうですけど、そういう時期を乗り越えたからこそ、こうしてお仕事できることを特別に感じられるし、より大切に向き合っていける。今まで以上に、これからの現場が楽しみです」
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Information
杉咲 花さん出演映画『青くて痛くて脆い』
(C)2020映画「青くて痛くて脆い」製作委員会
人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢亮)と、空気の読めない発言で周囲から浮いている秋好寿乃(杉咲花)。ひとりぼっち同士の二人は、「世界を変える」という目標を掲げるサークル「モアイ」を結成するが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。就活サークルに成り下がったモアイを潰し、秋好が叶えたかった夢を取り戻すため、楓は親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。
監督:狩山俊輔
出演:吉沢亮、杉咲花、柄本佑ほか
全国公開中
Profile
杉咲 花
すぎさき・はな/1997年生まれ、東京都出身。2013年のドラマ「夜行観覧車」で注目を集める。2016年の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多くの賞を受賞。主な出演作にドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」「とと姉ちゃん」「いだてん〜東京オリムピック噺〜」、映画『楽園』など。2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインを務める。
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photograph_Emiko Tennichi
styling_Yuriko E
hair & make-up_Yusuke Kawakita
text_Hanae Kudo
(リンネル 2020年10月号)
web edit_FASHION BOX, Satoko Ishikawa[vivace]