ハリ、透明感を取り戻す! 「停滞肌」脱出ケア
長引くマスク生活と年齢による肌の衰えにより、50代の肌はどんより停滞気味。今多くの人が抱えている肌トラブルの原因を、美容ジャーナリストの倉田真由美さんに教えてもらいました。
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
肌が常に高温多湿環境で“肌湿邪”の状態
さまざまなエイジングのお悩みを感じやすくなる50代。
「最近は、マスク着用による影響で、肌が漢方の世界でいう“湿邪”の状態に陥っています」と倉田さん。
湿邪とは、高温多湿な環境で十分に汗をかくことができず、体内に余分な水分や老廃物が溜まり、巡りが悪くなることを意味するそう。
「内側に不要なものが溜まると、その重みで肌がたるみやすくなったり、むくんだり。さらにこれから寒くなり、血流が悪くなることでより乾燥が進み、くすみやごわつきなどお悩みが複合的に起きてきます。マスクによる摩擦から起こるトラブルなども影響し、肌は停滞気味」
加えて50代は肌が生まれ変わるターンオーバーが乱れやすく、不調が起こりやすくなっているのです。
「肌は悪い状態が長引くと、100%よい状態に戻しにくくなります。このタイミングで油断することなく、停滞した肌を立て直しましょう」
大人の肌はとにかく滞っています
1. 熱の放出ができない“湿邪”状態で毛穴が開き、重ダル肌に
湿度の高い梅雨の時期に体がだるく感じたり、むくんだりするのと同じようなことが肌にも起きています。マスクにより、熱の放出がうまくできず、毛穴が開いたり、肌が重たく感じて、たるみやむくみにつながっています。
2. 表情筋停滞、スキンケア手抜き……マスク生活で油断
マスク生活が続くことで会話が減り、表情筋が硬くなり、肌はたるみやすい状態に。また、おうち時間が増えたことで、スキンケアを簡単に済ませ、エイジングを加速させてしまうなど、知らず知らずのうちに肌に影響が。
3. マスクで常在菌のバランスが乱れ、肌が不潔な状態
温度と湿度が高いマスク内は、汗や皮脂などにより雑菌が繁殖しやすい環境に。同時に健やかさのカギを握る皮膚に存在している常在菌のバランスが乱れやすくなり、プツプツっとしたような吹き出物ができてしまいます。
4. マスクによる摩擦ストレスが増加
マスクを長時間着用することで、肌とマスクが摩擦を繰り返し、その刺激によってストレスを与えています。肌に直接触れる部分が擦れて肌あれが起きたり、シミが濃くなったり、赤みやヒリヒリと感じる炎症などの症状も。
5. マスクによる不快感で精神的ストレスが肌にも影響
常にマスクをして過ごすこと自体を不快に感じると、その精神的ストレスが自律神経のバランスにも影響を与えてしまいます。自律神経が乱れることで血行が悪くなり、くすみやむくみなどの不調をより一層感じやすくなります。
蒸しタオルや香りで肌も心もゆるめる! 大人世代におすすめのケアを美容ジャーナリスト倉田真由美が指南
ほうれい線や目もと etc. 「たてジワ」がマスク生活で加速中! シワ改善コスメの上手な塗り方は? [水井真理子 監修]
教えてくれたのは……美容ジャーナリスト 倉田真由美さん
【PROFILE】
30年以上のキャリアを持つ、美容ジャーナリストの草分け的存在。数多くの女性誌やPR誌などで執筆するほか、美容関係の広告制作、化粧品開発のアドバイスなど、幅広く活躍中。
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
なりたい顔No.1 南りほの美肌のカギは保湿!? 朝&夜スキンケアのルーティンを解説
夏のエアコンで肌は1歳老けた!? 40代乾燥肌のケア方法を女医&コスメの商品開発者が解説
マスク蒸れでの肌トラブルSOS! お守りコスメや対策法を皮膚科医が伝授
illustration:Hitomi Hasegawa
text:Chie Sakuma
(大人のおしゃれ手帖 2021年11月号)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
web edit:FASHION BOX