【おなかをやわらかくして快便習慣|腸を動かす美腸ストレッチ】
ちょっとしたストレスや運動不足で腸の動きが鈍くなり、思いがけず便秘を引き起こすことも。出す習慣をつけるためにも腸に働きかけるツボ押しをご紹介します。
≪目次≫
●ツボ押しで腸を活性化
○基本の「の字」押し
○小腸のツボ押し
○便秘に効く足ツボ
●美腸習慣7の心得
●教えてくれたのは……星子尚美先生 プロフィール
ツボ押しで腸を活性化
《基本の「の字」押し》
[1] おへその右側に手を添えてぐっと押す。
[2] そこからおへそを中心に時計回りに手を滑らせる。便がたまる大腸に沿わせることで腸が動きだす。
[3] おへその左下が便意につながる結腸部分。ここへ向かってぐっと押す。
[4] 1~3を何度か繰り返す。
《小腸のツボ押し》
[1] おへその上下の☆印部分を同時に押す。
[2] おへその左右の◎印部分を同時に押す。便秘、下痢どちらにも効果がある小腸のツボ。胃もたれにも効く。
[3] 1~2を何度か繰り返す。
《便秘に効く足ツボ》
[1] ひざ下の中心から指の横幅3本分下、そこから指の横幅1本分外側が便秘の特効ツボ「足の三里」。
[2] 親指でもみほぐす。
[3] 1~2を1日2~3回を目安に行う。両足とも刺激する。
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美腸習慣7の心得
■体を温める
血行が悪くなり、体温が下がると腸の働きが低下して善玉菌が増えにくくなる。毎日の食事や入浴で体を冷やさない工夫をすること。
■1日3食にこだわらない
“適量”の食事をとること。昼食を食べすぎたときには夜食を抜く、前日に食べすぎたら1日1~2食にするなど、食べすぎを防いで。
■冷たい飲み物は避ける
冷たい飲み物は胃を冷やし、内臓機能を低下させて代謝を下げてしまう。氷は入れずに、常温もしくは温めて飲むようにして。
■朝日を浴びる
朝起きて、太陽の光を浴びると脳に“幸せホルモン”のセロトニンが分泌され、気持ちがすっきり。その日の夜、自然な眠りも誘う。
■夕方以降はカフェインレス
カフェイン入りのコーヒーや紅茶、緑茶などを飲むと交感神経が優位になり、興奮作用を起こすため眠れなくなることが多いので注意。
■湯船につかる
シャワーだけはNG。就寝する2時間前に39~40℃前後の湯で体をじっくり温めて副交感神経を優位にすると、心地よい睡眠が得られる。
■よい睡眠を得る
心身をリラックスさせてしっかり眠ることで成長ホルモンが分泌され、基礎代謝がアップ。さらに脳がリセットされて、ストレスレスに。
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教えてくれたのは……
【監修】
星子 尚美(ほしこ なおみ)先生
【プロフィール】
星子クリニック院長・医学博士。日本臨床抗老化医学会認定医。がんや生活習慣病などの難病患者の治療と予防医療を行う。著書に『「平熱37℃」で病気知らずの体をつくる』(幻冬舎)、『腸のことだけ考える』(ワニブックス)など。
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photograph_Isao Hashinoki, Masahiro Tamura, Akiko Arai, Hisako Yanagihara
text_Chie Sakuma
(大人のおしゃれ手帖 2020年7月号)
web edit_FASHION BOX, Ayaki Ando[vivace]