ビジネスパーソンなら誰でも、なんらかのかたちでプレゼン経験があるはず。プレゼンするからには、上司や取引先に自分の意図を的確に伝える必要があり、プレッシャーを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。堀江貴文さんは、プレゼンは日常生活の一部であり、もっと肩の力を抜いて向き合ってみようと著書『堀江貴文のゼロをイチにする すごいプレゼン』の中で述べています。
今までに、数えきれないほどのプレゼンを見てきた堀江さん。「すごいプレゼン」を成功させる秘訣と、プレゼン前夜でも間に合う特製のチェックリストの一部をご紹介します!
《目次》
- プレゼンは日常生活の一部
- 「駄々っ子」は優秀なプレゼンター
- 「目的」はストレートに伝えよう
- 「ダメプレゼン」には一定の法則があった!
- プレゼンはゼロをイチに変える
- ホリエモン流 プレゼン直前チェックリスト
教えてくれたのは……
堀江貴文(ほりえ たかふみ)
1972年、福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media & consulting 株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発やスマホアプリのプロデュースなど、幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は2万人を超え、2014年には会員制のオンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」を設立。近著に『多動力』(幻冬舎)、『10年後の仕事図鑑』(SB クリエイティブ/落合陽一氏との共著)、『バカとつき合うな』(徳間書店/西野亮廣氏との共著)、『疑う力』(宝島社)など多数。
プレゼンは日常生活の一部
「プレゼン」と聞くと、堅苦しいイメージを抱いてしまう人は多いと思う。
たとえば、かの有名なスティーブ・ジョブズのように、自信たっぷりに聴衆の前に立ち、クールなボディランゲージを交えて「仕事がデキる感」のあふれるトークをする――。
もちろん、それもプレゼンの一つのあり方だ。しかし、もう少し肩の力を抜いて視点を変えてみよう。プレゼンはそもそも、情報伝達手段の一つにすぎないのだ。
言ってみれば、自己紹介だってプレゼンだし、好きな人に告白することだって立派なプレゼンだ。
相手に思いを伝え、理解を得る。納得を得る。アクションによって願いが叶ったのであれば、ジョブズと同様、あなたはすでに優秀なプレゼンターなのだ。
つまり、プレゼンは日常生活の一部だともいえる。
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「駄々っ子」は優秀なプレゼンター
スーパーマーケットのお菓子売り場の床にひっくり返り、大声で泣き叫んで親を困らせている子どもの姿を見たことがないという人は少ないと思う。
実は、駄々っ子というのは優秀なプレゼンターだ。彼らに共通するのは、「~をしてほしい」という強い要求があること。
もう少し掘り下げてみると、駄々っ子の多くが意図的にやっているのは「親を困らせる行為」。相手が根負けし、要求を聞き入れてくれることを期待して、駆け引きをしている。
子どもが成長にするにつれて「おねだり」の方法はより実践的なものにブラッシュアップされていく。たとえばターゲティング(自分に甘い祖父母にお願いする)、タイミング(相手の機嫌のいいときを見計らってお願いする)、メリット提示(このおもちゃは勉強の役に立つよ! とアピールする)などだ。
「目的」はストレートに伝えよう
子どもは単純なので「こんなことしたら、バカだと思われちゃうかな」なんてウジウジ考える前に、はっきりと要求を提示し、さっさと行動してしまうところがすごくいい。
僕は今までおびただしい数のプレゼンを見てきているし、メルマガの質問コーナーに毎週寄せられる質問、ツイッターのリプなどをチェックしまくっているが、「この人は、いったい何がしたいの?」と、思わず目が点になってしまうことも少なくない。
「ダメプレゼン」には一定の法則があった!
SNSの投稿だって同じだ。みんなからのリアクションが欲しくて記事や写真をアップしているのに、いまいち反応が薄い、スルーされがちだと悩んでいる人がいたら、少し立ち止まって考えてみてほしい。「自分は誰に、何を伝えたいのか?」と。
僕のオンラインサロン、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)のイベントで披露されるプレゼンでもそういうことが多々ある。「何を伝えたいのか」「何が欲しいのか」。そんな、1秒あれば伝えられるようなことをうまく表現できない人たちは、意外にもたくさんいるのだということに気づかされたのだ。
プレゼンは結果が100パーセント。どんなに下手なプレゼンであろうと、相手に気持ちが伝わり、理解してもらえて、最終的に「イエス」を引き出せるのなら大成功だ。プレゼンのやり方に正解なんてないし、「とりあえずやってみなよ」というのが僕の持論だが、「ダメプレゼン」には一定の法則があることもわかってきた。
プレゼンはゼロをイチに変える
プレゼンとはなんなのか? それは相手に「伝える力」だと僕は思う。思いが伝わらなければ何も始まらない。だからこそ、プレゼンはゼロをイチに変える原動力になるのだ。
ホリエモン流 プレゼン直前チェックリスト
プレゼン前夜でも、まだ遅くない! 最重要ポイントだけを押さえたので、ぜひチェックを入れてみてもらいたい。思わぬ「抜け」が見つかるかもしれない。
*****
心得編
□プレゼンで「ゲットしたいもの」を明確にできているか
□相手にメリットを提示できているか
準備編
□プレゼンの「売り」を絞り込めているか
□ターゲット設定・事前リサーチ(市場規模含む)はできているか
□「導入」「本題」「まとめ」などのメリハリがついたわかりやすい構成になっているか
□相手の共感を得られる内容になっているか
スライド編
□読みやすい書体を使っているか
□表示するスクリーンに適したスライドサイズか
□写真やイラストは適切か
□枚数と情報量が絞り込まれた、シンプルなスライドになっているか
実践編
□相手を「巻き込む」工夫をしているか
□与えられた時間内にプレゼン完了をできるか
(抜粋)
『堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン』
著者:堀江貴文
編集協力:
HIU「プレタツ」本編集委員会
梅田玄貴、後未央、杉山有子、鈴木貴子、蒔苗太一、松尾典和、村田理世
「プレタツ」講師
古賀大喜、鯉渕幸生
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