「速読法」は勉強に不向き? 素早く知識を得るなら「高速読書術」! 脳科学者がやり方を解説

「速読法」は勉強に不向き? 素早く知識を得るなら「高速読書術」! 脳科学者がやり方を解説

速読法は間違い? 効率よく読書するなら「高速読書術」!

仕事と家事、育児に追われて自分の時間が取れない!

社会人の大半が、そう嘆いているのではないでしょうか? 自分磨きのための読書タイムもなかなか作れず、読みたい本は溜まっていく一方。噂で聞いた「速読法」を学んでみようかと、悩み中の方もいるかもしれません。

この「速読法」、脳科学者やビジネス系YouTuberとしても活動する作家の上岡正明さんはオススメしないそうです。理由は、“内容を覚えていなければ、本を早く読んでも意味がない”から。
速読法に代わって上岡さんが勧めているのは「高速読書術」。速読法と高速読書術は、どう違うのでしょうか? 著書『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』で紹介されている高速読書術のやり方を教えてもらいましょう!

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著者:上岡正明

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速読法は間違い? 高速読書術で高速勉強!
効率よくインプットする読書法を学びましょう。

本を速読し記憶に定着させる「高速読書術」

情報不足から仕事に行き詰まってしまったら、一番多いのはネットで検索することでしょう。しかしネットの情報は、すべてが正しいとはいえず、整理もされていません。
その情報が、本当に自分に役立つものなのかどうか、わかりにくいし、そもそもある程度の専門知識がないと、ちんぷんかんぷんなものも多いでしょう。

そこで重要になるのが、インプットの代名詞「読書」です。
もしあなたが、速読スクールやセミナーなどで速読法を勉強しようと考えているなら、考え直した方がいいでしょう。速読法とは、ひたすら速くたくさんの本を読むことを目的にしています。しかし、いくら速く読んでも、内容を覚えていなければ意味がありませんし、生産性を上げるという意味では、はっきりいって大きな遠回りになるでしょう。

一方、「高速読書術」は、たくさん読んで記憶に定着させることを目的としています。
しかも得た知識は、仕事や生活で生かすことが可能です。高速読書術で手に入るのは、本を速くたくさん読むことによる情報量と質だけではありません。時間と成果も同時に手に入るのです。

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一冊を15分、10分、5分で読む!

一冊を15分、10分、5分で読む!
ビジネスにも勉強にもスピードが重要! 読書にもスピードが重要なのです。

また脳科学の分野では、これまで有効だと考えられてきた速読法は、実際にはほとんど実現が難しいことが、大学の研究で証明されています。
従来の速読法は、方法論としては魅力的ですが、効果があるかどうかは別なのです。
そこで、私が考案しているのが、一冊を30分で読む「高速読書術」です。高速読書術と速読法はまったく違います。目指すゴールも、やり方もまったく異なっています。以下が、私の高速読書術のやり方です。

【高速読書術のやり方】

  1. 一冊の本を計3回読む(1回目は15分。2回目は10分。3回目は5分)
  2. ストップウォッチを使って制限時間内に読む
  3. 青ペンで本にメモを書きながら読む
  4. 自分の目的を解決してくれる情報を探して読む

 

「1回目は15分、2回目は10分、3回目は5分? そんなに速く本を読めないよ」と思っている人も多いでしょう。しかし高速読書の目的は「必要な情報を探す」ためのメソッドなので、だれでも実践することができます。自分に関係のないことはどんどん読み飛ばしてしまうので、この制限時間内で読破することができるのです。

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タイマーを用意して読書時間を管理する

改めて確認しておくと、高速読書術とは、一冊の本を30分で3回読む方法です。
「速さ」と「記憶定着」を両立させるため、1回目を15分、2回目を10分、3回目を5分で読んでいきます。これがパターン1です。

例えば200ページの本を読むとしましょう。目標としては、1ページ5秒。200ページなら目標タイム15分で読み切ります。300ページの本なら、目標タイムは25分です。

では、どうして読む回数を3回に分散するのでしょう。
実は、脳科学の研究で、一気に読書をするよりも、読書時間を分散した方が、脳に記憶がとどまりやすいことが証明されているからです。さらに1~3回目を別々の場所で行うと、分散効果といって、さらに効果が高まります。また15分という時間を区切るのも、人間が高い集中力を保っていられるのは、15分が限界だからです。

高速読書術をはじめるために必要なのは、ストップウォッチなどのタイマーです。スマートフォンの「時間管理」アプリでも構いません。なぜタイマーを使うのかというと、「集中力」と「達成感」、「記録管理」の3つが容易だからです。本を速く読むときに重要なのは集中力。集中して本を読むことで、脳が活性化してパフォーマンスを最大に引き出し、効率よく本の内容を記憶に刻み込むことも可能になるのです。

 

タイマーを用意して読書時間を管理する
1. ストップウォッチを使って制限時間内に読む、2. 青ペンで本にメモを書きながら読む

 

といっても、一般的な速読法が教える瞑想のような集中力トレーニングは必要ありません。誰にでもできて、集中力を高められる方法が「ロケットスタートリーディング」です。方法は簡単。

タイマーを15分に設定して、スタートボタンを押すと同時に、脇目もふらずに一気に読書スタートします。
人間は始めと終わりを強制的にロックされると、その間の集中力が飛躍的に高まります。15分で読み切らなくてはならないため、読書中に集中力が途切れにくくなります。一方、読書時間を管理しておくと、達成感が得られて、次の読書が楽しみになってきます。

 

 

≪POINT≫

POINT

高速読書術と速読法はまったく違います。「速さ」と「記憶定着」を両立させる高速読書術で、一冊を30分で読むことが可能になります。

 

 

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教えてくれたのは......上岡 正明(かみおか まさあき)先生

【PROFILE】
MBA(情報学博士前期課程)修了。2018~19年多摩大学客員講師。株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役。これまで上場企業や外資系企業を中心に800社以上の広報PR支援、新規事業構築、外資系企業の国内外PRや海外プロモーションのコンサルティング、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。大学院にてMBA(情報学博士前期課程)修了。論文等を発表しながら多摩大学、成蹊大学、帝塚山大学などで客員講師等をとつめる。脳科学とヒトの行動心理に基づく研究セミナーは人気を博し、常に2ヶ月先まで満員。また、投資家としても活躍。上梓したビジネス書は累計13冊。中国、台湾でも翻訳本が出版されて55万部となる。「日経ヴェリタス」をはじめ「週刊ダイヤモンド」「東洋経済オンライン」「プレジデントオンライン」や関西テレビ局などでも取材される。約14万人のチャンネル登録者を誇るビジネス系の人気YouTuberでもある。所属学会として日本行動心理学学会、日本社会心理学学会、日本行動経済学会、一般社団日本心理行動分析学会、一般社団法人小児心身医学会、日本神経心理学学会の各学会員(入会順)。

*上岡正明の公式YouTubeチャンネル(ほぼ毎日更新)
https://www.youtube.com/channel/UC0gvn7xAe2wHtFZYPqsf6bA

(抜粋)

書籍『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』

著者:上岡正明

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[編集]株式会社G.B.
[執筆協力]有田ハンタ、村沢譲
[イラスト]まつむらあきひろ

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