(2019年11月14日 更新)
あらゆるエイジングサインが本格的に気になり始める50代。“元気に見える肌”をめざして、新しいベーシックケアを身につけましょう。今回は、50代ならではの「洗顔」法を美容のプロが指南します。
【目次】
教えてくれたのは……
トータルビューティ アドバイザー 水井真理子さん
【Profile】
長年のエステティシャンの経験から、肌を見るだけで、その人のスキンケア法や食生活まで見抜く鋭い観察眼をもつ。お手入れアドバイスが好評。
《クレンジング・洗顔》は、いちばん時間をかけるべきケア!
イキイキと輝く元気な肌を育むには、まずはクレンジングと洗顔で肌の土台を整えてあげることが重要です。落とすことをおろそかにすると、汚れや古い角質が蓄積され、50代の肌は厚く硬くなる一方。ていねいに落とすケアを積み重ねていけば、肌はどんどんやわらかくなり、そのあとの化粧水や美容液、クリームの浸透力もぐんと高まります。ただし、落としすぎるのも大人の傾向。皮膚が敏感に傾き、乾燥や肌トラブルを招くので避けて。
洗顔料の選び方とは?
▶︎洗い上がりの肌がつっぱったらNG!潤いを奪わない洗顔料を
汚れはしっかり落とすけど、潤いは残すタイプを選びましょう。洗い上がりの肌に触れたとき、キュキュッとつっぱりを感じたら、潤いが奪われ乾燥しているサインです。
洗うときのコツは?
▶︎手を使って軽く泡立てて!洗顔で皮脂や余分な角質をオフ
自分の手で泡立てた濃密な泡で肌の汚れをオフすると、心地よく洗えて、肌がやわらかくなります。ゴシゴシこすったり、肌の摩擦を与えないように心がけましょう。
オススメの洗顔アイテム
カウブランド 赤箱 100g ¥100 /牛乳石鹼 お客様相談室
肌を守るミルク成分(乳脂)と天然スクワラン配合で、洗い上がりの肌はしっとりすべすべに。
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マンナンジェリーハイドロウォッシュ 120g ¥3,500/ウービィー(プルエスト事業部)
潤いを浸透させることで汚れを浮かせる新発想の洗顔ジェル。毛穴の奥の汚れもすっきり。
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ドレスリフト フェイシャルウォッシュ 120g ¥1,700/アテニア
美容成分たっぷりの濃密泡がキメの細部まで密着し、大人の肌をなめらかに洗い上げる。
《クレンジング・洗顔》でよくあるQ&A
Q. 洗顔は熱めのお湯でさっぱりと、が正解?
A. 乾燥を招くので避けましょう。冷水もNGです
熱いお湯ですすぐと、汚れ以上に必要な皮脂を取りすぎます。その結果、乾燥やごわつきなどの肌トラブルが発生。目安は32~34℃くらいの人肌程度のぬるま湯。反対に冷水は毛穴を詰まらせるので避けて。
***
Q. 朝は洗顔料を使わなくてもよい?
A. 汗や皮脂を感じるときは朝も洗顔料で洗いましょう
乾燥肌や敏感肌と自覚している人は、乾燥をおさえるためにぬるま湯だけでも大丈夫。汗や油分を感じる人、または夜にリッチな化粧品を塗り重ねているときは、洗顔料を使うほうが朝のスキンケアの浸透がよくなります。
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photograph_Shohei Yokoyama[t.cube](model), Shoko Matsuhashi(still)
hair&make-up_Atsuko Hirose
text_Chie Sakuma
web edit_FASHION BOX
(大人のおしゃれ手帖 2019年4月号)
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