突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方

突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方

出典: FASHION BOX

突然死の約6割が心筋梗塞などの血管の病気によって起こるといわれています。そのリスクを減らすために、動脈硬化を防ぎ、血管を若返らせる生活習慣を身につけましょう。血管をいたわるためには、食べ方も大事です。野菜を最初に、ごはん、パン、パスタなどの炭水化物を最後に食べることで、血管への負担を減らせます。

教えてくれたのはこの方

突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方
出典: FASHION BOX

新浪 博士(にいなみ・ひろし)先生
1962年、神奈川県出身。1987年、群馬大学医学部卒業後、東京女子医科大学大学院修了。同年、東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所に入所。アメリカ・ウェイン州立大学、オーストラリア・アルフレッド病院、オーストラリア・ロイヤルノースショア病院への留学で心臓血管外科の研究と治療に従事する。帰国後、東京女子医科大学心研循環器外科医長、東京女子医科大学心臓血管外科助教授を歴任。2004年に順天堂大学 医学部心臓血管外科助教授に就任し、当時の天皇陛下(現在の上皇)の心臓手術を行った天野篤教授のパートナーとして活躍。埼玉医科大学 心臓血管外科教授を経て、2017年より東京女子医科大学 心臓血管外科の主任教授に就任。現在、年間300症例もの心臓血管外科手術を手がけている。

【オススメ記事】
認知症は生活習慣病だった!? 予防には“糖質ちょいオフ”生活!
居酒屋ではポテサラでシメるべし!? 中性脂肪を下げる食べ方を解説

サラダから食べると血管へのダメージが減る

血管力を高めるために意識したいのが、食事の食べ方です。食べる順番を変えるだけで、血管への負担が減ります。
まず、最初に食べたいのが野菜です。野菜の食物繊維を最初に摂ることで、腸管からの糖質の吸収がおだやかになり、血管を傷つける血糖値の急上昇を防ぐことができます。また、食物繊維が豊富な野菜や海藻類には塩分を排出するカリウムが含まれます。マグネシウムの多いナッツ類をサラダに散らして食べれば、血圧を下げて安定させる効果が期待できます。
次に摂りたいのが汁ものです。満腹感を得られる汁ものは総じて塩分が多いのが難点ですが、汁ものにすることで野菜のかさが減り、野菜をたくさん食べられるというメリットもあります。つくるときは、だしをとり、具だくさんにして素材からの旨味を加えること。これで、血圧を上げる要因となる調味料の塩分も、摂取する汁の量も減らせます。

1. 野菜から食べる

食物繊維の豊富な野菜を最初に摂ります。腸管からの糖質の吸収をゆるやかにし、血管内皮細胞を傷つける血糖値の急上昇を抑えます。

突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方
出典: FASHION BOX

2. 汁ものを食べる

味噌汁などの汁ものを摂ると、水分がおなかに溜まりやすく満腹感が得られやすくなります。また、野菜やきのこ類が多く摂れます。

突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方
出典: FASHION BOX

3. たんぱく質を食べる

血管や体の筋肉をつくる材料となるたんぱく質をしっかりと摂ります。肉、魚、鶏卵、豆腐などの良質なたんぱく質を毎食欠かさず摂りましょう。

突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方
出典: FASHION BOX

4. 最後にごはんを食べる

白米やパン、麺類に含まれる炭水化物(糖質)は体の大事なエネルギー源。ただし現代人は糖質過多になりがちなので、炭水化物は少なめが正解です。

突然死のリスクを下げる! 医師に聞いた、血管力を高める食べ方
出典: FASHION BOX

【オススメ記事】
肉や乳製品も食べて良し! 医師の“糖質ちょいオフ”ダイエット
太ると“お漏らし”リスクが高まる!? 医師がダイエットメニューを提案

血管をつくるたんぱく質は、魚を多めに摂りたい

血管を強くするために欠かせないのがたんぱく質です。筋肉はもとより体のほとんどがたんぱく質でつくられていますから、意識的に適量を摂ることが大事です。肉と魚であれば、血液サラサラ効果の高いEPAが多く含まれる魚を多めに摂るのがベター。刺身や焼き魚、煮魚などさまざまな食べ方ができますが、注意すべきは塩分の多い調味料の使い方。減塩調味料を使ったり、塩やしょうゆではなく、レモン、すだちなどの柑橘類を使うなどの工夫が血管の老化を防ぎます。

最後に食べるのがごはんなどの炭水化物です。炭水化物は体のエネルギー源になりますが、日々の活動量に見合わぬ量を食べると肥満の原因となります。意識すべきは、いつもより少しごはんの量を減らすこと。玄米やライ麦パンなど、色が茶色いものを選ぶと、血糖値の上昇もゆるやかになり、血管をいたわることができます。

(抜粋)

血管をメンテナンスする睡眠&入浴法を、医師に聞いた!
出典: FASHION BOX

TJ MOOK『心臓血管外科の名医が教える切れない! 詰まらない! 血管ほぐし』
監修:新浪博士

編集・原稿:油野 崇、奥津圭介
写真:小島 昇(小島昇写真事務所)
写真協力:shutterstock
WEB編集:FASHION BOX
TJ MOOK『心臓血管外科の名医が教える切れない! 詰まらない! 血管ほぐし』
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ