旬の食材を使った炊き込みごはんは、食卓をいつもよりちょっと豪華に見せてくれる人気の献立。でも、作るとなると、「手間がかかりそう......」と敬遠している方も多いのでは? そこで、恵比寿の和食料理店「なすび亭」の店主・吉岡英尋さんに、缶詰を使って簡単にできる炊き込ごはんのレシピを教えていただきました。
≪目次≫●缶汁はだしに! 余すところなく使える缶詰の魅力
●シェフおすすめレシピ:さば味噌缶の炊き込みごはん
●教えてくれたのは……
缶汁はだしに! 余すところなく使える缶詰の魅力
「缶詰は旬な時季に、鮮度のいいものを缶に詰め、そのまま加熱調理しているので、おいしい状態を長く保てる優秀な食材。缶汁をだしとして使えるのもいいですね」(吉岡店主)
缶汁を使わないレシピの場合は、味噌汁や煮物など別の料理に使うのもあり。
また、料理に使う際は、メーカーや種類によって塩分量や味が違うので調整が必要。「味の好みは人それぞれです。自分の好きな味になるよう、味をみながらしょうゆや塩などで調節しましょう」
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シェフおすすめレシピ:さば味噌缶の炊き込みごはん
さば缶はしょうゆ煮や水煮でもOK。その場合、塩としょうゆを少し足して。米は、洗ったあと1時間ほど浸水させ、ザルにあげて約10分おくと、どの種類の米でも水分量が均一になりやすく、おいしく炊けます。
材料
・さば味噌煮(缶)……1缶(180g) ※缶汁を分けておく
・米……2合 ※1時間ほど浸水させておく
・しょうが……10g ※せん切り
・長ねぎ……10g ※みじん切り
・酒……大さじ2
・さば味噌煮缶汁……大さじ1
・薄口しょうゆ……大さじ1
・三つ葉……5本 ※2cm長さに切る
作り方
1. 三つ葉以外の材料をすべて炊飯釜に入れたら、水(分量外)を目盛りまで注ぎ、炊飯器で炊く。
2. 炊き上がったら三つ葉を入れてまぜ合わせる。
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教えてくれたのは……
なすび亭 店主
吉岡英尋(よしおか・ひでひろ)さん
【Profile】
料理学校卒業後、東伊豆の「つるやホテル」に入社。その後、鎌倉の懐石料理「山椒洞」、銀座のふぐ料理「山田屋」などで修業を重ね、2000年に20代で「なすび亭」を開店。
なすび亭/Information
東京都渋谷区恵比寿南2-13-3
電話番号:080-4622-0730
営業時間:18:00~
定休日:日曜・祝日
URL:https://www.nasubitei.com/
(抜粋)
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料理監修:小山浩子、曽根小有里、医療監修:小田原雅人
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構成・編集・原稿:小山暢子
撮影:市瀬真以
調理アシスタント:亀田真澄美、藤瀬奈々、大谷友子
撮影協力:UTUWA
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WEB編集:FASHION BOX、株式会社エクスライト