「肩甲骨はがし」でスリムに&猫背が改善! 理学療法士が解説

「肩甲骨はがし」でスリムに&猫背が改善! 理学療法士が解説

最近話題の「肩甲骨はがし」。自宅や職場でも簡単にできることから、セルフケアとして肩甲骨はがしを実践している方も多いのではないでしょうか?
肩甲骨はがしを行うと、血の巡りがよくなって肩こりが改善するといわれています。しかし、実は肩甲骨はがしの効果は、肩こり解消だけではないのです。そこでこの記事では、肩こり解消以外の肩甲骨はがしの効果を3つご紹介していきます。

【魔法の肩甲骨はがし】肩こりは押してもダメ! 理学療法士が徹底解説

 

肩甲骨はがしとは?

肩甲骨はがしとは、肩甲骨を自分で動かしていく動的ストレッチのことをいいます。他の人にしてもらう肩甲骨はがしもありますが、ここでいう肩甲骨はがしは、自分で肩甲骨を動かしていくセルフケアのことです。

肩甲骨は、肩の後ろに左右ひとつずつある平べったい骨です。肩甲骨がつながっている骨は鎖骨だけで、あとは付着している19種類もの筋肉によって支えられています。肩甲骨の役割は、肩を動かすことです。肩や腕の動きに伴って肩甲骨が動くことで、人はスムーズに手や腕を使えるのです。

肩甲骨はがしを行うと、19種類もの筋肉が収縮したり伸ばされたりしていきます。これによって血の巡りがよくなり、老廃物などが除去されるため、肩こりを解消できるといわれています。以下に、基本となる肩甲骨はがしを2つご紹介しましょう。

 

前後方向への肩甲骨はがし

1. 両手を組んで前方に伸ばしていきます。このとき、上半身はやや丸めましょう。

2. 肩甲骨が前方に引き出されるのを感じながら、1の状態を10~20秒キープします。

3. 今度は、胸を張りながら腕と一緒に左右の肩甲骨を背中で引き寄せていきます。

4. 左右の肩甲骨で1本の棒を挟むように意識しましょう。これを10~20秒行います。

5. 1~4が終わったら、一気に脱力します。これを3~5セットを目安に行いましょう。

 

上下方向への肩甲骨はがし

1. 肩をすくめます。肩と耳がくっつくくらいのイメージを持って力を入れましょう。

2. 10~20秒力を入れたら、一気に脱力します。

3. 1~2の過程で肩甲骨が上下に動くので、その動きを意識しながら行いましょう。3~5セットが目安です。

 

肩こり解消だけじゃない! 肩甲骨はがしの嬉しい効果をプロが解説!

肩こり解消だけじゃない!肩甲骨はがしの嬉しい効果をプロが解説!

肩甲骨はがしは肩こりだけに効果があると思われがちですが、実はその他にもいくつかの効果が期待できます。ここでは、肩こり解消以外の肩甲骨はがしの効果を3つご紹介していきます。

 

姿勢がよくなる

肩甲骨は19もの筋肉に支えられています。いわば、筋肉がなければ宙に浮いているような状態です。したがって、肩甲骨まわりの筋肉のバランスによって、肩甲骨の位置は容易に変わっていきます。つまり、肩甲骨まわりの筋肉の状態によって、からだの姿勢にも影響があるということ。

代表的なものが猫背で、猫背の人は肩甲骨が左右に開いてしまっているのです。しかし、肩甲骨はがしを行っていくと、肩甲骨まわりの筋肉のバランスが整い、猫背などの不良姿勢が改善されます。姿勢というと背骨や骨盤に目が行きがちですが、肩甲骨も重要な役割を担っているのです。

 

脂肪燃焼を促す

左右の肩甲骨の間にある筋肉には、褐色脂肪組織が含まれた筋肉があります。褐色脂肪組織は脂肪を分解する働きを持っているのですが、年齢とともに働きが弱まっていく組織でもあるのです。褐色脂肪組織の働きが弱まると代謝が悪くなり、体内に脂肪が蓄積しやすくなります。

しかし、肩甲骨はがしを行うと、この褐色脂肪組織に刺激が入ります。刺激を受けた褐色脂肪組織は活性化し、脂肪分解を促してくれるので、より痩せやすい体質へと導いてくれるのです。つまり、肩甲骨の間の筋肉は、脂肪燃焼と密接な関係がある組織が含まれているため、肩甲骨はがしを行うと脂肪燃焼の効果も期待できるというわけです。

 

腰痛や背中の凝りをやわらげる

肩甲骨には、広背筋という筋肉が一部付着しています。広背筋とは、骨盤や腰椎から伸びる大きな筋肉で、背中の大部分を覆いながら上腕骨の付け根まで伸びています。肩甲骨はがしを行うと、広背筋を動かしたりストレッチしたりすることにつながります。したがって、肩甲骨はがしによって、腰痛や背中の凝りをやわらげられる効果も期待できるのです。

 

痩せ体質をめざすなら漢方薬もおすすめ!

「頑張っているけど、なぜか痩せない」
「手軽に体重を落としたい」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、漢方薬です。
漢方薬は、ホルモンバランスの乱れによる女性の不調に効果を発揮します。

漢方薬は漢方医学で使われているお薬です。さまざまな症状への効果が認められており、病院などでも治療で活用されています。
自然の植物や鉱物を用いた生薬を組み合わせているため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られます。

漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本改善をすることにより、いまよりも健康な状態を目指せるのです。毎日続けて服用することで、長年、悩み続けてきた症状がすっかり消えてしまった! という日がやってくるはずですよ。

また、「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬を使った体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲むだけなので、気軽に続けることができます。

痩せ体質をめざすなら漢方薬もおすすめ!

<肩こりで悩んでいる方におすすめの漢方薬>

・大柴胡湯(だいさいことう)
からだの熱や炎症をとり、痛みをやわらげ、便通をつける作用があります。
肝臓や胃腸の病気、高血圧にともなう肩こりなどの諸症状に用いられています。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行をよくして熱のバランスを整える作用があります。
肩こりの他にもめまい、冷え、のぼせなどの諸症状に用いられています。

 

ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起きることもあります。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。

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肩甲骨はがしで健康的なからだになろう!

今回は、肩甲骨はがしの効果について解説しました。
肩甲骨はがしは肩こり解消だけでなく、姿勢の改善・脂肪燃焼促進・腰痛軽減などの効果も期待できます。ぜひ肩甲骨はがしを習慣化して、健康的なからだを手に入れましょう。肩こりにおすすめの漢方薬も併せてご紹介しましたが、自分に合った体質改善方法を見つけ、痩せやすいからだを目指していきましょう。

教えてくれたのは……理学療法士 濱南くにひろ

公立大学を卒業後、病院で理学療法士としてリハビリテーションに携わる。車イスバスケットボールチームのトレーナー経験もあり、医療・福祉・スポーツ分野に幅広く関わる。現在はフリーランスWebライターとして活動中。

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Web編集:FASHION BOX

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