(2020年1月27日 更新)
最近疲れがとれない、目がぼやける、白髪が増えてきた……。自分では若いつもりでも、40代、50代で出会う「老化」という現実。加齢とともに、細胞の再生や増殖のスピードは落ち、ホルモンの分泌は減少、紫外線やストレス、喫煙や飲酒、電磁波や添加物の多い食事などによって活性酸素や糖が体内に蓄積し、そのままだと老化のスピードは速まります。それに対抗するには体にいい食材選び、生活習慣改善が必要です。また、いい食材でも食べるタイミングによって栄養効果がアップします。今回は食材ごとに得する食べ方を解説します!
≪目次≫
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食べるタイミングは朝?夜?栄養効果がアップする食べ方
朝、夜、食前、食後と食べるタイミングによって体が吸収する栄養、効果は様々です。
病気やつらい症状によっても食べる時間帯が変わるのでチェックしましょう。
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朝にとりたい食材&期待できる効果
豆腐
たんぱく質を朝食でとると、体温が上昇して脳や体が目覚める。
マグロ(ツナ)
体内時計の異常を修正するリセット効果が高い。ツナ缶でもOK。
赤みそ
赤みそに含まれる豊富なイソフラボンが基礎代謝を活発にする。
カレー
活動開始の朝にとると太りにくい。スパイスは体温上昇の手助けに。
バナナ
朝は血圧が上がりやすい時間帯なので、バナナのカリウムで抑える。
さば缶
青魚に含まれるEPA・DHAは、朝の方が吸収率が高くなる。
りんご
朝は排泄の時間。酵素と食物繊維が豊富なりんごで消化を促進。
トマト
夜は体を冷やすので朝がよい。肌にいいリコピンの吸収率が上がる。
ヨーグルト
朝に食べると腸が刺激されて活発に働く。食後の方が効果を発揮。
すいか
リコピンの吸収率がアップ。食後にとれば、栄養吸収もよくなる。
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夜にとりたい食材&期待できる効果
ヨーグルト
夜中に成長ホルモンの働きをサポート。皮膚の生成を促すので美肌に。
大豆
寝ている間に腸が活発になるのでイソフラボンを効率よく吸収できる。
バナナ
眠っている間に腸の働きが活発になり、朝に便通がよくなる。
納豆
寝ている間に血行促進の効果を得て、朝にできやすい血栓を防御。
キウイ
寝ている間の腸の活動により便秘&美肌効果がアップ。安眠も。
白みそ
白みそに含まれる成分、ギャバによって脳の興奮が抑えられ安眠に。
卵
たんぱく質が寝ている間に成長ホルモンの材料となって美肌に。
柑橘系フルーツ
ビタミンCが寝ている間に作られるコラーゲン生成をサポート。
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【監修】東京慈恵会医科大学附属第三病院 栄養部
小沼宗大(おぬま むねひろ)
【Profile】
東京慈恵会医科大学附属第三病院栄養部課長。慈恵会グループ全体で使用している統一献立の立ち上げにプロジェクトメンバーとして携わる。「おいしい病院食」を通して患者の栄養状態の改善を図り、生活の質向上に向けた取り組みを実施する。
相木浩子(あいき ひろこ)
【Profile】
東京慈恵会医科大学附属第三病院栄養部リーダー。糖尿病食などの治療食調理をはじめとした給食管理業務から、栄養食事指導など臨床栄養業務まで幅広く対応する。患者中心の栄養管理を実施し早期疾病治癒・治療実績向上に取り組む。
【取材協力】
新谷友里江(にいや ゆりえ)
フードコーディネーター、管理栄養士。大学卒業後、料理研究家のアシスタントなどを経て独立。『オレンジページ』などの料理雑誌、女性ファッション誌でのレシピ開発や調理を中心に活躍中。著書に『まとめて作ってすぐラクごはん♪ つくりおき幼児食 1歳半〜5歳』(西東社)など多数。
(参考)
『長寿ホルモンを増やす!「長寿食材」の選び方と最高の食べ方』
監修 東京慈恵会医科大学附属第三病院 栄養部
編集/荒木雅子、FASHION BOX
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