急な尿意を我慢できなかったり、夜中に何度もトイレに起きることで悩んでいませんか?それは、過活動膀胱(かかつどうぼうこう)が原因かもしれません。70代以上の3人に1人が過活動膀胱の症状に悩んでいるといわれています。
そんな過活動膀胱による尿失禁を防ぐために、体の先端である指先を動かすことで滞った血流を巡らせる運動をご紹介します。肩こりのある人も、指先を動かすだけで血流がよくなり、症状が軽くなるのを感じることができます。
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教えてくれたのはこの方
楠山 弘之(くすやま・ひろゆき)
永弘クリニック院長
日本泌尿器科学会認定専門医・医学博士
1954年生まれ。東京都立駒場高校、埼玉医科大学卒業。癌研究会付属病院医員、埼玉医科大学泌尿器科講師を経て、永弘クリニックを開院。泌尿器科開業医として、多くの尿もれ・尿失禁・頻尿患者の治療に当たっている。近著に『尿トラブルは自宅で治せる 尿もれ・尿失禁の改善法』(東洋経済新報社)、『女性のおしっこ問題を解決する本』(同文書院)。監修に 『頻尿・尿もれがスッキリ!なくなる本』(宝島社)がある。
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指コロコロ運動
1.左手人差し指を第一関節から曲げ、広げた右手のひらに軽く立てる
2.左手の力を抜き右手を上下に動かして左手人差し指を第一関節からしっかり上下に動かす
※関節がなめらかに動くまで行う
POINT:左手は動かさず右手のなすがままにする。右手だけ動かす
3.左手の親指を右手のひらに軽く立てる
4.左手の力を抜き、右手を左右に動かし、左手親指を第一関節からしっかり動かす
※関節がなめらかに動くまで行う
POINT:左手は動かさず右手のなすがままにする。右手だけ動かす
5.左手の中指、薬指、小指を右手のひらに軽く立てる
6.左手の力を抜き、右手を上下に動かして左手の中指、薬指、小指を第一関節からしっかり上下に動かす
※関節がなめらかに動くまで行う。反対の手も同様に行う
POINT:左手は動かさず右手のなすがままにする。右手だけ動かす
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(参考)
TJ MOOK『自分で治す過活動膀胱の本』
https://store.tkj.jp/shopdetail/000000010088/
監修:楠山弘之
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
構成・文/大橋美貴子
デザイン/ササキサキコ
撮影/城石裕幸
編集/入江弘子
編集/FASHION BOX
(TJ MOOK『自分で治す過活動膀胱の本』)