梅雨になると、頭痛や関節痛、むくみなど、いろいろな不調に悩まされる人が多いもの。その原因は、「冷え」かもしれません。できれば薬に頼りたくないけどつらい、そんな時は植物の力でケアしてみませんか?今回は、梅雨時に意外と起こりがちな、冷えのセルフケアをご紹介します。
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教えてくれたのは……
PHYTOTHERAPY TEACHER
植物療法士
南上夕佳さん
ルボア フィトテラピースクール副代表。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法を学び、AMPP認定資格を取得。著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス)。
冷えの対処法
梅雨時は日によって気温差が激しいので、うっかり薄着をして冷えてしまったり、手足の血流が悪くなって体調を崩したりしがち。血流をアップし、体を温めるハーブを活用しましょう。ふくらはぎのマッサージもおすすめです。
【血行をよくするハーブティーを習慣に】
1 ギンコウ 15g ¥450/エンハーブ
2 ホーソン 15g ¥500/エンハーブ
3 エルボステリア ティザンヌ ヴァンルージュ 70g ¥2,500/コスメキッチン
特に下半身の冷えに効くのがヴァンルージュ。毛細血管を広げてくれるギンコウ(いちょう葉)、全身の血行を高め、心臓の働きをよくするホーソンもおすすめ。血流をよくするショウガを入れても。
【血流を高める精油で末端をマッサージ】
4 モンサンミッシェル マジョラム 5mL¥2,400/サンリツ
5 モンサンミッシェル 柚子 5mL ¥2,200/サンリツ
末端の冷えが気になる場合はオイルマッサージを。マジョラムは毛細血管を拡張し、手足の冷えを改善。柚子は、手足の先をカーッと温めてくれるので、無香料のハンドクリームに1滴混ぜるのもいいでしょう。マンダリンやシトロネラなど、柑橘系のエッセンシャルオイルには、体を温める加温作用があります。いずれもベースオイルに数滴混ぜて、マッサージにも。
フィトテラピーで気をつけたいこと
●効果について
精油やタンチュメール、サプリメントなどの“自然ぐすり”は医薬品ではないため、心配なことがある場合は必ず医師に相談しましょう。また、効果・効能には個人差があり、体調によって異なる反応が出ることがあります。
●子どもや高齢者が使う場合
“自然ぐすり”はおもに健康な成人を対象としています。子どもやお年寄りが使う場合は分量を減らすなど注意しましょう。
●治療中の場合
持病により治療中の人や、薬を服用している人は必ず医師に相談してください。
●妊娠中の場合
妊娠中、または妊娠している可能性のある人は注意が必要なものもあります。医師に相談のうえ使用してください。
●精油を使う場合はパッチテストを
精油をマッサージなどに使う場合、成分が強いものもあるのでパッチテストを行いましょう。肘の内側など皮膚の柔らかい部分に薄めた精油を少量塗り、24時間様子を見ます。かゆみや赤みなどの異常が出た場合は使用を控えましょう。
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梅雨の“疲れ・だるさ・不眠”に!ハーブでセルフケア
※ 植物療法は日本では医療行為ではありません。あくまでも自己責任において行ってください。心配なことがある場合、医師や専門家に相談することをおすすめいたします
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photograph_Mari Yoshioka
text_Ema Tanaka
cooperation_AWABEES, UTUWA
edit_Ayaki Ando[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年7月号)
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