誰もが当たり前に行っている呼吸ですが、息を吐くことで体のなかにたまっている老廃物を排泄（はいせつ）できるって知ってますか？ 今回はイシハラクリニック副院長の石原新菜先生に意識的に息を吐くことで得られるメリットをうかがいました。
≪目次≫
●息が臭いのは老廃物が体内にたまっている証拠
●このコンテンツの監修者は……
息が臭いのは老廃物が体内にたまっている証拠
体のなかにたまっている老廃物は、息を吐くことでも排泄できます。「リラックスの神経」とされる副交感神経は吐く息とともに活性化していくので、息を深く吐くと気が休まり、血行がよくなって体が温まります。そうなると、免疫力の低下を招く「冷え」の解消にもつながります。
逆に緊張状態が続くと血行が悪くなって体が冷え、老廃物が血中にたまって健康を害してしまいます。体や心が疲れていると感じたら、意識的に深く息を吐くようにしましょう。
起床時に息が臭うのは、肺が老廃物を盛んに排泄している表れのひとつです。つまり、体内の血液が汚れているということでもあるので、テレビやお笑いの舞台を見て笑ったり、友人や家族と楽しく話したり、カラオケなどで思いっきり歌ったりして、積極的に息を出していきましょう。大量の息をともなう発声は血液のデトックスになり、横隔膜を上下させることで胃腸を刺激するので、積極的にトライしてみてください。
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このコンテンツの監修者は……
石原新菜（いしはら・にいな）先生
【Profile】
内科医。イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ講師。1980年長崎県生まれ。帝京大学医学部入学後、医学生時代から父の石原結實医師とともに海外の病院の自然療法科などを視察し、自然医学の基礎を養う。同大学卒業後、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。著書に『病気にならない蒸し生姜健康法』（アスコム）、『やせる、不調が消える 読む冷えとり』（主婦の友社）、『「冷え」をとれば9割治る！』（海竜社）など多数。
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（抜粋）
TJ MOOK『医者が教える 免疫力を上げる食事術』
監修／髙橋 弘、藤田紘一郎、杣 源一郎、稲川裕之、石原新菜
編集・執筆／株式会社はる制作室、真瀬 崇、坂本夏子
編集・執筆協力／常井宏平
撮影／中川晋弥
イラスト／桜井葉子
写真・イラスト協力／shutterstock、PIXTA、photolibrary
WEB編集／FASHION BOX
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