座り仕事中に「姿勢を正す」のは逆効果!? 無理せずよい姿勢をつくるワザ［元MLBトレーナー監修］

毎日長時間のデスクワークで腰痛や肩こりに悩まされている方は多いのではないでしょうか。気づいたら意識的に姿勢を正すという方もいると思いますが、逆効果になる可能性があるとreconditioning ＆ treatment「+K」代表の栗田聡さんは言います。

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座り仕事のポイント「姿勢を正す」は逆効果!?

事務職やエンジニアなど、長時間イスに座りっぱなしの仕事をする人の多くが悩むのが、かたよった姿勢からくる腰痛と肩こりだと思います。気がついたときに姿勢を正すようにしている、という人は多いはず。でもじつは、この「気づいたときに姿勢を正す」という行動は、かたよった姿勢をとっている人にとっては、むしろ逆効果になる場合もあるのです。

仕事に集中しているとき、普通は姿勢を意識し続けることはできません。また無意識な状態では、知らないうちに人はそれぞれ楽な姿勢をとってしまいます。たとえば、同じ脚ばかり組んでみたり、ほおづえをついてみたり……。

ではどうすればいいのかというと、一度思いっきり悪い姿勢をつくってみてください。人の体は、ある方向に力を入れてあげると、逆の方向に動きやすくなるという性質があります。なので、悪い姿勢をより意識的につくってからゆるめることで、自然とよい姿勢、つまり人体にとって効率的な姿勢をとることができるのです。

意識してよい姿勢をつくることが悪いわけではありません。ですが、自分の姿勢が自分にとってよいのか負担になるのかわからない場合があります。そのときに、この方法も試してみてください。

こんな人に効く！お手軽リフレッシュ

▲息を吸いながら、思いっきり悪い姿勢で力を入れる

▲戻す

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このコンテンツの監修者は……
reconditioning ＆ treatment「+K」代表栗田聡（くりた・さとし）さん

【PROFILE】
1986年、ドラフト1位で広島東洋カープへ入団。98年、元プロ野球選手として初の理学療法士資格を取得。99年、大阪近鉄バファローズのメディカルコンディショニングディレクターに就任。2005年、東京ヤクルトスワローズのフィジカルディレクターに就任。12年からMLBのシカゴ・カブスでアスレティックトレーナーとして活躍。帰国後も日本各地で治療やコンディショニング、トレーニング技術指導を行うなど活動は多岐にわたる。著書に『疲れた体がよみがえるリセット7秒ストレッチ』（高橋書店）などがある。

reconditioning ＆ treatment「+K」
東京都港区東麻布2丁目11−1 studio FREEDA内

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（抜粋）