どうしても相性が良くない相手なら距離を置けばよいのですが、問題なのは「切っても切れない間柄」への「怒り」。お互いをよく知っているだけにこじらせたくありませんよね。今回は、姑さんとの間でトラブルが起きたときの対処法を総合会話術仟言流代表の鹿島しのぶさんに教えてもらいましょう。
Q：私たちを思ってくれるのは嬉しいけれど、価値観が違う。姑とのいざこざはどうしたらいい？
A：一番大切なのは敬意。そのうえで伝えるべきを伝えましょう
義理のご両親は、当然ですが血のつながりがありません。それだけに遠慮もありますが、関係も長年続くと、次第に遠慮も薄れがちになります。同居しているのか、離れているのかによっても関係性は違いますが、いずれにせよ一番大切にしなければならないのが、相手を尊重して敬意を払うこと。どんなに腹立たしいことがあっても、感情に任せて対応しないこと。この先もずっと続く関係です。即座に反応しないで、パートナーに相談してみましょう。その時も、なるべく冷静に。相手だって、自分の親を悪く言われて嬉しいはずがありません。自分は、何が困るのか。何が不愉快なのか。問題と感情を切り分けて説明し、場合によってはパートナーから話をしてもらったほうが効果的です。心配してもらっていることをまず感謝し、自分たちは独立した大人であり、自分たち独自の家庭を築いているのだということを、あらためて認識してもらうことが大切です。
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このコンテンツの監修者は……
鹿島しのぶ（かしま・しのぶ）さん
【Profile】
白百合女子大学文学部英語英文学科卒。会社員を経て、プロの司会者として活動を開始。（株）総合会話術仟言流の代表をつとめるとともに、2017年までは駿台トラベル＆ホテル専門学校ブライダル学科長をつとめ、ブライダル関連、接遇会話、ビジネスマナーの授業を担当。
近著に『「また会いたい」と思われる人』『「品がいい」と言われる人』（ともに三笠書房）がある。
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（抜粋）
TJ MOOK『ＧＬＯＷ特別編集 品格を磨く所作』
監修：鹿島しのぶ
撮影：服部希代野
編集：藤木真実
ライティング：浅野裕見子（Antenna Works）
WEB編集：FASHION BOX
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