現代の香港を映す!世の中に取り残された家族を描いた社会派映画

出典: FASHION BOX

旬な映画をsweetの辛口ライターたちが星付けチェック!介護の問題や生活の破綻など、現代香港の出口の見つからない問題を浮き彫りにしたウォン・ジョン監督の『誰がための日々』。ライター陣の評価はいかに。

Checker’s List
金子裕子……美男大好きライター。美しくなければ男じゃない!が信条。
東郷葉月……ママさんライター。サブカル大好きな割に暮らしぶりはロハス。
よしひろまさみち……おかまライター。男子に甘く女子には厳しい。

★★★……観なきゃ罪レベル!
★★☆……お時間あればぜひ~
★☆☆……評価人視点でダメ映画

『誰がための日々』

story:寝たきりの母親のため、仕事を辞めたトン(S・ユー)。つきっきりの自宅介護をこなしていた彼だが、母が亡くなったことで心を病んでしまう。1年後、退院した彼は疎遠だった父ホイ(E・ツァン)と共同生活をすることに。

監督:ウォン・ジョン
出演:ショーン・ユー、エリック・ツァン、エレイン・ジン ほか
配給:スノーフレイク
公開:現在、新宿 K’s cinemaにて公開中、全国順次ロードショー

現代社会の歪みと痛みをリアルに
by 金子裕子


母の介護で鬱病になり、母亡き後は自分が“家族の助けが必要”な被介護者になってしまう。そんなどん詰まりに陥った息子を演じたショーンの寡黙な演技に胸がえぐられる。この出口の見つからない状況にため息が出るばかり。

★★★……観なきゃ罪レベル!

香港で香港のために作られる社会派
by 東郷葉月


低予算、新人監督の長編1作目にして、キャストは豪華。ギャラなしで出演したエリックとショーンの心意気と2人の熱演が心に刺さる。主人公の物語も、市井の人々の暮らしも、現代香港の苦悩を映していて後味はとても重い。

★★☆:お時間あればぜひ~

他人ごとじゃーありません
by よしひろまさみち


介護疲れ、介護で生活破綻とか、ニュースは毎日のように出てくるけど、マジで人ごとじゃないわよ。今の香港を舞台に見事にえぐり出した社会の暗部には、日本にも通ずるところあり。これが1作目とは思えない監督の才能に脱帽。

★★☆:お時間あればぜひ~

© Mad World Limited.
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
edit_RISA SATO[vivace], FASHION BOX
(sweet2019年3月号)

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ