ちょっとした習慣を日常に取り入れることで、“怒り”をコントロールすることができます。簡単にできるものからシチュエーション別に5つの習慣を紹介します。ぜひ今日から実践してみて!
教えてくれたのは・・・
日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介さん
口角をアップする
イラッとした瞬間、内面の感情は顔に表れるもの。目元が吊り上がり、口元はギュッと固くなって怖い表情に。そんなときは無理にでも口角をアップしてみましょう。
「本心では怒っていてもそれをあえて外に出さず、スマイルの表情を作ってみて。フリをするだけでOKです。表情筋がゆるむと、怒りの感情が和らいできますよ」(安藤さん)
信号で走らない
横断歩道を渡るとき、「急がなくては」という気持ちになり、つい走ってしまうことってありませんか? 実はこれ、信号にコントロールされている心理状態なのです。
「信号が青の間ならゆっくり渡っても大丈夫。このように何かにコントロールされていることに気づき、コントロールされないように心がけるとイライラが減ります」(安藤さん)
セールでものを買わない
「セールだから、とつい買ってしまう。一見お得な買い物をしたようですが、実際はそうでもないことが多々あります。安いからと手にしたものは、本当はほしいものではないことが多く、それがイライラにつながってしまうんです」(安藤さん)
場当たり的に行動するのではなく、じっくり考えて行動することがイライラを減らすコツ。
ストローで息を吐く
「呼吸が浅いと疲れやすく、また不安や怒りなどを感じやすくなります。そうならないために、普段から深呼吸をする習慣を身につけておきましょう」(安藤さん)
深呼吸するのがあまり得意ではないという人には、ストローを使うのがおすすめ。息を細く長く吐く練習になります。ゆっくり息を吸い、ゆっくりと吐き切るのがポイント。
利き手とは逆の手を使ってみる
「怒りが持続しやすい人は、余計なことをいろいろ考える傾向があります。そこでできるだけ余計なことを考えない習慣を身につけて。おすすめなのは、一日に5~10分間、利き手とは逆の手を使ってみること。箸を使う、料理をする、歯を磨くなど。かなりの集中力を必要とするので、余計なことを考えない訓練になります」(安藤さん)
イライラを解消して、私も家族も幸せになれる一冊!
TJMOOK『イライラを消す家仕事』(宝島社)
定価:本体880円+税
イライラを抑えたり、怒りを落ち着かせたりするには、家事をすればいいだけだった! 素敵な人はすでにやっていた! 自分の怒りをコントロールする手法として人気の「アンガーマネジメント」の第一人者が、心を穏やかにする家仕事のポイントを紹介。皿を磨く、ジャムを煮るなど実践している人たちを徹底取材。
監修/安藤俊介
撮影/井上雅央(TRYOUT)、横田公人、目黒智子、杉能信介、上岡エマ
編/FASHION BOX
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