お葬式の服装マナーをチェック!靴、バッグ、ヘアメイクのOK&NG まとめ

お葬式の服装選びは意外に難しいもの。服は黒ならいいの? 靴はパンプスじゃないとNG? バッグの選び方やアクセサリー、結婚指輪は外すべき? 髪型はどうしたらいい? そんな知っているようで知らないお葬式の服装マナーがわかる記事を紹介します。

お葬式は黒い靴ならOK!と思いきや・・・小物選びも気が抜けない葬儀の服装マナー

大人の女性として、知らなければ恥ずかしい喪服のマナー。服装からヘア・メイク、小物などの選び方やポイントをご紹介します。

■教えてくれたのは……

■岩下宣子 先生

「現代礼法研究所」主宰、NPO法人マナー教育サポート協会理事長。30歳からマナーの勉強をはじめ、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流の故・小笠原清信氏に師事。1985年、マナーの心をわかりやすく伝えるため現代礼法研究所を設立。企業、学校、商工会議所、公共団体などでマナーの指導、研修、講演や執筆活動を行う。『大人のおしゃれ手帖特別編集 大人のマナーBOOK』(宝島社)をはじめ著書多数。

■喪服だけでなく小物選びもぬかりなく

もともと喪服は遺族だけが着るものでしたが、現在は会葬者も喪服着用が通例に。さらに、本来、通夜は地味な平服でもよいのですが、最近は通夜でも準礼装で参列する人が多くなっています。本来は、葬儀・告別式には準礼装、通夜はそれより略式の略礼装でも構いません。冬はコートを着ていくことになりますが、黒やグレーなどの地味な色のコートがない場合は、式場に入る前に脱いで黒のサブバッグにしまいましょう。預ける場所がないときは、式場に持ち込むことになり、抱えていると色が目立ちます。

■基本的に通夜には略礼装でOK

フォーマルな素材で黒や濃紺、グレーなどの地味な色でシンプルなデザインのワンピース、スーツ、アンサンブル。スーツの中に黒のブラウスを合わせ、白はNG。

■葬儀・告別式は準礼装、黒素材の喪服で

光沢のない黒無地のワンピース、アンサンブル、ツーピースなどを。上着は長袖で衿元のつまったデザインで、スカートは膝下まである丈が基本。

■服装のポイント

黒のワンピースかセットアップ

 

スカート丈は座っても膝が見えない丈、立ち居振る舞いがしやすい、タイトすぎないシルエットを。上着は長袖か短くても七分袖までで、衿元に少しデザインがあっても構いません。

 

これはOK

肌が直接出なければ、シフォンなど透ける素材なども問題なし。最近は、パンツスーツも認められる傾向に。

 

これはNG

肌が露出する半袖やノースリーブ。黒であってもニットなどのカジュアルな素材、ファー、レザーもNG。

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お葬式でタオルハンカチ使用はNG? 急な不幸に慌てない! 一生物の“お悔やみ小物”

大人になったら知らないと恥ずかしい弔事のエチケット。お悔やみの気持ちを伝えるシーンにふさわしい小物をそろえておきましょう。

■ハンカチーフ

■SELECT BRAND 和光

上から¥5,000、¥5,000、¥2,000/すべて和光
生地のノーブルな風合いと繊細なレースに高級感が漂うハンカチーフ

■格式の高い黒白のレース付きを

白か黒がフォーマルですが、地味な色みのハンカチであれば、式中に使っても構いません。ただし、なるべく無地のものを選びましょう。素材は、できれば布帛のコットンやシルクが好ましいですが、見えないところで使うのであればタオル素材でも問題ありません。

>>これを選べば間違いなし お葬式にふさわしい小物をもっと見る

(大人のおしゃれ手帖編集部)
photograph/Shoko Matsuhashi
illustration/Hitomi Hasegawa
text/Mizuki Sakaguchi
edit/Kana Honma[vivace]

 

寒い冬の葬儀でもタイツをはくのはNG? いざというときに恥をかかない葬儀参列の服装マナー

出典: FASHION BOX

最近、昭和から平成にかけてスクリーンやテレビを彩った俳優や歌手、タレントの訃報が相次いでいます。そのたびに、テレビの情報番組では、個人をしのぶとともに、葬儀の様子が映し出されます。通夜や葬儀の様子を伝えるとともに、参列した故人と親交のあった有名人の表情やインタビューが流れるのがお決まりになっています。

そんなときに気になるのが、参列者の服装です。葬儀に個性は不要で、目立たたないのがいちばんなのですが、中にはちょっと独特の装いで訪れている人もチラホラ。最近も、SNSなどで某女優の参列ファッションや小物がおかしいのでは?と話題になったことが。

人のふり見て我がふり直せ、ではありませんが、厳かな葬儀・告別式の席では、無作法・不調法のないようにしたいもの。まずは、キチッとしたいのが、参列時の服装でしょう。

ここでは、女性の葬儀・告別式への参列時の服装の整え方をご紹介します。

 

■上下は黒無地

*ワンピース、アンサンブル、ツーピースなど

*肌の露出を控え、襟の詰まった上着や長いスカートを着用する

■ネックレスをつけて正装に

*黒か白の真珠(パール)、黒オニキス、黒曜石の一連のものを着用(通夜の場合はつけなくてもよい)

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(引用:TJ MOOK『急なお葬式で困らない本』)
text/ P.M.A. Tryangle
文・編/FASHION BOX
※ 本記事は『大人のおしゃれ手帖』『急なお葬式で困らない本』に掲載された記事を再編集したものです
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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