「片付けられない」は心の問題!? モノをためこめない心理テクニックを精神科医が指南

部屋の整理整頓で心が豊かになる

「片付けたのにすぐ散らかってしまう」「片付けや整理整頓が苦手」。部屋がきれいにならない理由は、心の問題にありました。精神科医でマンガ原作者のゆうきゆう先生直伝の、片付け上手になるためのテクニックを紹介しましょう。

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片付けられない人は、何事も「とりあえず」で済ませてしまう

片付けとは「決断の連続」
部屋をきれいにキープできない人の多くは、ものごとを後回しにして「とりあえず」で済ませてしまう傾向があります。「片付ける」「整理整頓する」という行動には、それが「必要か不必要か」を選別する必要があり、また、選別後には「何を、どこへ置くのか」を決める必要が生じてきます。片付け下手なのは、その決断ができないからなのです。

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モノをためこまないための心理テクニック

「いつかやる！」と心のどこかで思っていたことが片付くと、管理するモノが減ることで快適に過ごせるようになります。何より部屋が片付くことによって、自分自身を肯定的に見られるようになり、迷いも悩みも手放せるようになります。

TECHNIQUE 1：「もったいない」という気持ちが散らかる原因に

私たちは、子どもの頃から「モノを大切に」「もったいない」という精神を教わってきました。ですから、「捨てる」ことについ罪悪感を抱いてしまいます。でも、持っていても使わず、その結果モノが部屋にあふれてしまうのであれば、もはや本末転倒。もし、あなたがためこんでいるのがムダなモノばかりなら、精神衛生上とても「もったいない」状況といえるかもしれません。「捨てる」罪悪感ばかりにとらわれず、本当に必要かどうか、改めて見直してみませんか？

TECHNIQUE 2：まずは「負担にならない片付け」からスタート

「今日こそは部屋をきれいにしよう！」と張り切って始めたものの、一向にきれいにならず、中途半端のまま放置……。そんな失敗の原因は、欲張りすぎることにあるのかもしれません。一度にすべてを処分したり、片付けようとすると、時間もエネルギーも切れてしまいます。まずは、テーブルの上や引き出しの中など、小さなスペースから始めてみましょう。あるいは、「10分間だけ掃除する」「20個だけ処分する」という方法でもOK。自分にとって「負担にならない」方法がベストなのです。

TECHNIQUE 3：部屋を「リラックスできる空間」に変身させる

片付けるときに心掛けたいのは、自分が「リラックスできる空間にする」こと。部屋はただ寝食のためだけの空間ではありません。あなたの好きなインテリアだったり、使いやすい空間なら、仕事などのストレスが軽減されて家事もぐっと快適になるはず。部屋は日々の暮らしの大切な基盤でもあります。毎日をどれだけ快適に過ごすかで、心身が受けるストレスに大きな違いが生まれます。大切な場所だからこそ、いつもきれいに片付けて、リラックスできる空間にしておきたいものです。

このコンテンツの監修者は……精神科医・マンガ原作者ゆうきゆう先生

「片付けられない」は心の問題!? モノをためこめない心理テクニックを精神科医が指南 — 精神科医・マンガ原作者
ゆうきゆう先生

【PROFILE】
精神科医・マンガ原作者。ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックグループ総院長。東京大学医学部医学科を卒業。医師業のかたわらマンガ原作者としても活躍。主なマンガ原作に「マンガで分かる心療内科」（少年画報社）などがある。
Twitter：@sinrinet
ゆうメンタルクリニック：https://yucl.net/
ゆうスキンクリニック： https://yubt.net/

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