(2020年1月14日 更新)
ためるとおっくうになる家事は、ワンアクションですべて解決!シンプルライフ研究家のマキさんが実践する、 時間と体力を無駄にしない家事のコツを教えていただきました。洗う、干す、しまうという作業を近くに集約したマキさんのランドリースペースとは。
≪目次≫
- 教えてくれたのは……
- 「洗濯物を洗う→干す」を洗面所で完結する
- 時短テク1 ハンガー類は洗濯機近くに
- 時短テク2 洗濯カゴではなく洗濯ネットを仕分け袋として設置
- 時短テク3 洗う、干す、収納のルーティン化
- 時短テク4 アイロンは洗面所で
教えてくれたのは……
マキさん
【Profile】
シンプルライフ研究家。ふたりの娘を育てるワーキングマザー。不要なものは持たない、不要な家事はしない暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」が人気で、著書も多数。新刊『虫のいい家事』(宝島社)が発売中。
「洗濯物を洗う→干す」を洗面所で完結する
洗濯でマキさんが優先するのは、できるだけ動かずに、作業をスムーズにすること。
「私にとって洗濯のゴールは、清潔な衣類を着ること。だから、洗濯前の仕分けや、たたむ作業といった途中工程は省いてもいいと思っています。最小限の手間と時間で洗濯ができるよう、動線や工程をパターン化しています」
コンパクトなスペースながら、洗濯物を洗ってから干すまで、すべて洗面所で完了。1日1回で洗濯が完了するよう、洗濯量も減らす工夫をしているといいます。
「洗濯回数を減らして洗濯物をためると、量が多くなって逆に乾きにくいんです。丸洗いできる素材のものを毎日洗濯することが、洗濯ストレスを軽減してくれます」
マキさんがシンプルライフを実践するのは、“家事よりも大切な子育てや仕事に頭を使いたい”という思いから。暮らしの仕組みを作れば、生活にゆとりが生まれます。
時短テク1 ハンガー類は洗濯機近くに
洗面所で干すまでを終わらせるため、洗面所上につっぱり棒を設置し、ハンガーを吊るしておきます。子どもの服は10連ハンガー、大人の服はハンガー、インナー類やハンカチなどはピンチに干して。1日の洗濯はこれだけで充分。
時短テク2 洗濯カゴではなく洗濯ネットを仕分け袋として設置
洗濯ネットは、ワイヤークリップで洗面台下に設置。入浴時に家族がそれぞれ服を脱ぎながら、「ネットに入れるもの」と「入れないもの」を仕分けます。すでに仕分けされた状態だから、あとはチャックを閉めて洗濯するだけ。
時短テク3 洗う、干す、収納のルーティン化
1)洗濯機から洗濯物を出してその場で干す
洗濯機から仕分けしながら出し、ハンガーにかけます。
「出した瞬間どこに干すか決まっている状態で、一か所でできる動線にしているから、作業がスムーズです。乾き具合にムラが出ないよう、家族全員がほぼ毎日、同じ形状の服や下着を身につけて、洗濯物の量が一定になるようにしています」
2)干した洗濯物をベランダへ
毎日洗濯するアイテムがほぼ一緒なので、ベランダのどの位置に何を干すかも決めているというマキさん。
「出入り口からアクセスしやすい位置に干していきます。同じ素材を使った洗濯物は乾くまでの時間もほぼ同時なので、一気に洗濯物を取り込めるというメリットも」
3)そのまま取り込んでたたみながら引き出しにしまう
入浴の動線も考え、洗濯物は洗面所&浴室のすぐ前に置いたチェストに。ベランダから近いのも利点です。
「たたむのが嫌で洗濯物が山積みになってしまうのを避けるため、直接引き出しにポンポン落とし入れます。そのために引き出しに詰め込みすぎないこと、シワが気にならない素材を選ぶこと、必要なものを必要な枚数だけにすることを心がけています」
時短テク4 アイロンは洗面所で
アイロンがけは、洗面台の上に置いたアイロン台で。
「洗面台の下に、アイロンをかける子どもの制服などを入れてあるので、さっと取り出せて効率がいいです。アイロン台は、使わないときは立てかけておけば、インテリアにも」
その他の時短テクはこちら!
>>マキさんのムダがないキッチン
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Hiroshi Hayashi
illustration_Qoonana
text_Mayumi Akagi
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年5月号)
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