スマホ決済の落とし穴!○○しないと痛い目に…賢い使い方を解説

近頃、見聞きする機会が増えたスマホ決済サービス「なんとかPay」。キャッシュレス決済に詳しいポイ探代表取締役の菊地崇仁さんに、選び方や使い方を聞きました。

結局“なにPay”がおトク? 自分に最適な決済の選び方

お話を伺った方

ポイ探代表取締役
菊地崇仁さん
プロフィール:日本電信電話株式会社(現NTT東日本)を経て、独立。約80枚のクレジットカードを保有、利用し、信用できる情報提供を目指す。

◆◆◆「なんとかPay」の基礎知識◆◆◆
メリットや気をつけたい注意点

「なんとかPay」には、ポイント還元や割引、クーポン付与など、日々の買い物でちょっとオトクができるサービスを提供しているものも少なくありません。

仮に、1万円の買い物をしてポイント還元率が2%なら、200円トクできることになります。これに対し、メガバンクの定期預金に100万円預けても、1年後にもらえる利子がたったの100円(税引き前)。節約をして銀行に預けるだけでは、お金を増やすことが難しい今の時代は、スマホ決済を上手に利用することが生活防衛にもつながりそうです。

知らないと損するかも! QRコード決済をお得に使うワザ

加えて、政府は消費税増税で消費が落ち込まないよう、来年6月末までの期間限定で「ポイント還元制度」を実施しています。これは、対象となる店舗で、登録されたキャッシュレス決済(クレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコード決済)を使って代金を支払うと最大で5%のポイント還元を受けられるというもの。

たとえば、5%の還元を受けられる店舗で、税込1万1000円の買い物をした場合、550円分のポイント還元を受けられます。その際、ペイペイやラインペイなどのスマホ決済アプリを利用すれば、アプリ独自のポイント還元を受けることもできます。これを活用しない手はなさそうです。ただし、トクできるからといってムダ使いしすぎるのは禁物。

「クレジットタイプのスマホ決済アプリを利用しているならクレジットカードの利用明細、デビットタイプは銀行口座の明細をこまめに確認して、使いすぎないよう注意しましょう」(菊地さん)

“なんとかPay”どれが安心?まだ使ってない人も必見の基礎知識

それでも使いすぎてしまうのが心配ならば、あらかじめ利用額の上限を決めたうえで、プリペイドタイプのスマホ決済を利用するという選択肢も考えられます。また、家計簿アプリを活用して、銀行口座やクレジットカードを連動させれば、スマホ決済での利用金額だけでなく、収入や支出をすべて見える化することが可能です。

「もうひとつ気をつけたいのが、クーポンです。スマホ決済アプリを使っていると、期間限定で◯◯円引きや半額になるクーポンが送られてきます。オトク感からつい使いたくなりますが、ムダな支出につながりかねません」(同)

本当に必要な支出かどうかを見極めたうえで、使用したいもの。「なんとかPay」を賢く使って、手軽に生活防衛を始めませんか?

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>>>>>セキュリティにご注意<<<<<
スマホ決済サービスを提供する会社では、不正利用時の補償制度など不安なく利用できる環境を整えています。ただし、スマホの画面ロックを設定していないなど、利用者がセキュリティ対策を怠っている場合には補償されない可能性も……。画面ロックを設定する、ウイルス対策アプリを使うなど、最低限のセキュリティ対策はしておきましょう。

あなたの“だまされやすさ”がわかる!防詐欺チェック15問

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大人のおしゃれ手帖 2019年11月号
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