冬の乾燥、混合肌のべたつきなど、ベースメイクの悩みは尽きません。また、トレンドの肌作りにも肌タイプ別のやり方があるんです。今回はベースメイクの方法を基本からプロの技まで幅広く紹介します。あなたの肌史上、最高のキレイを手に入れましょう!
乾燥肌の粉ふきや鼻のテカり、クマ……ベースメイクのお悩みを美のプロが解決!
今っぽい顔に仕上がるかどうかは肌作りがカギに。だからこそアップデートが必要。そんなベースメイクをここで見直しましょう。
今回は、「冬の乾燥によってファンデーションが粉をふいてしまった」「鼻をテカらせない方法ってあるの?」といったお悩みの解決法を、ヘア&メイク専門家のお二人にお聞きしました。
寒くなってきてさらに乾燥が厳しくなる前に、大人のベースメイクの基本をチェックしておきましょう!
■教えてくれたのはこの方たち
ヘア&メイク
久保田カオリさん
ハイセンスなメイクで、ファッションショーやファッション誌のヘア&メイクで活躍。ベースメイクには特にこだわりあり。
ヘア&メイク
長井かおりさん
雑誌を中心にモデルや女優のヘア&メイクを担当。理論的な技で著書も大ヒット。崩れないベースメイクに定評がある。
■Q:冬の乾燥でファンデーションが粉を吹いてしまったときのカバー法は?
A:気になる部分にだけ少量のバームで湿度を与えて(長井さん)
「冬の乾燥はバームで解決! バームはオイルよりも定着しやすいのでベスト。使うのはほんのちょっとの量でOK。つけすぎるとメイク崩れの原因になるので、指先に取って指をこすってなじませ、少し油分が残っている程度になったら乾燥した部分につけてあげましょう」
- 少量のバームを指先に取り、指をこすりあわせて油分が少し残る程度までなじませる。
(steady.編集部)
撮影/中島 洸(まきうらオフィス)
ヘア&メイク/長井かおり
スタイリング/河野素子
モデル/千国めぐみ
取材・文/黒川香菜子(レ・キャトル)
超すっぴん風♡ 誰でもイマドキ顔になれる「透け肌ベースメイク」テク
miniモデルのヘアメイクは早い……それはベースメイクをほとんど何もしていないから! モデルみたいな美肌でなくとも同じ仕上がりを叶えます!
透明感とハリとうるおいにあふれて、肌色も均一で、程よく健康的な血色感の“すっぴん美肌”を偽造するのがイマドキのベースメイク。“美肌力”を高めて、ストリートのメイクに合うパーフェクトスキンをGETして♪
■使用アイテム
光で毛穴も肌のアラも飛ばすエトヴォスの下地はもはや世紀の発明品。手間なしのミニマムなベースをレクチャー!
(1)化粧下地
肌になじませるだけでツヤ感とうるんだ肌感をプラス。
(2)コンシーラー
細部も広範囲も簡単カバー。
(3)チーク
クッションタイプのリキッドチーク。素肌のようなツヤと血色を演出。
クッションブラッシュ スプティル 032 \5,600/ランコム
■化粧下地
(1)手のひらに出した下地をおでこ、鼻、頰、アゴに点置きし、中心から外側に伸ばす。
(2)細かいところにもちゃんと伸ばしなじませて。小鼻まわりは指先で入れ込むように。
(3)目まわりも念入りに。上まぶたに優しくなじませ、下まぶたもキワまでなじませる。
(4)手のひらに残った下地をそのまま首筋からデコルテまで伸ばす。首も顔と同時に明るく!
>> コンシーラーとチークは? モデルの実践メソッドをもっと見る
(mini編集部)
撮影/浜村菜月[LOVABLE](モデル)、米玉利朋子[G.P.FLAG](商品)
ヘアメイク/野口由佳[ROI]
スタイリング/宇田川彩子
モデル/佐藤優津季
取材・文/KNAX
肌悩み、なかったことに!? 誰でもツヤ肌になれる「ベースメイク」のスゴ技
この春、私達が手に入れたいのはまさしくツヤ肌! そのためのベース作りでカギを握るのは、下地などを使った“仕込み” です。最新コスメを使ったワザをお届けします!
■ベースメイクの“仕込み技”で、肌悩みをなかったことに!
ツヤ肌は仕込みが何よりも大切。最初の下地選びは肌の透明感UPを重視して、春夏対策の皮脂&テカリ防止もぬかりなく。ファンデはごくごく少量が鉄則だから、ニキビ跡やクマなど気になる部分はコンシーラーでカバー!
■トーンアップ下地で、肌の透明感&明るさをアップ!
韓国コスメでも盛り上がっている“トーンアップクリーム”。肌の色をナチュラルに補正しながら、ツヤと明るさ、透明感を引き出す効果があります。ツヤ肌を仕込むには、なくてはならないアイテム!
■顔全体と首に塗り、肌の色を均一に整える
適量を取り、顔の中心から外側に向かって、ムラなく均一に塗ります。さらに、首からデコルテまで伸ばします。目元や小鼻まわりの細かい部分は指先を使って丁寧に伸ばしましょう。
>> どんなアイテムをどう使ってる? 最強ツヤ肌の作り方をもっと見る
(sweet編集部)
Photo/HIKARU NAKAJIMA[MAKIURA OFFICE]
Hair & Make-up/AYA[LA DONNA]
Styling/ETSUKO YAMAMOTO
Model/MOMONA NARAHA
Text/MADOKA NATSUME
目指せ大人のナチュラル肌? 仕上がりが変わる「ベースメイク」仕上げのコツ
歳を重ねても、ナチュラル肌できれいな女性って憧れますよね。ですが、年齢とともにくすみやシワ、毛穴などが目立ちはじめ、顔のいろいろな部分に影が出てきてしまいます。
そう見せないためには、きちんとしたベースメイクが大切。そこで、ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんに、大人が目指すべきベースメイクの方法について教えてもらいました!
丁寧に手をかけて肌作りをすれば、仕上がりは格段にきれいになるんです。今回は、ファンデーションの塗り方をマスターしましょう。
ベースメイクをきれいに仕上げる4ステップ
ファンデーションの塗り方に強弱をつける、きちんとなじませる、というステップを加えるだけで、仕上がりの完成度が格段にアップ。最後に、引きと寄りでのチェックも忘れずに。
(大人のおしゃれ手帖編集部)
Photograph/Emiko Tennichi〈model〉, Shoko Matsuhashi〈item〉
Styling/Kumiko Motose
Hair & Make-up/Hiromi Yamamoto
Model/Kotama
Text/Yoko Yamamoto, P.M.A. Tryangle
オバ顔と決別できるベースメイクの仕上げ方を小田切ヒロが伝授!
年々増えるエイジングサイン、こんなものかと諦める前にヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさんの-5歳テクにご注目。憎きクマもたるみも帳消しにして、今どき顔にアップデートできるスーパーメソッド、試さない手はない!
教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
小田切ヒロさん
【profile】
LA DONNA所属。独自の審美眼でメイクトレンドを捉え、オトナの女性を美しく輝かせるヘア&メイクを発信。美容知識の豊富さにも定評が。最新の著書に『大人のキレイの新ルール 捨てる美容』(世界文化社刊)がある。
頼りたいのは色より質感! ツヤとマットの両刀使いを
「ミューズ世代はクマやシワを気にして隠すメイクに走ってしまいがち。けれど実はエイジングサインが気になるオトナこそ、隠せば隠すほど古い顔になる! メイクは薄くシンプルにすべきなんです。特に目元などのくすみは、消さないほうが陰影が生きて今どきのおしゃれ顔になれる」
「35歳を超えたオトナのお悩みを解消してくれるのは湿度のあるアイテム。マット7、ツヤ3という質感比率を意識してメイクするのもポイントです。ベースはマットなほうが清潔感と品格を宿せる。あくまでツヤは気になる影を飛ばし、生命感を宿したいパーツにだけピンポイントで仕込む意識でいましょう」
>>オトナ女子にふさわしいベースメイクアイテム&テクをもっと見る
(otona MUSE編集部)
Photo/YASUHISA KIKUCHI[vale.](model)
Hair & Make-up/HIRO ODAGIRI[LA DONNA]
Styling/RIO YANAGI
Model/SACHI SUZUKI
Text/CHIHIRO HORIE
Edit/SATOKO ISHIKAWA[vivace]
文・編/FASHION BOX
※ 本記事は『steady.』『mini』『sweet』『大人のおしゃれ手帖』『otona MUSE』に掲載された過去の記事を再編集したものです
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