ツラい肩こりに肩甲骨はがし! 自宅で簡単!! 医師に聞いた肩こり改善方法

ツラい肩こりに肩甲骨はがし! 自宅で簡単!! 医師に聞いた肩こり改善方法

「たかが肩こり」と甘く見てはいけません。肩こりはただの痛みではなく、放っておくと全身に悪影響を及ぼすこともあります。頭痛や集中力の低下、倦怠感の原因になってしまうなど、日常生活に悪影響を与えることも。また、眼精疲労や腕のしびれといった症状が、肩こりによって引き起こされているケースもあるのです。

魅力的な女性であり続けるためには健康がいちばん大事です。今回は、気軽に行える肩こり解消、改善テクニックをご紹介します。ツラい痛みを伴う肩こりはそのまま放置せずに、きちんとケアしていきましょう。

 

改善しない辛い肩こり、原因はまさかこんなところにあった?

運動不足による筋力低下

長時間にわたって同じ姿勢が続くなど、日常の些細な生活習慣が肩こりの原因になっていることがあります。近年はパソコンなどのデスクワークに加え、外出自粛による影響も。インドアで慢性的な運動不足になると、自然と筋肉が凝り固まり、柔軟性が失われてしまいます。

肩こりにならないためには「姿勢」「筋力」、そして「柔軟性」がとても重要です。例えば、常に猫背のような状態でいるとどうなるでしょう? 頭の重みがそのまま首や肩に負担をかけ、それが肩こりの要因のひとつにもなります。

 

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生理や更年期の“ホルモンバランスのゆらぎ”による自律神経の乱れ

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肩こりは意外にも女性ホルモンバランスの乱れによって起きる場合もあります。生理前後、出産の前後、更年期など、人によって個人差はありますが、ホルモンバランスが崩れやすいのは男性よりも女性と言われます。

女性ホルモンのバランスが崩れたり精神的ストレスがかかったりすると、自律神経の乱れによって肩こりが悪化してしまうこともあります。女性の身体は非常にデリケートなので、こういったホルモンバランスのゆらぎが原因になる場合もあるのです。

頭痛&肩こりで仕事が進まない! 苦痛の元を取り除く簡単解決法[薬剤師 監修]

 

肩こりを根本的に解消するにはどうすればいい?

肩こりに悩んでいる人は、実に日本人の10人に1人以上、潜在的にはそれ以上ともいわれます。

改善策は様々な方法がありますが、「運動」または「漢方」といった、違う面からアプローチすることによって、改善されることもあります。色々な方法を試して自分に最適な肩こり解消法を見つけましょう。

 

運動不足な方に! 誰でもできるカンタンな「肩甲骨はがし」の方法

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「肩甲骨はがし」というストレッチをご存じでしょうか? いま注目されている効果の高いストレッチで、簡単に実践できます。肩こりに悩む人たちに特に実践してほしい、この肩甲骨はがしストレッチをご紹介しましょう。

まず、立った姿勢で片腕を上に伸ばします。無理なく伸ばしたら、それをゆっくり数秒かけながら横に倒し、腰まで下げます。この動作を左右5回繰り返しましょう。

肩甲骨はがしは別のやり方もあります。まず、両肘をゆっくりと肩のラインまで上げます。そして両肘を後ろに引き、そこから下げます。まさに肩甲骨を“はがす”ようなイメージです。肘を後ろに下げる際は、肩の高さを意識しましょう。あまり無理をするとかえって痛めてしまう可能性もあるので、あくまで無理のない範囲で行ってください。

 

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漢方薬でアンバランスな自律神経を改善!

ストレッチは有効性が高いものの、いざやってみると面倒になってしまったり、日課にすると苦痛を感じてしまうこともあります。また、時間に追われて忙しい生活を送る社会人が生活に組み込むことは、なかなか厳しいでしょう。

そんな時に有効なのが漢方薬です。身体の体質改善を担う漢方は、もちろん肩こりの悩みも和らげてくれます。また、漢方薬で長年の悩みが解消されたという人もいます。どんな漢方が効くのか、そもそも漢方とは何なのか?という疑問についてご説明しましょう。

 

あなたにおすすめな漢方薬をご紹介

「鎮痛剤は副作用があるんじゃない?」
「ずっと飲み続けないといけないのかなと不安……」

そんな悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、漢方薬です。

漢方薬は漢方医学で数千年の歴史を持ち、多くの症状に効果が認められています。また、自然の植物や鉱物を用いた生薬を組み合わせて作られているため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないと言われており、体質に合っていれば高い効果を得られます。

漢方薬が得意なのは、もともと体に備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、今よりも健康な状態を目指せるのです。毎日続けて服用することで、長年、悩み続けてきた症状がすっかり消えてしまった! という日がやってくるはずですよ。

また、「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬を使った体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲むだけなので、気軽に続けることができます。漢方医学を毎日のヘルスケアに活用してみませんか?

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<辛い肩こりに悩む方におすすめの漢方>

・むくみがあり、あまり胃腸が強くない方:二朮湯(にじゅつとう)
水はけをよくする生薬、胃腸を保護する生薬、気を巡らせる生薬、痛みを和らげる生薬など、多くの生薬がバランスよく調合されている漢方です。生薬が多い分、飲んですぐ効くわけではないですが、ゆっくり効果を発揮します。むくみがあり、あまり胃腸が強くない方の五十肩におすすめです。

・比較的体力があり、ストレスによる頭痛がある方に:大柴胡湯(だいさいことう)
後頭部から首筋の張り、肩のこりが顕著だという方におすすめの漢方です。怒りっぽい方や、便秘がちで腹満感がある方にも試していただきたい漢方です。

・特に風邪の前後で肩がこわばる方に:葛根湯(かっこんとう)
風邪でおなじみの葛根湯。実は、肩こりにも効果があるんです! 薬局で葛根湯をみつけたら、効能・効果の部分をご覧ください。「肩こり」と書いてあるはずです。

 

ただし、漢方薬はその人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起きることもあります。漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して症状と体質に合った効果のある漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのも良いでしょう。気軽にスマホから、専門家へ個別相談を申し込むことができますよ。

☆「あんしん漢方」はコチラ

 

肩こりを根本的に解消して健やかに過ごそう

1日の始まりに肩こりの痛みを感じると、それだけで憂鬱になってしまうもの。日常的に取り組める改善ケアで生活は変わります。肩甲骨はがしと漢方薬で肩をしっかりといたわり、毎日を健やかに過ごしていきましょう。

 

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教えてくれたのは……

精神科医/漢方医 木村好珠

精神科医/漢方医 木村好珠

渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事

医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶應義塾大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分けることを信条とする。
渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで、精神疾患、心理学、生活習慣病など様々なテーマを精神科医・漢方医の立場で解説も行う。

・木村好珠のオンライン診療:https://www.konnozakaclinic.com/service/fusion-kimura/

 

・木村好珠監修 あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

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