家が整い、家事の負担も確実に減る!
我が家が実践する 家事ラク・テクニック
家事は毎日のこと、そしてずっと続くこと。だからこそ少しでもラクに、できれば楽しくできるといいですよね。整理収納コンサルタントの須藤昌子さんが、家事をラクにするための基本ルールを教えてくれました。家事を面倒に感じなくなれば、家もどんどん整っていきますよ。
TJ MOOK『床にものを置かない! 片付けの極意』を購入する!
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
ルール1:自分が納得できる選択をする
片付けも家事も“選択”です。掃除をラクにしたいからお掃除ロボットのような便利家電を持つのか、便利家電を持つとメンテナンスと収納が大変になるので持たないようにするのか。どちらも間違いではありません。自分にとってラクで気持ちよいほうを選べばいいのです。
たとえば、私はキッチンシンクの掃除を朝しています。以前は、夜、主人の食事後にしていましたが、疲れた夜に掃除をするのが面倒に。その日のうちにきれいにできたら理想的ですが、家事を憂鬱に感じることのほうがイヤだったので夜にするのはやめました。まずは「自分が何を面倒に感じるか」を考えて、自分がラクになる方法を選んでみてください。
■須藤家の例
予約できる炊飯器? 洗うのが簡単な土鍋?
予約機能が便利で炊飯器を使ってきたものの、洗うのが面倒になったので土鍋でご飯を炊くことに。吸水時間だけ気にすれば予約できなくても問題なく、何より洗うのが簡単に!
ルール2:生活の流れに合わせて家事をする
「次はここ」「次はこれ」と考えて家事をするのは疲れます。ですから生活の流れや自分の動きに合わせて“そのときに・そこでできること”をしてみましょう。
たとえば、トイレに行ったときに便座や床をさっと拭く、洗面台を使ったら台や鏡をパパッと拭く。そんなふうに流れの中で“ついで掃除”をすれば面倒に感じにくく、1週間に1回などと掃除の日を設定しなくても家をいつもきれいに保つことができます。その積み重ねが、考えずに家事ができるシステムづくりにつながっていくのだと思います。
そのときの大事なポイントは、「掃除道具はあちこちに置くこと」です。そうすると自分だけでなく、家族も生活の流れの中で気づいたときにさっと掃除をしてくれるようになります。「気づいたらやってもらえるシステム」を作り、自分がラクできるようにしましょう。
■須藤家の例
毎朝洗濯機をスイッチオンしたらその流れで水回りの拭き掃除
我が家は洗面所・バスルーム・トイレが一体化しているので、全部ぐるっと拭いても15分程度。あっという間に終わります。
ルール3:家事貯金(先取り家事)をする
家事貯金とは、“少し先の自分のために、前もってできることは今しておく”ことです。靴はさっと拭いてからしまえば靴箱の掃除回数を少なくでき、次にその靴を履くときも磨かずに履ける、キッチンの排水口は1日のどこかで掃除すればヌルヌル大掃除が回避できるなど、そのときどきの小さな積み重ねが家事ラクにつながります。
洗剤の詰め替えなども気づいた時点で即やりましょう。「あとで」とすると忘れてしまい、必要なときにすぐ使えずイライラすることになりかねません。家事貯金は自分への思いやり。自分がラクに機嫌よく過ごせるように、今できること、気づいたことはさっとやってしまいましょう。
■須藤家の例
買ってきたらパッケージははがす
トイレットペーパーはパッケージをはがしてストック場所へ。紅茶のティーバッグも個包装のものは1つ1つはがして密閉できる容器へ。使うときにパッケージをはがす必要のあるものは、買ってきたらすぐにはがします。
ちょこちょこ掃除をする
毎朝のお掃除にプラス、気になるところをこまめに掃除することで、年末の大掃除はしません。何かと忙しい年末は、掃除ではなく他のことに時間を使いたいものです。
気づいたらすぐに補充する
洗剤などは気づいたときにすぐ補充できるよう、大容量のものを用意。収納スペースは取りますが、頻繁に買う必要がなくなり、家事ラクにつながっています。
ルール4:面倒を生むものは使わない
私はズボラで面倒くさがりです。だからこそ、どうしたら片付けも家事もラクにできるかと考えて、面倒を生んでいると思ったものはやめたり替えたりしてきました。
面倒と感じるものをやめれば、片付けも家事も今よりスムーズに進みます。そうすれば「面倒なので後回しにする→あとでつらい思いをする→ますます家事が面倒になる」という悪循環を断ち切ることもできます。
「面倒だな」「やりづらいな」と感じたら、「なくせないか」「替えられないか」考えてみてください。
■須藤家の例:やめたもの
来客用のスリッパ
夏用とそれ以外の季節用とたくさん持っていたので管理が面倒に。来客が帰るときに玄関に戻ってこないことも多く、必要なしと判断。
キッチンマット
掃除機をかけるたびにずれるのがストレスに。トライアル期間を設けて使わない生活を試し、なくても大丈夫だったのでやめました。
水切りカゴ
実家で使っていたのであるのが当然と思っていましたが、毎日の掃除が面倒で仕方がなかったので三角コーナーとともになくしました。
■須藤家の例:替えたもの
バスタオル→ガーゼタオルで乾きやすく
ガーゼタオルは乾きやすいだけでなく、かさばらないので洗濯物の量も減らせ収納面でも◎。
バスマット→バスタオルで代用
乾きづらいバスマットは天気のよい日に洗濯。今は天気に関係なくいつでも洗えるように。
ワイシャツ→ノーアイロンシャツに
結婚当初は暑い夏にもアイロンがけを何枚もしていましたが、今は一切していません。
整理収納コンサルタントが自宅を公開! 快適さを追求した収納の工夫とは[台所、洗濯 etc.]
隠しながら家が片付く! しまうだけでOKの優秀収納アイテム8選
教えてくれたのは……整理収納コンサルタント 須藤昌子(すどう・まさこ)さん
【PROFILE】
もともと掃除や片付けが好きで、「いつお客様が来られても、慌てないおうちづくり」をするため、整理収納アドバイザー1級と整理収納コンサルタントの資格を取得。2017年、Ameba公式トップブロガーに認定。整理収納サポート、おうちスタイリングレッスン、整理収納セミナー、企業向けコラム執筆、雑誌監修、テレビ出演など多方面で活躍。著書に『死んでも床にモノを置かない。』(すばる舎)などがある。
(抜粋)
TJ MOOK『床にものを置かない! 片付けの極意』
著者/須藤昌子
TJ MOOK『床にものを置かない! 片付けの極意』を購入する!
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
収納用品の選び方と使い方|整理収納コンサルタント直伝のアレンジ方法も必見!
部屋が片付かない理由がわかった! やってはいけない片付けルール5選|整理収納コンサルタント 監修
写真/堂崎正博、須藤昌子、PIXTA
編集/Pub a Part(松岡亜希、佐藤可奈子)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集/FASHION BOX