(2020年3月13日 更新)
いよいよオリンピックイヤーに突入。日本中で運動熱が高まっています。おしゃれ手帖世代に必要なのは、アスリートのような激しいものではなく、あくまでも、体力の底上げ。健康でいるための体作りです。人生100年時代。いかに健康で、代謝よくいきいきと、機敏に自分の足で歩めるか。その土台になるのが体力です。体のチカラをしっかり鍛えて、どっしりと骨太な1年を謳歌しましょう! 50代女性にこそおすすめしたいメソッドをご紹介します。今回はヨガトレーナーの大友麻子先生に教わります。
≪目次≫
めざすのは「疲れない・持続力のある」体!!50代、腸ヨガで体内から改善を
●腸を活性化する「腸ヨガ」
内臓力を高め便秘やポッコリお腹を解消する「腸ヨガ」
眠っている腸にアプローチ 朝の腸ヨガで腸を活性化
●【1】下がった腸を元の位置に《橋のポーズ》
●【2】腹筋を使って排出力をアップ《半分の舟のポーズ》
●【3】下腹部を床で押して腸を刺激《スフィンクスのポーズ》
監修 YOGA STUDIO TOKYO 主宰大友麻子先生 プロフィール
めざすのは、「疲れない・持続力のある」体!!
50代、腸ヨガで体内から改善を
腸を活性化する「腸ヨガ」
ニットトップス¥10,000、ニットショーツ¥9,800、タンクトップ¥5,800、レギンス¥10,000/すべてヨギー・サンクチュアリ(ヨギー)
腸を動かす呼吸とポーズで
体の内側から健康になる
私が指導しているハタヨガでは、腸は「風の場所」といわれています。風が気持ちよく通るようにすることで、全身が健康になると考えられています。
ヨガのポーズには体をねじったり、下腹部にアプローチするものも多く、深い呼吸とともに行うことで内臓がマッサージされ、活性化されます。
50代女性に多い便秘や下腹ポッコリなどの悩みも解消されていくので「何か運動を始めなくては」と思っている方にもぴったりです。
内臓力を高め、便秘やポッコリお腹を解消する「腸ヨガ」
50代になると、便秘やポッコリおなか、ガス腹など腸の悩みを抱える人が増えてきます。腸ヨガで内臓力を高めて元気を取り戻しましょう。
リラックスして行うヨガで
腸を動かして全身を元気に
腸は副交感神経が優位なときに活発に動く性質があるので、リラックスした状態で行うヨガは、腸を動かすのに向いています。
「腸をしっかり刺激して、内臓を活性化するポーズを選びました。ヨガ初心者の方も無理なくできる動きで、2〜3分でできるので、ぜひこれからの習慣にしましょう」
眠っている腸にアプローチ
「朝」の腸ヨガで腸を活性化
朝は下腹部に圧をかけたりおしりを上げたりするポーズで腸を刺激して腸を活性化しましょう。
【1】下がった腸を元の位置に
《橋のポーズ》
腹筋を使うことで内臓にアプローチして、消化吸収や便の排出を助けます。腰痛の緩和にもおすすめ。
****ここにも効く!****
ストレス/消化の改善/更年期症状/疲労/頭痛/背中のストレッチ
[01] あおむけに寝て両足を軽く開き、膝を立てる。息を吸いながら両手で床を押し、おしりを床から持ち上げる。
衣装協力/マンドゥカ(アイロックス)
[02] 肩は床につけたまま、おしりを上げた状態で、深い呼吸を5回くり返し、息を吐きながら元に戻る。
▶できる人は両手を組む
おしりをさらに高く持ち上げ、両手を組んで床を押す。腕を伸ばし、ひじが曲がらないように注意する。
【2】腹筋を使って排出力をアップ
《半分の舟のポーズ》
腹筋を使うことで内臓にアプローチして、消化吸収や便の排出を助けます。腰痛の緩和にもおすすめ。
****ここにも効く!****
便秘/倦怠感/腰痛の緩和/腹筋強化/下腹部の引き締め
[01] あおむけに寝た状態で腕は自然に伸ばし両足を軽く開いて、膝を立てる。
[02] 両手を頭の後ろで組み、おへそをのぞき込むように頭を持ち上げて5回呼吸。息を吐きながら元に戻る。
▶できる人は足を上げる
頭を持ち上げるときに、両足も床から離して上げることでさらに効果アップ。
【3】下腹部を床で押して腸を刺激
《スフィンクスのポーズ》
内臓の動きを活性化するポーズです。背筋が伸びて胸が開くので呼吸も深くできるようになります。
****ここにも効く!****
内臓の活性化/背骨の強化/体の前側のストレッチ/ヒップ引き締め
[01] うつぶせになり、手は肩幅に開いて前に伸ばす。脚は腰幅に開いてつま先まで後ろに伸ばす。
[02] おなかを引き込んで背中の筋肉を意識しながらおしりを締め、上半身を起こす。ひじをついて胸を開いて5回呼吸をする。息を吐きながら元に戻る。
▶むずかしい人は
下腹部を押される感覚があれば、上半身を少し起こすだけでもOK。あごだけを上に向けないように注意。
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監修 YOGA STUDIO TOKYO 主宰 大友麻子先生 プロフィール
1995年からヨガを学び、約15年間世界各地でさまざまな流派のヨガを学び、現在は独自のメソッドを確立。テレビや雑誌などでの監修も多数。
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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photograph_Aya Sunahara, Shoko Matsuhashi
styling_Sanae Kumazawa
hair & Make-up_Yoko Sasaura, Sakura Otomo
model_Mayumi Hori
text_Chie Sakuma, Tamaki Saji
(大人のおしゃれ手帖 2020年2月号)
web edit_FASHION BOX
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