お風呂場の黒カビをこするのはNG！カビ＆すきま汚れ対策法をプロが解説

大掃除は夏に！が新定番／お風呂場

梅雨が明けた今こそ掃除を始めるにはぴったりなシーズン。梅雨時にカビが増えた可能性があるお風呂場はカビ対策を抜かりなく。片づけアドバイザーの石阪京子さんとお掃除アドバイザーの藤原千秋さんに、お風呂掃除のコツをお聞きしました。

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換気が不充分なお風呂場では梅雨時にカビが増えているかも！

■水分をとにかく取り除く

「浴室は常にカラッとさせておけばカビ知らず。最後にお風呂から出る人は、タオルなどでざっと水気をとるのを習慣にするのがおすすめ」（石阪さん）。「バスタブ洗剤は黒カビぬめりに対応したものを使うだけで違います」（藤原さん）

黒カビの発生を防ぐバスマジックリン

■いきなりこすらずカビとり洗剤に頼る

「黒カビはこするととれたように見えて胞子を広げています。カビとり剤をかけるのが正解」（藤原さん）。「カビの面積が広い場合は、電動のカビキラーで一気に退治を。ジェルタイプも目地に効きます」（石阪さん）

ゴムパッキン用カビキラー

ジェルタイプなので、液が垂れずに汚れに密着。タイルや洗面台のつなぎめにもぴったり。

カビキラー電動スプレー

軽くレバーを引き続けるだけで、液が自動噴射するので、広範囲のカビとりやカビが生えやすい部分にも手が疲れずに、ラクにカビとり掃除ができます。

■ドアのすきまは、ドライバーに使い捨てクロスを巻いて

「お風呂のドアにある換気口や桟の部分もほこりや黒ずみ汚れがたまっています。ドライバーに、クロスやキッチンペーパーを巻いて、かきだすのがおすすめです」（石阪さん）

■天井や換気扇は注意が必要

「天井や換気扇はカビ取り剤が垂れてきやすく、目に入ると危険です。うすいカビなら、エタノールや二酸化塩素で試してみましょう。手が届くならタオルや雑巾で、届かないときはフローリングワイパーなどを使います」（藤原さん）

【PROFILE】
片づけアドバイザー。宅地建物取引士。リバウンドしない3日片付けを提案。近著に『これが最後の片づけ！』（ダイヤモンド社）

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お掃除アドバイザー。住宅、家事、育児など住まいまわりの記事を多数執筆・監修。家事サービスや商品開発にも携わる。

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photo：Tomoya Uehara
styling：Kana Sato
hair ＆ make-up：Yoko Yoshikawa
model：Mito Yokota
text：Ema Tanaka
illustration：Maori Sakai
（リンネル 2021年8月号）

web edit：FASHION BOX

公開日：2021.08.03