「断捨離(R)」という言葉は知っていても「とにかくモノを捨てること」と勘違いしている人が多いのでは? 提唱者のやましたひでこさん曰く、「『断捨離(R)』は、捨てる行為をくり返すことで環境を快適にし、心も整えていこうとすること」。つまり、“心地よく暮らすためのメソッド”で、ただ単に何もかも捨ててしまうことではないのです。モノを吟味し、不要なモノは捨てることで、暮らしの新陳代謝を促す。やましたひでこさんに、正しい「断捨離(R)」を教えていただきました。
《目次》
●片付けたくなる空間づくりの断捨離(R)ポイント
●やましたひでこさんのプロフィール
“断捨離(R)=とにかく捨てる”は間違い! やましたひでこさんに聞いた正しい断捨離(R)
片付けたくなる空間づくりの断捨離(R)ポイント
◎ 帰宅してリビングに荷物は置かない!
居間は最も人目につく場所ですが、帰宅時に“とりあえず”荷物を置いてしまい、一時のつもりが定着した不本意な停滞が生まれがち。
些細な習慣を常習化させないためにも、家具インテリアにこだわり、厳選したものだけ置くようにしましょう。
◎ 上の段にはモノを置かない! 見える棚は「間」があるほうが美しい
つま先立ちで腕を伸ばさないと取れない上の段には置かないこと。取り出しにくいだけでなく、圧迫感が出てしまいます。
◎ テーブルの上には何も置かない!
テーブルは食事やお茶、仕事などの作業の場。作業がしやすいよう、何も置かないように心がけて。花などを飾るならチェストなどの上に。
◎ 妥協しない! 家具インテリアは経年が味わいになるものを
家具を選ぶ際は、経年が味わいになるもの、ともに年を重ねていきたいと思うものを基準にすると失敗がありません。
◎ ペンを散らかさない! たまりやすいペンはまめに厳選して
家の中で迷子になりやすく、買い足すと見つかって増えやすい文房具。捨てるタイミングも分からず、たまる一方。置き場を決めて数も絞りましょう。
断捨離(R)で重要なのは“エリア分け”! 家族で揉めない片づけの極意
教えてくれたのは……
やました ひでこさん
プロフィール:一般財団法人 断捨離(R)代表。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離(R)」メソッドを構築し、関連書籍は11か国語に翻訳。国内累計400万部を超える。近著に『シニアの断捨離』(宝島社)、『公式本 ウチ、断捨離しました!』(大和書房)がある。
※ 「断捨離(R)」は、やました ひでこ個人の登録商標です
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Yumi Furuya[SORANE]
styling_Shoko Sakamoto
edit & text_Mizuki Sakaguchi
thanks_AWABEES, UTUWA
(大人のおしゃれ手帖 2020年3月号)
web edit_FASHION BOX, Satoko Ishikawa[vivace]
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