［上手な冷凍室収納のコツ］開封した冷凍食品は「口を閉じるだけ」だと不十分!? 料理研究家・島本美由紀直伝

冷凍室収納のコツ

食品の冷凍は家事の時短を叶える便利なワザ。おいしく冷凍保存するためには、冷凍室の開閉時間を短くして、庫内の温度が上昇するのを防ぐことが大切です。料理研究家・ラク家事アドバイザーの島本美由紀さんに冷凍室の上手な使い方をお聞きしました。

書籍『栄養素も鮮度も100％キープ！おいしい冷凍保存術』を購入する！

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK！詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00～18:00（土日祝日を除く）

冷凍室の収納は7割以上

冷凍室の収納量は7割以上は詰めるようにしましょう。たくさん詰めることで冷気が逃げにくく、節電につながります。冷凍室を開けている時間を短くするためにも、食材がすぐに取り出せるようにひと目でわかる収納を心がけましょう。

ごはんやこまごました薬味は上段を定位置に

ごはんやこまごまとした薬味は取り出しやすい上段に置くと使い忘れが防げます。ごはんは、アツアツのうちに1食分ずつ専用の容器かラップで包んで蒸気ごと閉じ込めると、解凍時にパサつかず、ふっくらおいしくいただけます。

急速冷凍スペースをつくる

おいしく冷凍するには、食材をできるだけ早く凍らせることがポイントになります。肉・魚などは一度に使う分量に分けて薄く平らにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れたら金属トレーの上で急速冷凍しましょう。急速冷凍用に冷凍庫の上段は常にスペースを確保し、冷凍したものは下段に縦置き保存しましょう。

開封した冷凍食品はダブル保存

開封した冷凍食品をそのまま冷凍室に戻してしまうと、中身が外にこぼれ落ちたり、袋が勝手に開いたり。おいしく保存するには面倒でも、冷凍食品が入った袋をしっかり閉じてから、冷凍用保存袋に入れてダブル保存をしましょう。おいしく長持ちするだけでなく、庫内のキレイもキープできます。

下段は立てて収納が基本

下段は物を重ねてしまうと取り出しにくく、使い忘れの原因に。保存袋に入れたものや冷凍食品などは、立てて収納しましょう。欲しいものがすぐに見つかります。カゴは収納量の増減で調整しにくいので、仕切りや縦置き収納するにはブックスタンドが便利。冷却力アップにもつながる金属製のものだとさらに◎。仕切る位置を自在に変えられるものなど、100円ショップで手軽に購入できます。

アイスは箱から出して保存

個包装で箱入りのアイスは、中身が少なくなったら無駄なスペースを生む原因に。箱から出し、冷凍用保存袋を外側に折り曲げたものにまとめると、コンパクトに収納できます。

麻婆豆腐が電子レンジで、鮭フライがトースターで完成！火を使わない主役おかず3品の作り方｜島本美由紀監修

インスタント食材で作るグラタンのレシピを島本美由紀が解説｜カップスープ、パスタソースを活用

教えてくれたのは……島本美由紀（しまもと・みゆき）さん

【PROFILE】
料理研究家・ラク家事アドバイザー
旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事の工夫に活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。冷凍保存のスペシャリストとしても活動し、親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。食品ロス削減アドバイザー、冷蔵庫収納＆食品保存アドバイザー、防災士の肩書きを持つ。『野菜まるごと冷凍テクニック』（パイインターナショナル）など、著書は70冊を超える。

［オフィシャルサイト］
http://shimamotomiyuki.com

バナナは冷凍して食べたほうがお得！健康＆美容効果が増す理由を料理研究家・島本美由紀が解説

［薬味の冷凍保存テク］にんにく、大葉 etc. そうめんのお供を長持ちさせるコツを料理研究家・島本美由紀が指南

実は和菓子や菓子パンも冷凍で美味しさがキープできる！余りがちな食材の冷凍保存テク

（抜粋）