アートと暮らす家
Zoom会議の背景が気になったり、家にいる時間が長くなると必然的にインテリアについて考えるようになりますよね。そこで、今回は家を彩るアートについてお届けします。ハードルが高いと思われがちなアートですが、日常に取り入れている人の家の楽しそうなこと! 選び方や飾り方のコツなど、インテリアやアートに精通したプロの家は参考になるヒントがいっぱいです。自由な発想で、アートのある暮らしを楽しんでみませんか。
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「限られた空間を逆手に取る」 ───ランドスケーププロダクツ・清水 彩さん
内装やインテリアを手掛ける会社に勤めているという仕事柄、アートが身近な存在である清水彩さん。子どものころから勉強机や自分の部屋を飾ることが大好きで、蚤の市や旅先で用途のないオブジェを買っては飾っていたのだとか。美術館では簡単に買えるアートとしてポストカードを買うのが楽しみで、それを飾るためのフレームも常に探しているそう。店舗ディスプレイや商業施設の内装などに関わる仕事に携わるようになってからは、よりアートに親しむように。
「特に京都の〈エースホテル〉のアートコンサルティングに関わったことで、知り合ったさまざまなアーティストから、直接作品を購入することも増えました」
現在はフリーランスとして、日本の作家を海外に広めたり、海外のアーティストの作品を日本に紹介したりする仕事もスタート。いいなと思ったアーティストの作品は、実際に買って家に飾ってみるようにしている。
「額装によっても雰囲気が変わるし、複数を並べたり、立体のオブジェと組み合わせたりと、いろいろ工夫するのも楽しい。家の空気ががらりと変わるので、模様替えをするより手軽で効果的だと思います」
部屋のあちらこちらにさり気なくちりばめて
イスラエルの女性アーティストの針金アートをトイレに。「水栽培を象った作品は、植物を飾れない場所にいいなと思って」
新城大地郎さんの作品を額装したもの。
気に入ったポストカードをフォトフレームに入れてキッチンカウンターに。
友人アーティストの作品もたくさん
本&ディスプレイ棚は、本の背の色とサイズで分類して並べているためにごちゃつかず、飾ったアートが埋没しない。「小さなメモ用紙くらいのアートも、額装すると好きなサイズにできるし、存在感も際立ちます」。右の棚に置いた絵は、柚木沙弥郎さんのリトグラフ。
飾る方法は創意工夫を
「賃貸物件なので、壁に穴は開けられないのが難点。小さなものは虫ピンを刺していますが、大きな額は専用の特殊なジェルパッドを使ったり、床に直接置いたり」
最近見つけたという、ポスター用の木製フレームバー。マグネットで挟むだけの便利グッズ。
ランドスケーププロダクツ・清水 彩さんプロフィール
Landscape Products取締役。食のブランドのディレクションや、直営のセレクトショップPiliのマネージメント・バイイング、海外アーティストとのやり取りなどを担当。
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photograph_NORIO KIDERA, MASAKO NAKAGAWA
text_SHIORI FUJII
(otona MUSE 2021年6月号)
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