冷蔵庫は“7割”と“ぎゅうぎゅう”の詰め方で年間2800円節約できる！

節約したいのであれば、自宅の光熱費にも意識を向けたいもの。節約アドバイザーの丸山晴美さんは冷蔵庫の使い方を変えるだけで電気代が確実に安くなるといいます。電気代を安くする冷蔵庫の使い方とは？

このコンテンツの監修者は……

丸山晴美（まるやま・はるみ）さん
【Profile】
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。消費生活アドバイザー。22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー（AFP）、消費生活アドバイザー、宅地建物取扱主任士（登録）、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演等で行っている。

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冷蔵庫は「詰め方」次第で電気代が格段に安くなる！

冷蔵庫は“7割”と“ぎゅうぎゅう”の詰め方で年間2800円節約できる！ — 出典: FASHION BOX

光熱費を抑えるためには、電気代のかかる家電を知っておきたいところです。平均的な家庭の電力消費では、冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンで全体の40％を超えています。そのなかで消費量が最も多いのは「冷蔵庫」。この冷蔵庫の使い方を変えるだけで、電気代が年間2800円節約になります。

冷蔵庫は冷気をファンで循環させることで内部を冷やすので、詰め込みすぎると冷気が循環せず、効率が悪くなります。冷蔵庫の中身を7割ぐらいに保ち、冷気の通り道をつくるように詰めるのが最適です。一方、冷凍室は中身をぎゅうぎゅうに詰め込むと、冷凍されたものが保冷剤の役割になって冷気が安定するので、電気代の節約になります。「冷蔵庫は7割、冷凍室はぎゅうぎゅう」と覚えておけば年間で2800円ほど電気代が安くなります。

また、見落としがちですが、季節ごとに「温度設定」を調整するようにしましょう。よく冷えるように夏に「強」にするのは構いませんが、そのまま冬になると、冷蔵庫が冷えすぎてしまいます。冬は設定温度を「中」か「弱」に。そして、冷蔵庫は扉の開閉を素早く行うのは基本。開閉時間を減らすためには、よく取り出すものを手前に置くなど工夫も大切です。

工夫といえば、見逃しがちなのが、ガス給湯器のリモコンパネル。給湯器はガスだから電気代とは関係ないと思うかもしれませんが、給湯パネルのスイッチをつけっぱなしにしていると、年間1000円もの待機電力がかかっています。使わないときはこまめにスイッチを切るというのは、ほとんどの電化製品に使える節約テクニックです。

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