「心地いい暮らし研究会」のマキさんが考える、心と暮らしの整え方/ルーティンのアクション数を見直す
『リンネル』で連載中の「『心地いい暮らし研究会』のマキさんが考える、心と暮らしの整え方」。むだな作業をなくすことも、シンプルライフを実現するカギに。日々のルーティンに、省けるアクションがないか見直してみましょう。シンプルライフ研究家のマキさんに教わりました。
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固定観念を手放すことも、ラクを叶える秘訣
ときには“当たり前”を疑ってみましょう
毎日当たり前のように行っている習慣を、ときには疑ってみる。それも、自分にとっての心地よい暮らしを実現するには大切です。たとえば朝晩のスキンケアに使う化粧水は、ふたを“外したまま”にするのがマキさん流。「使うたびにふたを開けて、また閉めて……という作業が、私にとっては面倒。試しになくしてみたら、持ち歩かないので液がこぼれることもないし、扉付きの収納に入れればホコリもつきません。正しい使い方ではないかもしれませんが、個人的には特に困ることもないので、外したままにしています」
もちろん「化粧水のふた」というのはあくまで一例にすぎません。重要なのは「本当にこのアクションは必要なのかな?」と、疑いの目を持って暮らしを見直すこと。
「日々の習慣の中には、『これはスキップしても支障がない』というものがきっとあるはず。そうしたむだを省き、家事や生活習慣にかかるアクション数を減らすことが大切です。ほんの数秒の違いでも、忙しい朝には貴重ですから」
特にアクション数を意識したいのが、毎日1回以上使うものの配置。ワンアクションで手が届くようにすることで、部屋のちらかりも防げます。
「ワンアクションにするメリットは、ものを戻しやすいこと。『これから作業しよう』というときにものを出すのは苦にならないけど、使い終わったものを戻すのは億劫ですよね。だからこそ“戻しやすさ”を意識することで、ちらかりにくい部屋になるんです」
▲コンタクトレンズはパカッと開くセリアのケース(左)へ。「くるくる回すタイプ(右)のふたより開閉が簡単」
▲開閉の手間を省くため、化粧水はふたを外したまま洗面所の鏡裏へ。扉付きなのでホコリも入りません
毎日使うものはワンアクションで時短を実現! 人気ミニマリストが実践するシンプルライフ
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PROFILE/マキさん
シンプルライフ研究家。人気ブログ「エコナセイカツ」では、不要な家事をしない、シンプルな暮らしを発信する。マキさんのYouTubeチャンネル「エコナセイカツ」もチェック!
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photograph:Keiko Ichihara
text:Hanae Kudo
(リンネル 2021年7月号)
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