じめじめした梅雨の時期は気分がどんより沈みがち……。天候が不安定なこの時季は、心も不安定になりがちです。そんなときは我慢しないで、植物の力でケアしてみませんか?梅雨の憂うつを吹き飛ばして、晴れやかな気分で過ごすためのセルフケア方法をご紹介します。
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教えてくれたのは……
PHYTOTHERAPY TEACHER
植物療法士
南上夕佳さん
ルボア フィトテラピースクール副代表。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法を学び、AMPP認定資格を取得。著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス)。
憂うつの対処法
気持ちを穏やかにするセロトニンは、太陽の光を浴びることで分泌されます。曇り空の多い梅雨時は、セロトニンができにくく、うつうつとした気分に陥りがち。睡眠の質を上げることで、うつになりにくくなります。
【うつやパニックを落ち着かせるタンチュメール】
1 エルボステリア タンチュメール セントジョンズワート 100g ¥2,600/コスメキッチン
2 エルボステリア タンチュメール メリッサ 100g ¥2,600/コスメキッチン
気持ちをすっと落ち着かせ、不安を取り除いてくれるのが、セントジョンズワート(抗うつ剤などとの併用は不可)。メリッサはイライラや落ち込みを抑え、気持ちを引き上げてくれます。
【お守りになる香りのブレンド】
エルボリステリア ハッピーオイル 9mL ¥2,300/コスメキッチン
気分が落ち込んだときは、心がフワッと軽くなる香りの力を借りて。ホーリーフ、ラベンダーなどをブレンドしたロールオンタイプのオイル。
【毎朝、太陽の光を浴びる習慣をつけて】
パジャマトップス¥23,000、パジャマパンツ¥21,000/ともにプライベート・スプーンズ・クラブ(プライベート・スプーンズ・クラブ代官山本店)
たとえ天気が悪い日でも、朝起きたらカーテンを開けて朝の光を取り込みましょう。強い光を浴びると出るホルモン・セロトニンは、夜に眠気を起こすメラトニンの材料になります。
フィトテラピーで気をつけたいこと
●効果について
ご紹介する精油やタンチュメールなどの“自然ぐすり”は医薬品ではないため、心配なことがある場合は必ず医師に相談しましょう。また、効果・効能には個人差があり、体調によって異なる反応が出ることがあります。
●子どもや高齢者が使う場合
“自然ぐすり”はおもに健康な成人を対象としています。子どもやお年寄りが使う場合は分量を減らすなど注意しましょう。
●治療中の場合
持病により治療中の人や、薬を服用している人は必ず医師に相談してください。
●妊娠中の場合
妊娠中、または妊娠している可能性のある人は注意が必要なものもあります。医師に相談のうえ使用してください。
●精油を使う場合はパッチテストを
精油をマッサージなどに使う場合、成分が強いものもあるのでパッチテストを行いましょう。肘の内側など皮膚の柔らかい部分に薄めた精油を少量塗り、24時間様子を見ます。かゆみや赤みなどの異常が出た場合は使用を控えましょう。
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※ 植物療法は日本では医療行為ではありません。あくまでも自己責任において行ってください。心配なことがある場合、医師や専門家に相談することをおすすめいたします
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Yoshimi Kikuchi(model), Mari Yoshioka(still)
styling_Sanami Okamoto
hair&make-up_Tomoko Takano
model_Megumi Chikuni
text_Ema Tanaka
cooperation_AWABEES, UTUWA
edit_Ayaki Ando[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年7月号)
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