現実とファンタジーの間で楽しむ、大人の遊びメイク
先が見えない日々だからこそ、もっと自由に、もっとパワフルに。誰のためでもない、“自分のためのメイク”を心ゆくまで楽しみたい。そんな想いに応える新時代のメイクアップストーリーを、我らが梨花さん & アーティストUDAさんという最強タッグでお届けします。
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まずは“自分らしい素顔”を作る
「“遊び”といっても、ベースメイクの段階で、すっぴんから“自分らしい素顔”へ、顔をアップグレードさせておく必要があります。ミューズ世代に特に大事な血色や、骨格を際立たせる陰影は、あらかじめ仕込んでおくことが大切です」(メイクアップアーティスト・UDAさん)
仕込み1. 骨格を際立たせる陰影
上の2色を眉下やまぶたに淡く。
仕込み2. 血色感
頰骨の外側を包むように丸く、そのまま輪郭に向かってスッと流して。眉骨の上や鼻骨、あご先にもわずかに。
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Blancメイク | 新感覚のアイフレームライン
まるでメガネのフレームのように、アイホールの骨格の内側に白いラインをきかせたメイク。
Blancメイク | ハウツーメイク
目元の骨格を指先で確認しながら、ちょうどいい位置にb.でラインを入れる。目頭と目尻に対し、黒目の上はわずかに細いラインに。目頭にはドット、下まぶたにもバランスを見てほのかにラインを。頰は上のベース同様、a.を使って血色を足す。口元はd.を輪郭よりややふっくらめに塗り、血色が足りなければc.を。
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Orangeメイク | 進化系カラフルダブルライン
カラフルなダブルラインが印象的。今回は白とオレンジだが、例えば白とベージュなどの組み合わせにすると、少しだけ挑戦しやすくなる。
Orangeメイク | ハウツーメイク
これもまた指先でアイホールを確認しながら、骨格の内側にd.でラインを入れる。まぶたのラインはc.でやや太く、正面で目を開けたときにも色が少し見えるように。チークはe.を頰骨の内側に入れ、ピュアなムードに仕上げる。口元はa.を塗り、ツヤを足したければb.をオン。
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Lavandeメイク | ラフに楽しむペイントカラー
子どもの塗り絵のような感覚で、指先でペタペタと色をのせて。ラフとはいえ、上に重ねる光を計算することで、目元の陰影をしっかり際立てる。
Lavandeメイク | ハウツーメイク
指先にc.を取り、目頭から目尻に走らせるようにラフに色をのせる。黒目の上下には、同じく指先でd.を重ねて光感をプラスする。頰はe.を使って、ここでも上のベースと同様のテクニックで、立体感をアップ。口元はa.を塗り、血色が足りなければ、b.を。
メイクアップアーティストUDA | プロフィール
化粧品会社に勤務後、独立。その人らしさを生かしたキレイを引き出すメイクで、俳優、アーティストから絶大な信頼を獲得。舞台やショーにおけるメイクのディレクションも多数手がける。ライフワークである「mekashi project」を通してメイク哲学をも発信。今春には初の書籍『kesho:化粧 廻kai』を発売。
マスクに映えるアイシャドウは? 山本浩未がローズレッドのアイメイクを伝授!
direction & make-up_UDA[mekashi project]
photograph_MITSUO OKAMOTO, ASA SATO(still)
styling_MANA YAMAMOTO
hair_ASASHI[OTA OFFICE]
model_RINKA
text_SACHICO MAENO
(otona MUSE 2021年3月号)
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