【木村文乃】実写化コメディ『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』最新作出演についてインタビュー

【木村文乃】苦手な人づき合いを克服中!? 映画『ザ・ファブル』撮影秘話も|インタビュー

《木村文乃》春のおしゃれを探しに……

うららかな日差しの中、やさしく可憐な春色をまとった木村文乃さん。春はもうすぐそこ。おしゃれも暮らしも、ワクワクを楽しみましょう。最新出演映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の撮影秘話についてもインタビューしました。

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人との会話を楽しめるようになったら、好きな人が増えました

昨年は、大河ドラマ「麒麟がくる」に「七人の秘書」と話題作が続いていた木村さん。とりわけ、時代劇と現代劇が重なっていた期間は、切り替えに苦労したそう。
「やっぱり大河は所作や言葉が難しいんですよね。ずっとその世界に浸っていられたらいいんですけど、慣れてきたらまた現代に戻って……のくり返しだったので。昔から現代に戻るのは簡単だけど、その反対はすごく難しいんです。しかも、大河では出番がコンスタントにあるわけではないので、せっかく覚えても、次の撮影までには忘れてしまう。『前回できたから大丈夫』というおごりは一切なく、毎回初心者のつもりでイチから積み上げていきました」

まもなく公開の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』は、同名コミックを実写化したコメディアクション映画のシリーズ最新作。岡田准一さん演じる殺し屋のアキラが、「誰も殺さず、普通に暮らす」というミッションのもとに因縁の敵と戦う……というストーリーで、木村さんは前作に続いてアキラの相棒、ヨウコを演じます。前作よりも本格的なアクションが増えるとあって、木村さんも撮影の数か月前からトレーニングを開始。アクションシーンでは、主演の岡田さんみずから、キャストへの指導を行ったそう。
「岡田さんは自分の出番が終わっても、残って撮影を見守ってくださったんです。撮影中は『その腕の角度、締まってないよ!』『もっとセクシーに!』と言いながら、最後にはいつも『カッコよかったよ』とやさしく声を掛けてくれる。その言葉に支えていただきました」

日常が大きく変化し、生き方を見直す人も増えていった2020年。木村さんにとっても、それは同じだったようです。
「人との会話を楽しめるようになりました。ずっと人づき合いが苦手でしたけど、今は相手のことを知りたい、という思いが芽生えてきて。自分から、好きになってもらう努力をできるようになりました。振り返ってみると、私の20代は仕事ばかりで、コミュニケーションの方法を知らなかったんですよね。できないだけなのに『人が苦手だから』と言い訳して相手を拒否してたんだな、とあるときに気づいて。その言い訳をやめて、『苦手な人とも積極的に話してみよう』『人からの誘いに乗ってみよう』と去年決めたんです」

コミュニケーションの方法を見直してからの最大の変化は、「好きな人が増えた」こと。
「好きな人が増えれば吸収できることも増えるし、相手も大切に思ってくれているんだと伝わってきて、笑う機会が増えました。今も“広く浅く”よりは“狭く深く”のほうが好きですけど、その狭さが細いストローからタピオカストローくらいにはなったかな(笑)。人づき合いについてはまだまだ駆け出しだけど、少しずつそのストローの幅を広げていきたいです」

実写化コメディ『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』最新作出演の木村文乃にインタビュー
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INFORMATION/『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』

実写化コメディ『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』最新作出演の木村文乃にインタビュー

伝説の殺し屋として裏社会で恐れられる通称“ファブル”(岡田准一)。ボスから1年間の休業を命じられたファブルは、アキラという偽名で、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹のふりをして暮らすことに。一方、街ではファブルと因縁の深い宇津帆(堤真一)が、殺し屋・鈴木(安藤政信)とともに復讐に燃えており、ファブルと車椅子の少女ヒナコ(平手友梨奈)との再会をきっかけに大騒動へと発展する。近日公開。

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PROFILE/木村文乃

(きむら・ふみの)

1987年生まれ、東京都出身。2006年に映画『アダン』でデビュー。以降、多くのドラマや映画に出演。近年の出演作にドラマ「大奥 最終章」「サギデカ」「蝶の力学 殺人分析班」「七人の秘書」、配信ドラマ「SICK'S 厩乃抄 〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜」、映画『羊の木』『居眠り磐音』など。2020年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、主人公・明智光秀を支える妻・熙子役を務めた。待機作に映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(近日公開)、『BLUE/ブルー』(吉田恵輔監督・2021年4月公開予定)がある。

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photograph:Emiko Tennichi
styling:Junko Okamoto
hair & make-up:Makiko Nonaka(eclat)
text:Hanae Kudo
リンネル 2021年3月号

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web edit:FASHION BOX

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