旅先でも自分らしく、心地よく過ごすために。大人旅がもっと楽しくなるための持ち物から過ごし方まで、旅の賢者に伺いました。「旅の持ち物はできるだけ少なく」が旅の賢者たちのモットー。増えがちな荷物をしっかり減らせるコツを教えてもらいました。
教えてくれたのは……
エッセイスト 柳沢小実さん
「体力にも語学力にも自信がないため、旅先では無理はしない」と柳沢さん。はしゃぎすぎずマイペースに過ごすことで、旅の後半も帰宅後も体力を保つことができるという。『大人の旅じたく』(マイナビ刊)は好評につき文庫化が決定!
ライター 仁田ときこさん
2児の母。年に数回、母子での海外旅行が趣味。「現地でどちらが言語や文化を吸収できるか、毎回母子で競い合っている。ホテルではポケトークで現地語での会話を練習。覚えたトークを街でそれぞれ発表するのが学びの場に」
カメラマン かくたみほさん
旅と動物の撮影がライフワークのカメラマン。年に数回行く北欧旅の目的は、湖での撮影。「湖の近くのロッジを予約したら、あとは現地に着いてから考えます」。思いついたままに行動するというフリーな旅人。
体温や水分量を最適に保ち、速乾性もあるシルクの洋服
暑くても寒くてもベストな体感温度に調整してくれるシルクの服はどの旅先でも大活躍。「シックな黒を選べば、レストランに行くためのかしこまった洋服をわざわざ持参しなくてもいいんです」(柳沢さん)
ターバンを巻いてヘアセットも時短
ドライヤーやビューティアイテムは極力なくしたいし、ヘアセットにも時間をかけたくない。そんなときはターバンを巻けば問題解決!「髪型が決まらなくても安心です」(柳沢さん)
大ぶりアクセできちんと装う
「服は少なく、アクセサリーは多めに持っていくのが信条。シンプルな洋服でも大ぶりのピアスやネックレスで華やかに変わるので、きちんとしたいときにも活用しています」(柳沢さん)
パジャマ&最終日のトップスに。抗菌防臭性のあるウールインナー
「抗菌防臭性に優れた無印良品のウールTシャツなら、旅先でパジャマとして使ったあと、最終日の洋服に着てもニオイが気になりません。数日着倒せる数少ないTシャツです」(柳沢さん)
かさばるボトムスを外し、ワンピースを日数分持っていく
「トップスとボトムスを個々に持参するとかさばるので、暑い国に行くときは薄手のワンピースを数枚持っていくだけ。洗濯しても即乾くので1週間の旅でも4枚で充分」(仁田さん)
ビーチやサウナ、突発的な雨も。この3点がお役立ちアイテム!
「手ぬぐいは寒さ対策にもなるし、小雨のときの雨よけや、機材カバーにもなるので旅の必需品。旅先で髪がキシキシになったらフランシラのオイルを。顔と全身ケアもこれ1本で◎。Tevaのサンダルは機内やホテル、街ばきやビーチサイドなど、どのシーンでも重宝します」(かくたさん)
バッグ&ラゲッジメーカー・エースが教える「パッキング術・ミルフィーユ詰め」
【1】
衣類を1枚ずつ畳んで詰めると隙間ができて収納場所のロスに。まずは長い丈の服から順に、厚い所が重ならないように交互に入れて。
【2】
Tシャツやキャミソールも畳まずに、そのまま積んでいく。袖や裾部分があるものは、そこが重ならないように気をつけて。
【3】
最後にはみ出た裾などを巻き込むように衣類の下に入れたら完成。厚みが不均等にならないので、デッドスペースが最小限に。
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photograph_Keiko Ichihara
text_Tokiko Nitta
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年8月号)
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