背筋が伸びていても姿勢がいいわけではない? 意識的に力を抜く方法を専門家が解説

‟背筋を伸ばす“はよい姿勢ではなかった! 肩こりにつながる理由を元MLBトレーナーが解説

モデルさんを見て、背筋が伸びて姿勢がいいなと思ったことはありませんか? でも実は、そんなモデルさんでも腰痛や肩こりに悩まされている人も多いのだとか。一見姿勢がいいように思われても実際にはそうではないケースも。reconditioning & treatment「+K」代表の栗田聡さんに、お手軽リフレッシュ法とあわせて詳しくうかがいました。

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一見姿勢がよくても注意! まっすぐがよい姿勢ではない

背筋がピンと伸びていて、一般的に「姿勢がよい」といわれるような人にも、人体のしくみから考えると非効率な姿勢をしているというケースは少なくありません。

たとえば、モデルさんには腰痛や肩こりをもっている人がたくさんいます。このような人に多いのが、フラットバックといわれるタイプ。本来は軽くS字になっている背骨がほぼまっすぐになってしまっている状態です。

フラットバックといわれる人は、背中や首周りの筋肉がつねに緊張状態にある場合が多いので、胸椎の動きがよくありません。胸椎の動きがよくないと肩甲骨も動かないのです。すると僧帽筋などの大きな筋肉の動きが悪くなり、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)などの小さな筋肉ががんばってしまいます。後頭下筋群は小さな筋肉なので、すぐスタミナ切れを起こし、これが肩こりなどにつながります。胸郭の動きも悪くなるので、呼吸や自律神経にも悪影響が。こういう方は、意識的に力を抜くにはどうすればいいのかということを覚えてください。

猫背といわれる人も胸椎の動きが悪いと考えられます。猫背だからといって肩こりや腰痛になるということはありませんが、胸郭が狭くなるので、呼吸や内臓の働きに影響が出る場合もあります。

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背筋が伸びていても姿勢がいいわけではない? 意識的に力を抜く方法を専門家が解説

▲息を吸いながら肩を上げる

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▲息を吐きながら戻す

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このコンテンツの監修者は……
reconditioning & treatment「+K」代表 栗田 聡(くりた・さとし)さん

【PROFILE】
1986年、ドラフト1位で広島東洋カープへ入団。98年、元プロ野球選手として初の理学療法士資格を取得。99年、大阪近鉄バファローズのメディカルコンディショニングディレクターに就任。2005年、東京ヤクルトスワローズのフィジカルディレクターに就任。12年からMLBのシカゴ・カブスでアスレティックトレーナーとして活躍。帰国後も日本各地で治療やコンディショニング、トレーニング技術指導を行うなど活動は多岐にわたる。著書に『疲れた体がよみがえる リセット7秒ストレッチ』(高橋書店)などがある。

reconditioning & treatment「+K」
東京都港区東麻布2丁目11−1 studio FREEDA内


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(抜粋)

背筋が伸びていても姿勢がいいわけではない? 意識的に力を抜く方法を専門家が解説
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監修/栗田 聡

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編集・構成/株式会社クリエイティブ・スイート
写真/小河𠩤 德
モデル/初本瑞穂(株式会社シンフォニア)

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WEB編集/FASHION BOX

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