ハウスオブローゼから大人ニキビに効くスキンケア「アロフローラ」が誕生！開発秘話をインタビュー

開発者に会いたい

『＆ＲＯＳＹ』で連載中の「開発者に会いたい」。創業40年を超える自然派化粧品の老舗、ハウスオブローゼから、コロナ禍で増え続けている、大人ニキビにアプローチするシリーズ、「アロフローラ」が誕生。大人ニキビ予防に有効でありながら、配合が難しかったという2種の成分について美容ジャーナリストの加藤智一さんがハウスオブローゼ・研究開発室専門次長の鈴木保範さんに深掘りします。

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大人のニキビ悩みにユニークな2大成分がはたらく！ハウスオブローゼ「アロフローラ」

ニキビを予防ケアしつつ、肌環境を整えることで、すこやかな肌へ

繰り返す“大人ニキビ”にアプローチするべく開発されたシリーズ。自然派ブランドならではの植物由来成分、ヒノキチオール（有効成分）とキダチアロエエキス（保湿成分）を配合。大人ニキビ悩みにはたらきかける。また、“肌の菌活”を施すべく、複合オリゴ糖やアーティチョークエキスなど、美容保湿成分も採用。肌ゆらぎのない、すこやかな肌状態へと導く。無香料・無着色・無鉱物油・アルコール（エタノール）フリー・オイルフリー。ノンコメドジェニックテスト済み。
※［全ての方にコメド（ニキビのもと）が発生しないということではありません］全品医薬部外品

ハウスオブローゼから大人ニキビに効くスキンケア「アロフローラ」が誕生！開発秘話をインタビュー — 右から：アロフローラアクネケアクレンジングジェル 180mL ￥2,200、同アクネケアウォッシングフォーム 120g ￥2,200、同アクネケアローション L（ライト）150mL ￥2,750、同アクネケアエマルジョン L（ライト）30g ￥3,300、同アクネケアスポッツエッセンス 15g ￥2,200

ジェルタイプの薬用クレンジングは、洗うことでスキンフローラのバランスを整え、ニキビのできにくい肌環境へと整える。まつ毛エクステOK。薬用洗顔料は、不要な角質はもちろん、ミクロ汚れまで落とすとともに、肌を殺菌する。豊かな泡立ちをサポートする植物エキスを配合。

すこやかにニキビを防ぐ薬用ローション。みずみずしいテクスチャーで、肌あれを防ぎ、皮脂バランスをケアする。重ねづけするのがオススメ。ジェル状の薬用エマルジョンは軽やかな感触で肌を包み込み、潤いを守る。部分用の薬用エッセンスには、有効成分のヒノキチオールが高濃度で配合されており、ポイント塗りに最適。薬用軟膏と異なり、白くならないため、マスクの下にも使いやすい。

ハウスオブローゼ・研究開発室専門次長の鈴木保範さんにインタビュー

自然由来成分ながら、優れたニキビ肌ケアを実現

加藤（以下、加）：コロナ禍でマスク生活が日常になったことで、肌あれの悩みも増えています。「アロフローラ」は、そんな肌のゆらぎや、“大人のニキビ悩み”にはたらきかけるシリーズ。“ヒノキチオール”と“キダチアロエエキス”の2つの成分に特長があるそうですね。

鈴木（以下、鈴）：はい。有効成分としてヒノキチオール、美容保湿成分としてキダチアロエエキスを配合しています。この2つの成分は高い肌効果を期待できるものの、これらの成分を採用している化粧品はそう多くないと思います。

加：それはなぜですか？

鈴：まず、ヒノキチオールは扱いが非常に難しい成分でして。光を嫌ったり、変質しやすいため、製造工程はもちろん、パッケージにも工夫を凝らさなければならない成分なのです。

加：聞くだけで大変そうですが（苦笑）、今回はどんな工夫を施したのですか？

鈴：例えば製造工程では、中身の製造釜にヒノキチオールが変質しにくい加工を施すなどの工夫をしました。また、容器には紫外線散乱剤などを練り込むことで白色系の清潔感のあるボトルカラーながら、高い遮光性を実現しています。材質もプラスチックの中にはヒノキチオールを吸着してしまうものもあるので、厳選した材質を採用しました。

加：凄いですね！製造工程からパッケージまで、想像以上のこだわりですね。それほどまでして採用したとは……ヒノキチオールはそれほど有効なのですね。

鈴：そうなのです。一般的に使われる殺菌剤に比べて、ヒノキチオールは自然由来で肌に穏やかで、このシリーズにうってつけの有効成分なのです。

加：なるほど。よく理解できました。もうひとつ、鍵となる成分にキダチアロエエキスがありますよね？こちらはアロエベラエキスと異なるのですか？

鈴：はい。アロエベラは広く保湿成分として使われるものですが、キダチアロエは有用成分が多く、ニキビを繰り返す肌にもアプローチできます。

加：そんな違いがあるのですね。

鈴：ただ、キダチアロエはワシントン条約で保護対象にある植物であり、エキスを配合した製品を輸出する際にも大変な手続きが必要なのです。したがって一般的に敬遠される傾向にあります。でも、このキダチアロエとヒノキチオールの組み合わせによる肌効果は非常に有用でして。今回、外部試験機関におけるニキビに悩む方を対象にしたライン使いの有用性試験でも、予想を超えた高い結果を得ることができました。

加：それは嬉しい結果でしたね。今作では、さらに美肌菌のバランスにも注目してますね。美肌菌へのアプローチは、最近のスキンケアのトレンドでもあります。

鈴：大人ニキビの原因は複雑で、色々な要素が絡み合っています。そのためニキビだけではなく、肌状態そのものがよくなるような配合を考えました。

ライトを重ねづけして有効成分をきかせる

加：それから、シリーズにはライトとモイストのテクスチャーがあるようですが、鈴木さんのオススメはライトとか？

鈴：はい。有効成分は重ねて使うほどに、肌にたくさん入っていきます。そのため、べたつかず、かろやかなテクスチャーのライトを重ねづけしていただくことで、より有効性が高まっていきます。ニキビだけではなく、皮脂のテカリや毛穴の開きが気になる方にも、この“重ねづけ”をオススメしています。このような考えもあり、価格を配慮しました。

加：確かに！（笑）この価格なら、遠慮なく重ねづけできるし、ライン使いもできますからね。これから気温や湿度が高まるとともに、マスク蒸れによる肌あれは由々しき問題になるかと……。その間だけでも、肌あれ予防のために、スキンケアをこちらのラインナップに変えてみるというのも一案ですね。

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