正しいシャンプー法を毛髪診断士が解説！ペタンコやうねりなど悩み別のおすすめアイテムも紹介

50代の髪はもっと美しくなれる！／シャンプー編

意外と年齢を感じさせてしまう髪。サロンでのスペシャルケアもいいけれど、まずはおうちでできることから取り入れてみましょう！美容師で毛髪診断士の資格を持つ田邊未奈美さんにシャンプーの選び方や、髪の洗い方を教えてもらいました。おうちケアで美髪を目指しましょう！

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毎日のシャンプーで髪が変わる！

シャンプーの選び方と洗髪方法を見直して
「髪に悩みがあるときは、まずは使うシャンプーを見直しましょう」と田邊さん。意外と、髪質や今の状態に合わないシャンプーを使っている人が多いそう。
「例えば、髪がペタンとしやすいのにしっとり重さが出るものを使っていたり。目的や悩みに合ったシャンプーを選んで」

さらに洗い方にもポイントが。
「泡立てが弱く、摩擦をかけて洗いがち。きめ細かい泡で髪ではなく、地肌を洗うように意識を。頭皮の乾燥を感じやすい場合、シャンプーは2日に1回と間隔をあけてもOK。朝洗うと、毛根が緩んで抜けやすくなるので、夜洗うのがベストです」

＜STEP 1＞お悩みの原因を理解する

ツヤ不足さん

摩擦や水分不足でパサつきが進行
紫外線によるダメージや髪に過度な摩擦を与えるとパサつきのある印象に。また頭皮の水分不足により髪の水分バランスが乱れている場合も。オイルをつけても時間がたつとパサつきを感じる場合は、トリートメントなどで保湿するケアを。

ボリューム不足さん

オイルのつけすぎやシャンプーが原因
加齢により髪が細くなり、頭皮が硬く、皮膚のたるみにより分け目が目立ってきてしまうことも。さらに産後の脱毛やヘアオイルをつけすぎてボリュームダウンさせている場合も。ペタンとしやすいときは、ツヤよりもハリ・コシのシャンプーを選んで。

うねり悩みさん

頭皮の硬さや毛穴詰まりなど
摩擦や加齢により毛穴のたるみでうねりを感じたり、湿気でうねりやすい場合はヘアダメージが進行しているサイン。うねりと一緒に頭皮のベタつきがある場合は頭皮が硬くなっていて、皮脂で毛穴が詰まり、うねりが強くなっていることも。

＜STEP 2＞正しいシャンプー法をマスター

1. 湯で汚れを充分落とす

正しいシャンプーの手順を美容師が解説！お悩み別のおすすめアイテムも紹介 — シャンプーの2倍の時間をかけて

泡立てる前にすすぎを丁寧に行うことで、汚れの約70％が落ち、シャンプーの泡立ちもよくなる。

2. シャンプーは地肌で泡立てる

襟足からシャンプーをつけ、生え際から頭頂部に向かって指の腹で優しくなでるように動かすとモコモコに泡立つ。

3. 地肌をしっかりすすぐ

38～40℃の湯で、地肌にしっかりシャワーが当たるように根元からすすぐのがコツ。生え際、耳周りなどシャンプーが残りやすい部分は地肌がキュッキュッというまですすぐ。

4. トリートメントは髪にもみこむ

髪の内部を補修するトリートメントは頭皮に塗布せず、ダメージが気になる髪によくもみこんで浸透させて。髪がなめらかになり、手触りもよくなる。

5. タオルドライは押さえるように

長い髪はタオルに挟み、短い髪は頭頂部にタオルを当ててポンポンするように拭く。こするように拭くと摩擦になるので注意。

＜おすすめアイテム＞

髪に優しいふんわりした肌触りで、吸収性がよく水分を瞬時にふき取る。

6. ドライヤーは地肌から離して

乾かすときは髪に負担をかけない低温がベスト。高温のドライヤーは熱くない距離まで離して風を当てること。髪を持ち上げ、根元や地肌を乾かすよう意識して。

＜PPT配合のアイテムで週1回のスペシャルケアを＞
髪質をよくしたいときは、毛髪や皮膚などのタンパク質と同じ成分でできているPPT（ポリペプチド）が含まれているシャンプーやトリートメントが◎。PPTの中でも、ボリュームには加水分解ケラチン、パサつきには加水分解シルクやコラーゲンと表記されているものを選ぶと、より効果的に髪が補修できます。

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